MAGICのブログ -13ページ目

MAGICのブログ

ブログの説明を入力します。

ずっと楽しみにしていた『海難1890』を観た。



心から感動し、涙が止まらなかった。



同じ日本人として、是非、この奇跡の事実を知って欲しい映画だった。



1890年と1985年、本当に起きた実話のヒューマンドラマ。



時を遡る、1890年、トルコの親善大使の船、エルトゥ-ルル号が、日本に上陸した。



しかし、帰路についたとき、台風に巻き込まれ、多数の死傷者を出し、エルトゥールル号は難破し沈没した。



そして多くの乗組員が、大怪我をして和歌山県串本町の海岸に流れ着いた。



その当時の串本町は、貧しい漁村だったが、トルコの乗組員の命を助けるため、村人全員で治療介護に当たった。



そして貧しく、村民は自分たちの食べるものも無いのに、難破した乗組員に食事を作り、非常用に飼っていた鶏まで、乗組員に食べさせて介抱した。



そして無事、彼らは元気になり、祖国オスマントルコへ帰ることが出来た。




日本人は、誰も知らなかったが、トルコでは小学校の教科書にも載り、日本人への恩義の心が受け継がれてきた。



そして、そこから約100年後、1985年にイラン・イラク戦争が激しさを増していた。



当時のイランの独裁者フセインが、48時間経過後、このイラン上空を飛行する飛行機は、民間機も含め、全て爆破すると、とんでもないことを世界に発信した。




慌てた世界中の国々は、自国から救援機を飛ばし、48時間以内にイランに滞在している自国民を、全て避難させた。



当然、日本政府も慌てて、日本航空の救援機で、日本人救出に向かおうとした。



ところが、ここで信じられないことが起きる。



日本航空の労働組合が、そんな危険なところに飛行機は飛ばせないと、拒否したのである。



こういう危機のために、それまで日航は政府から散々援助や保護を、受けてきた会社なのにである。



自衛隊機では、イランまで飛行出来ない。



慌てた日本政府は、他国に恥を忍んで頼み込んだ。



その国の救援機に日本人も乗せて欲しい。



だが、しかし、どこの国も自国の国民を助けるのに精一杯。全て断られた。



万事窮す。



そして奇跡は起きた。


イランに取り残された200人以上の日本人の命は、風前の灯火だと思われた時、イラン空港に2機の飛行機が降り立った。



日本人の危機を知ったトルコ政府が、日本人救出のため、救援機を飛ばしてくれたのだ。




そして残された日本人を乗せたトルコ救援機は、無事、イランを脱出でき、200人の日本人は命を救われた。



タイムリミットの48時間まで、残り、わずか1時間15分だったらしい。



しかも、驚くことに、その時、イラン国内には500人以上のトルコ人が取り残されていたのに、危険な陸路から脱出させ、日本人を全員、飛行機に乗せてくれたらしい。




当時の関係者は、何故、トルコがここまでの犠牲を払って日本人を助けてくれたのか、意味が分からなかった。



そして、事情を聴いた関係者は驚いた。



100年以上の前、エルトゥールル号の乗組員を救ってくれた日本人祖先に対する恩返しだったのだ。



当時、イラン・イラク戦争でこんな心温まるヒューマンドラマがあったことを、僕は知らなかった。



今の日本人に、このトルコ国民のような義理、人情があるだろうか。



自国民を犠牲にしてまで、他国の人を救えるだろうか。




日本には、昔から素晴らしい教えがあったはずなのに。




『かけた情けは水に流せ。受けた恩は石に刻め』






今クールで、珍しくTVドラマにはまっている。



フジテレビの水曜放送で、久坂部羊の小説原作のドラマ『無痛~診える眼』。



診ただけで病気が全て解る「神の診察眼」を持った天才医師に、西島秀俊、同じ能力を持つ病院院長に伊藤英明。



そしてトラウマを持つハードボイルドな刑事に伊藤淳史。



しかし、伊藤淳史と言えば「電車男」や「チームバチスタ」でも性格の優しい、人の良い役しか観た事がなく、こんな暴力的な刑事役には、違和感があった。



これは西島秀俊と、配役が逆だろうと思ったが、このアンバランスが結構、妙味がある。




そして劇中歌が、とても小気味良いサウンドで、妙にフレーズが頭に残る。



どんなバンドかとくぐってみたら、『ミソッカス』というバンドが演奏する『闇夜のキャラバン』という歌。



早速、YouTubeで見てみたが、あまりにイメージが違い過ぎた。



どこかの予備校生かと思う、メガネをかけた普通の男の子。



いろいろ見てみたら、『ダサカッコイイ』との評判。



なるほど・・・ビジュアルはダサくても、演奏がカッコイイ・・中々うまい表現である。



そしてサイドギターとリードギターの2人とも、レスポールを弾いている。



「何じゃ、そりゃ。こんなドライブの効いたサウンドは、普通シングルコイルのギターでしょ?」


「フェンダーのストラトキャスターにディストーションの組み合わせが普通だろう。そのほうが、このサウンドだったら、弾いているビジュアルも様になるのに・・・」



と、思わず、一人つっこみをしたくなる、アンバランスさである。



しかも、PVが、いただけない。



まるで金爆(ゴールデンボンバー)かと思うような、戦隊ものはないだろう・・・。



ところが、この曲意外にも、『愛しさと切なさと純情な感情』」という曲を聴いたが、これもメロディラインも良く、演奏も中々の出来である。



調べたら、名古屋の出身で2006年から、活動しているらしいから、それなりにキャリアもある。



ひょっとしたら、この服装、楽器、PVに至るまで、『ダサカッコイイ』を意識して、全てアンバランスに仕立てているのではないだろうか・・と思うほど。



そして、このアンバランスな魅力にはまってしまったようで、アルバムを買ってしまった。



是非、頑張ってほしいバンドである。


統一された混沌


『 Tears in Heaven 』


この連休、エリッククラプトンのCDを聴いて、久し振りにギブソン・ハミングバードを引っ張り出して、この曲を弾いてみた。



エリッククラプトン、言わずと知れた、スローハンドの異名を取る『ギターの神様』



ジミー・ペイジ、ジェフ・ベックと並び、ロック界の3大ギタリストの一人。



一番有名な曲は、デレク・アンド・ドミノスのアルバムに収録された『いとしのレイラ(Layra)』。



この曲はロック史に残る名曲だが、クラプトンの名曲と言えば、『 Tears in Heaven 』を推す人も多い。



その理由は、アンプラグドで奏でる美しい旋律もそうだが、この曲が生まれた悲しい秘話によるのだろう。





エリッククラプトンは、『ギターの神様』として、名声を欲しいままにしたが、一方でドラッグと酒に溺れていた。



そしてイタリア女優ロリ・デル・サントとの間に、コナー・クラプトンという男の子が生まれた。



しかし、父親を知らずに育ったクラプトンは、新しい家族に戸惑い、息子にどのように接して良いか、分からなかった。



しかし、息子のために父親になろうと、アルコール依存性から抜け出し、酒もドラッグも絶った。




そして母親のロリ・デル・サントは、そんなクラプトンのために息子と2人で遊園地に行かせる。




初めて過ごす、息子との時間。


4歳になった息子のコナーくんもクラプトンになついて、大喜びだった。



そして、ようやく父親として息子と向き合う自信も付き、翌日、コナーくんを迎えに行く日に、悲劇が起こった。



母親のロリと一緒に住んでいたニューヨークのコンドミニアムの53階。




たまたま清掃に来ていた男性が、窓を開け放していたため、その53階からコナーくんは転落して、命を落とした。



享年4歳。


まだ4歳になったばかりの息子を目の前で失ったクラプトンの絶望と悲しみは想像を絶する。




そして亡くなったコナーくんのためにクラプトンが、捧げた曲が、この『 Tears in Heaven 』である。




これほど愛した人が、目の前から急にいなくなる。




それは、悲しさとか寂しさとかいう簡単な言葉では表現できない、変な角度から切り込む妙な痛みを伴う。



その閉じられた本のページは、二度とめくられることはない。



『 Tears in Heaven 』


Would you hold my hand If I saw you in heaven?
もし君を天国で見たときは
僕の手を握ってくれるだろうか?


Would you help me stand If I saw you in heaven?
もし君を天国で見たときは
僕を救い起こしてくれるだろうか?

I must be strong And carry on, 'Cause I know I don't belong Here in heaven.

僕は強くならなくてはいけない
そして頑張って生きていかなくてはならないね
ここ天国は僕がいるべき場所ではないとわかっているから.




          <在りし日の、コナー・クラプトン(4歳)>