2016年、年初からショッキングなニュースが、飛び込んできた。
SMAPの解散騒動やベッキーの不倫騒動の話ではない。
あの偉大なるミュージシャン、そして20世紀最高のアーティスト デヴィット・ボウイの訃報。享年69歳。
デヴィット・ボウイがどの位、偉大だったかは、雑誌『NME』がミュージシャンを対象に行ったアンケート
では、「20世紀で最も影響力のあるアーティスト」に選ばれた。
また「エスクァイア誌の選ぶ歴史上最も洗練された10人のミュージシャン」において第1位に選ばれた。
元々は、イギリスのロンドン南部の都市、ブリクストンに生まれ、14歳の時、ジョン・コルトレーンに憧れ、アルトサックスを始めたらしい。
そして17歳で、バンドデビュー。
19歳で、前年に公開された「2001年宇宙の旅」をモチーフにしたアルバム「スペース・オディティ」をリリース。
このアルバムが、全英5位にチャートインし、人気ミュージシャンの仲間入りを果たした。
その後の活躍は、ご存知のとおり、次々にヒットアルバムをリリースし、『グラム・ロック』の旗手と言われた。
また音楽だけでなく、俳優としてもその美貌を活かし、数々の映画に出演。
日本では、大島渚監督、たけし主演、坂本龍一音楽で大ヒットした『戦場のメリークリスマス』にも出演。
2002年には「100人の偉大な英国人」の中にデヴィット・ベッカム、チャーチル、ジョンレノンといった人物と並んで選出された。
そして2004年以降に、病気で療養、音楽シーンから一時、姿を消したが、2013年1月の誕生日に奇跡のカムバック。
新曲「where are we now?」と10年ぶりとなる新作『THE NEXT DAY』を3月に発売,
全世界119か国のiTUNES STOREにて一斉配信開始され、リリースから24時間で何と、27か国のiTunesチャート1位になったのである。
そして28作目となる新作スタジオ・アルバム『★』(ブラックスター)のリリース直後、2016年1月10日に急逝した。
このアルバムのベーシスト ティム・ルフェーヴルは、ローリング・ストーン誌のインタヴューでこのように語っている。
「デヴィッドはもう死ぬんだとわかっていながらこのアルバムを作り、最後までそのことを明らかにし
なかった。この作品はデヴィッドの遺言であって、デヴィッドの僕たち全員への贈り物なんだ。
このあまりにも偉大なアーティストのこの優しさ。
デヴィッドの声と歌詞は、涙に溢れ、希望に満ちて、痛みと孤独にまみれていたんだ。
それと同時に、生き残ることへの最後の試みでもあり、生き続けられないであろうことを、自分自身で受
け入れていくことでもあったんだ」
この盟友 ティム・ルフェーヴルの言葉は、胸に突き刺さる。
偉大なるアーティストの、ご冥福を心よりお祈りします。
