『私の頭の中の消しゴム』を、やっと観れた。
日本では2005年に公開され、4週連続第1位、韓国映画史上最高の興行記録を打ち立てた珠玉の名作。
公開当時、観たかったのだがタイミングが合わず、見損ねた。
それからいろんな人がすごく良かったというのを聞かされ、観たいと思いつつ、機会がなかった。
先日、桐谷美鈴さんが自身のブログで、家に居るときの一番のお友達DVDで号泣したと絶賛していた。
・・で、BS放送でやっていたのを、やっと観れた。
そしてやはり、不覚にも泣けてしまった。
主演は今年大ヒットした「アテナ」で諜報員役で主演していたチェン・ウソン。
ヒロインはやはり大ヒットしたTVドラマ「シークレットガーデン」に主演したソン・イェジン。
これまでもラブ・ストーリーはいろいろ観てきた。
しかし、本作がこれほど大ヒットして胸を打たれるのは訳がある。
これまでのラブストーリー映画は、ヒロインが白血病なんかの病気で亡くなってしまうことが多い。
70年代のラブストーリー映画の奔り、「ある愛の詩」でも主役のアリ・マックグローが白血病で亡くなるのである。
が、しかし本作では、身体は何ともないのに、記憶が消え精神が死んでしまう。
これは残された恋人にとっては、死ぬほど辛いことだろう。
そして僕の祖母もそうだったが、アルツハイマーは直近の記憶から亡くすらしい。
今の恋人のチェン・ウソンの記憶から消え、元カレのことを覚えているシーンは正直、きつい。
そして消えていく記憶に抗うように、家中に付箋や写真を貼っていくチェン・ウソンの姿は涙を誘う。
またこの映画のタイトル、消えていく記憶を「私の頭の中に消しゴムがあるの」というヒロインの台詞は、あまりにも切ない・・。
元々、原作は永作博美主演の日本のTVドラマなのだが、同じストーリーをこれほどの純愛映画に昇華させた韓国映画、恐るべし・・。
これからの秋の夜長に、しっとりと心を温めたい方にお勧めの1本です。
