こんにちは、文筆家、エッセイスト、絵本原作者の木谷美咲です。
当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
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引き続き、根本昌夫先生の小説教室入門を受講してきました。
前回の様子
今回は提出された作品は4作品。
課題図書は中島敦『李陵』『文字禍』、日本近代短編小説選 昭和編2から『墓地の春』でした。
4作品の内、2作品は子供時代のこと。
1つは時代小説、もうひとつはPTAを巡る人事と政治の話でした。
いずれの作品も問題点が合評で挙げられ、
皆さんの指摘がとても勉強になりました。
最後に根本先生が寸評された中で印象に残ったお話を備忘録として残します。
・小説には書く必然性が必要
・主人公が新しい世界を発見するのが成長小説であり、主人公が成長するのではなく、主人公の目を通じて世界が広がるのを読者は見ている。
・小説は置き換え可能な内容ではいけない
・小説は省略した現実。わかりやすく説明する必要はない
特に「小説は省略した現実」の言葉が心に残りました。
何を書くかではなく、何を書かないかもとても大事で、
説明的な文章を書くことが多い私は耳が痛かったです。
前回も、”抵抗感のある文章でないと”と言われていたのを思い出しました。