やはり、この楽器は曲者ですね。これを強弱・硬軟万遍なく響かせるのは、並みの腕前ではなかなか難しいです。相性が合わない奏者には悪い楽器となり、響かせるコツを得ないまま終了と言うことにもなりかねません。と言うことで、今日も行って来ました。辞退者が多く、今日は3コマ12人の予定が、2コマ8人で15時前には終了となりました。
第1部に素晴らしい方が揃っていました。48番の方は本選に出て来られるでしょう。こういうプログラミングで出て来られると言うのは相当自信があるんでしょうね。玄人好みの選曲ですし、上手に弾ければ審査員に対するアピールは十分でしょう。もちろん演奏は素晴らしかったですし、音楽に対する情熱・意気込み・姿勢が伝わって来ました。技巧も申し分ありませんし、これは参りましたと言う感じです。本選では古典も聴いてみたいですね。57番の方も有望でしょうか。プロコフィエフのソナタ、昨日違うプロコフィエフのソナタを弾かれた方がいらっしゃいましたが、今日の曲の方がコンクール向きですね。昨日の曲の方は長いですし、曲が持つメッセージ性が強すぎて、曲から奏者の意図がよりくみ取れやすいのは、今日の2番のソナタの方だと思います。演奏は、特に第4楽章は圧巻で、ペダルの使い方が非常に有効で、曲にメリハリがしっかり付いていたように感じました。この方は本選でロマン派の曲を聴いてみたいですね。1番の方も悪く無かったんですが、直前のお二人には及ばなかったように思います。グラナドスを入れて来たのは珍しいですね。ただ、この曲自体にグラナドスらしさ(魅力)が不足気味で、もっと違う曲の方が面白かったのではないでしょうか。第2部は少々退屈でした。その中では最後に弾かれた21番の方が最も訴えかけてくるものを感じました。特にショパンは力演でしたよね。この方も本選に出て来るかも知れません。
2次予選は27人出場され、本選に進まれるのは11~12人のようです。私が聴いたのは16/27。7人程度が選ばれる感じでしょうか。2日目からは36番・8番・44番、3日目からは48番・57番・1番・21番の7人の方をもう一度本選で聴いてみたいですね。私は聴けていませんが、1日目55番の方と、2日目の54番の方のプログラミングは素敵ですね。とてもセンスが良い方だと思いますので、実際に演奏を聴いてみたかったです。本選に出て来られればうれしいんですが。
審査は完全独立性と言うことで、かなり審査員の好みが反映される可能性があります。夕方には公式サイトで発表になるとのこと。来週もこの素晴らしい若きピアニストの演奏を聴きに行こうと思います。





