朝10時から出場者ひとりおよそ40分×12人、夜8時までの長丁場、全て聴いて来ました。それにしても、日本と言う国にはこれでもかこれでもかと若い優秀なピアニストが次々に誕生して来るんですね。 実力拮抗、素晴らしいコンクールとなりました。今日のピアノは「ベーゼンドルファー」。この慣れない楽器によって、演奏も大きく左右された印象です。特に14番の方は、それが原因とまでは言えないでしょうが、かわいそうでしたね・・・。
それぞれの出場者に対する細かい印象は、また結果が出てから改めて記したいとは思いますが、個人的な印象では、出場順に、8番、46番、32番、57番、4番、48番、21番、38番の方の中から上位入賞者が決まると思います。小耳にはさんだ話では、結果は本選の演奏のみが対象ということなので、2次予選で良かったと思う方も、本選では案外な出来の方もいらっしゃいましたし、その逆の印象の方も居られました。本選で特に光っていたと感じた方は、8番、57番、21番、そして38番の4人の方々です。この4人の中で、2次予選でお聴きしていなかったのは38番の方おひとり。この38番の方が、「私が選んだ金賞」の方になります。2次予選がベートーヴェンのソナタたった1曲弾いただけで本選に進んだくらいですから、ご本人も相当自信がおありだったんだと思いますし、実力者だと言うことはこの時点で明白でした。今日はラヴェル「鏡」と、リストのメフィストワルツ(数年前に管弦楽編曲版を演奏しましたが、超難しかったです・・・)。細かいことはまた後日にしますが、全てに素晴らしい演奏でした。華奢なお若い女性の方ですが、無理して力むことなく、ごく自然にご自身の良点を表出し切っていました。21番の方が「私の選んだ銀賞」。演奏されたリストの「ダンテを読んで」は人気曲で、今日だけでも3人の方が演奏されていましたし、2次予選でも6人の方が演奏されていましたが、この方の演奏が最も繊細かつダイナミックで知的な演奏だと思いました。散漫気味のプログラミングで差が付いた印象です。8番と57番のお二人は甲乙付けがたいんですが、「確実性」と「器の大きさ・今後の可能性」から、57番の方を「私が選んだ銅賞」としておきましょう。8番の方は超私好みの選曲でしたが、本選で聴かせるのは、ちょっと渋すぎやしませんか?(苦笑)
「政治的な圧力(?)」や「顔が利く・利かない」などと言う要素がもしあるのであれば、もちろん順位の入れ替わりはあるでしょうけど、それはそういう事情に疎い私には良くわかりませんので。
受賞式は明日の11時からです。結果を楽しみに伺いたいと思います。



