五輪サッカーその2 | マジシャン・ハリーポッターさんのブログ

マジシャン・ハリーポッターさんのブログ

謎解き、ジブリ、映画、マジック、芸能人、ONE-PIECE、コナン、サッカーの日記が多いです。謎解きはレイトン教授が好きでやっています。参加者募集中です!ランキングが発表されますよ!

先日の後、またサッカーがあったので、それについて書きます。

 

まず、女子から。

決勝トーナメント初戦。スウェーデン戦です。

前半早々、セットプレイの連続で、ピンチの連続。そして、そのまま先制された。

立ち上がりに続けて押されていたのが問題だった。何か回避方法があったはず。

この失点で分かったことがある。おそらく、なでしこのみんなは悟っていたことだろう。それは、身長差がありすぎて、空中戦では負けるということ。最後にヘディングで押し込まれたのは、それを物語っている。これで、この試合の方向性は決まったはず。いかに空中戦に持ち込ませないか。つまり、センタリングやコーナーキックをさせない戦い方が重要だということだ。だから、サイドバックが裏を取られないような守備をしているかどうかが、戦術としての見方の大事なところとなる。

 

1対1に追いついた!最初2試合ではあまり得点しそうな気配が無かった田中が、先日のゴールで吹っ切れたのか、またゴール!岩渕が意外に得点できる人が出てきたのは大きい。

 

ところが、ここまででした。

ペナルティーエリアの端の方を縦に切り込まれて、そのまま失点。これはまずかった。失点の予兆はあった。直前、日本の右サイドバックの守備が甘く、テレビを観ながらその甘さを指摘していたところでした。その後、スローインだかになって一回プレイが切れたのですが、さっきまでペナルティーエリア横でいい動きをしていた選手へのマークが足りない。守備の甘さを指摘し、何とかスローインにできたのに、マークを厳しくしない守備に、テレビの前で何でマークしないんだ!と思った直後、やはりその選手の方にボールが送られてきた。あわてて守備が追いかけたものの、結局追いつけず、スライディングしても防げずゴールされた。本当にもったいなかった。こちらの声はテレビだから聞こえないわけだが、それならこちらの代わりに、誰かがあの選手をマークして!とか叫んでマークさせるべきだったし、マークが甘かった選手はもっと意識して守るべきだった。防げた失点だけに残念。

 

さらに、3失点目。

相手のシュートをハンドしてしまったのだ。故意では無いから仕方ないと思う人がいると思いますが、あれは仕方ないことではありません。なぜなら、ペナルティーエリアでの守備では、腕に当たってシュートコースやパスコースからボールの軌道がズレた場合は、ほぼPKになることが分かっているからです。だから、守備側は、腕を体にくっ付けたり、腰の後ろに腕を回したりして守備をします。ところが、このときの選手は腕をシュートコースの方へ出していました。ペナルティーエリアでのハンドへの意識を高めた守備が必要でした。防げた失点だったと思います。

 

というわけで、1対3で負け。もったいなかったな。1対1にできたはず。

 

1対3と結果だけ聞くと、やはり成長していないなと思われるかもしれませんが、そうではないです。

前回の記事で、攻めも守りも歩いている人がいて全然だめで、特に攻めで歩いている人が何人もいて連動が足りないことを指摘しました。ところが、この試合は明らかに改善されていました!前回の記事を読んで奮起してくれたのか?と思うほどでした。笑 この試合では動きがよくなっていて、得点の気配は何度もありました。だから、結果は悪いけれど、内容が一番よかったので、残念ではありましたが、ある程度満足する試合でした。1試合目からこういう動きができていれば、決勝トーナメントでいきなり優勝候補のスウェーデンと戦うことにはならずにもっと上へ進めたかもしれないのになと思います。

 

3年後の五輪へ向けて、戦術、動きをしっかり見直し、スタミナで負けない体つくりをし、新たな選手の発掘をする必要があります。

以前、両足でのフリーキックを決めた田中陽子は今回代表になれずに悔しがっていましたが、そういう特定の場面で活躍できる選手は必要です。高さで負けない人、スピードがある人、フリーキックが上手な人、スタミナがあって動きまくれる人。そうした選手がもっと必要です。

 

3年後、さらなる進化が見られるとよいですね!

 

 

そして、男子。

ニュージーランドと0対0のまま延長になり、それでも0対0でPKに。

PK、緊張しましたね。やはり、ベスト4に入れるかという重要な試合では緊張する。

結果、4対2で勝利! うれしかったです!

日本は1人も外さなかったのが大きい。余計にフェイントする選手がいなかったのもよかった。

 

ただ、この試合は、2対1くらいでもっと楽に勝てたはずです。2点、決定的な場面で決められなかった

。2つとも、ゴールの目の前で、ただゴールへ向けて方向を変えるだけで得点できた場面。あれは入れなくてはね。久保がゴールできないと、やはり得点力が下がる。次はいよいよスペイン戦。ヨーロッパ王者を相手に、メダルをかけての勝負です。五輪前に一度試合をしていますね。だから、お互いにある程度の強さは知っています。スペインは負けそうなところを何とか追いついて引き分けたことから、日本がこんなに強いとは思わなかったという感想をしたそうです。だから、スペインは今度はもっと手強いですよ。スペインにどれだけ通用するか。五輪前と準決勝の両方で負けなければ、日本の力は本物だと言えます。失点しないことが大切です。先に失点してしまうと、守りを固められるから。南アフリカや、ニュージーランドのように、守備を固められると得点が厳しくなる。だから、先制することが大事。

 

明日勝てば、メキシコ五輪の銅メダルを超えることができます。負けた場合は3位決定戦へ。

久保が言っていました。どうせ2試合なら、よい結果の試合にしたいと。まさにその通り。がんばれ!日本!