今からのお話は1ヶ月ぐらい前のことで、ブログに書こう書こうと思っていたのですが、遅くなってしまいました。
ピエールさんの周年ゲストで呼んでいただいた前の週、仕事で千葉に行っておりました。
車で行く仕事。
その時は3連休。
土曜日は絶対、朝から激混みになる。
以前、13時からの仕事を、朝早く出たのにとんでもない大渋滞に巻き込まれて、13時過ぎに着いたことがあります。
その時のトラウマがあるので、金曜に前乗りで千葉に入ることにしました。
手伝いで妻にも来てもらう必要があったので、そうなると子供たちも一緒に連れて行くしかない。
結局。
仕事をしている間だけ現地のベビーシッターさんにお願いして、鴨川シーワールドで子供たちと一緒にいてもらうことにしました。
ということで前日は、仕事場から近いペンションに宿泊。
そこの奥さまは優しい方で、ご自分のところでもねこと住んでおられますが、さらに。
近所の野良猫を避妊手術してこれ以上増えないようにして、ご飯をあげておられました。
部屋から見えるねこちゃんにテンションが上がる双子。
そしたら。
突然どこからか、お世辞にもキレイとはいえない痩せた仔ねこちゃんが現れ、子供たちの靴をクンクン。
奥さま曰く、
「1週間ぐらい前に突然現れたの。誰かが捨てていったんじゃないかと思う」
と。
そうかぁ…優しい奥さまにゴハンもらって、元気で暮らせよ。
そんなふうに思っていたのですが。
ペンションの周りにいた、野良ねこを見ると。
残念ながら、経験からわかってしまったのですが。
十中八九、猫エイズに感染しています。
なぜわかるかというと、ゴンを保護していたからです。
あのときと同じ症状。
よだれを垂らし、同じ臭いがしました。
猫エイズキャリアのねこが例えば仔ねこを咬んだりケンカしたりして、なんらかの理由で血液が触れ合ったりすると、仔ねこに伝染るわけです。
獣医さんからは、唾液も危ないと聞いていました。
仔ねこは、病気のねこと一緒の器でゴハンを食べていました。
環境としては残念ながら、極めて伝染しやすい。
しかも新入りなので、ゴハンを食べようとすると、他のねこからぶん殴られたりしていました…。
まだ未来あるこの仔ねこまで、この環境でエイズが伝染るのは可哀想だなあ。
そんなことを思ってしまいました。
また、如月の悪い癖が出ました。
見かけた全部のねこを助けられるわけじゃない。
そんなことはわかっているのですが。
ねこ好きの妻に相談しに行くと、さすが妻、皆まで言わずとも、話を察してくれました。
そこからは話が早かった。
ペンションの奥さまも、この仔ねこどうしたものかと思っていらっしゃったらしく、如月の話をきちんと聞いてくれました。
里親詐欺、虐待などの心配がないように、こちらの素性を明かしまして。
数日部屋の中で、他のねこと隔離しておいてくれれば、来週中ぐらいに迎えに来ますと。
ただひとつ、奥さまにお願いをしました。
まずは仔ねこを病院に連れて行ってほしいと。
薄情なようですが。
もし既に、治らない病気が伝染してしまっていたら、あるいは先天的にそういう病気を持っていたら。
まずは先住ねこのいちまるとエルを守らなければいけないので、もしそうなら、残念ながら現状の家では引き取ることができない。
まだ、他のねこから病気が伝染していない確率に賭けました。
そして。
ペンションの奥さまの行動がマジで迅速でした。
金曜日に宿泊。
土曜日に仕事をして、千葉から東京に戻って来ましたが。
なんと日曜日に連絡が来て、朝イチで病院に行ってくださったと。
諸々陰性でした。
間に合ったー(>_<)
そして奥さまはその足で高速バスに飛び乗り、東京まで仔ねこを運んできてくださったのです。
そんなわけで。
ということでまずは念入りにシャワー。ノミや、ノミのフンを徹底的に落とす。
少しキレイになったら、もはやこの貫禄である。
当然ながら子供たち、気になって仕方がない。
ありがたいことに、すぐに慣れてくれました。
そして、あれから約1ヶ月。
如月家のねこたちは、『今のところ』みんな数字にまつわる名前がついています。
17年前、如月の実家にねこが6匹いたので。
最初の子はナナ。
次の子がハチ。
で、末っ子がココ。
その3人の子がこの3年ぐらいで相次いでいなくなり。
次に来たのが、いちまる。(10人目なので、1と0でいちまる)
いちまると一緒に引き受けたのが、11を表す『エルフ、エルブ』から、エル。
そして、今回で12人目となりました。
マジックの世界で、『12』といえば、トランプのクィーン。
なので。
『クィーン』→『くいん』→『くうちゃん』
ということで。
この茶トラねこの名前は、
『くぅ』
になりました。
『くうちゃん』と呼ぶことが多いと思います。
また如月の悪癖により。
家族が増えてしまいました。
子供たちは喜んでいます。
まだワクチンを打つには小さすぎるらしく、それまでは『念のために』隔離しといてくださいと言われているので、いちまる、エルとはそこまで触れ合っておりません。