執務納め、そして年末の休暇に入っても、僕の意識は冠雪の稜線をなかなか越えられないでいる。自由とか飛翔ではなく、気が晴れる場所をただ探しているだけなのかもしれない 。しかし、一度失われた地平線の輝きは簡単にはかえってこない。あの頃のように あるいはあの日だけが……さまざまな思いと溜め息を乗せて、閑にきみのルートを照らすもの。未知の光あるいは既知の影それらの狭間で、稜線は次第に形を変えていく。
イブの雪明かりに遠いイブの日のきみの声がまだどこかで聞こえるようで耳を澄ましてみるがずっと心の音叉は鳴らない封印された日々が幻像のように揺れる一日の終わりにきみの揺るぎない意思を感じさせる未明のひかりがゆっくりと射してくる
東京日帰りが多かったが、久しぶりに東京で宿泊。麹町から朝の都心部を望む。 前日のシャングリラでの酔いがまだ残っているようで。女性起業家の皆さんにお会いしたが、社員を大切にするしっかりとした理念と成功体験はとても刺激になる。クリスマスが近い。物思いにふけるには絶好の季節だが、日本の進路が気になる。
影を追う光すっかりきみの街にも 冬がやってきたんだね親しかった人が去ったあとの空っぽの家に代わる代わる新しい冷気が入ってくる木々はただ凝視しているだけで決して漂流者について語らないクリスマスを祝う木管楽器の調べも圧勝とか惨敗とかで翻弄される人々の溜め息もただ凍てついてやがて化石になるとはいえあの頃のあのとき見た夕焼けが 一人ひとり違っているとしてもただあまりに懐かしくて街の片隅に立って今日もずっと空を見上げている