影を追う光 | The Magellan

The Magellan

Poetry Magazine Magellan 発行人のブログ

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すっかりきみの街にも

冬がやってきたんだね

親しかった人が去ったあとの空っぽの家に

代わる代わる
新しい冷気が入ってくる

木々はただ凝視しているだけで

決して漂流者について語らない

クリスマスを祝う
木管楽器の調べも

圧勝とか惨敗とかで翻弄される人々の溜め息も

ただ凍てついて
やがて化石になる

とはいえ
あの頃の
あのとき見た夕焼けが

一人ひとり違っているとしても

ただあまりに懐かしくて

街の片隅に立って
今日もずっと空を見上げている