CXのデビューは1974年、そして1989年まで作られていた。
あのナイフのような“ハイドラクティブ”XMと、名車とはいえクラシックな印象のDSの間、
シトロエンのハイエンドモデルは、このCX一代しかない。ずいぶん長い。
横から見るとぐんにょり弓形のボディが特徴で、多くの人にとってシトロエンの原体験は
ほぼこれとGSで出来上がっているといっていい。
CXは間違って現代に飛来した、未来の物体のカタチをしていた。
当時、見るものに衝撃の「未来」を見せつけ、そして去っていった。
そして現代。
次世代のベンチマークを標榜するクルマのカタチはどうだ。
プリウス、インサイト、
CXの弟のようなカタチをしたクルマが増殖してるのをみてると、
どうも未来のイメージというのは、シトロエンが提示したものから
進化してないんだなと思う。
というか、
やはり、あれは本当に未来から来た物体だったのかもしれないな。。
未来のモノにしては随分壊れたらしいが、
格好だけは現在進行未来形だ。


