★うーん、ひたすらに何気なさ過ぎる。。。GTIは徳大寺センセも乗ってた。
戦うゴルフといっても球技じゃなく車の話で。
フォルクスワーゲンは伝統的に車に風の名前をつけます。ゴルフはメキシコ湾の風の名前、
英語的にはガルフですね。
もう6代目までいってますが、今見ると「1」は細かいところまでデザインされていてモダンで
えらいかっこいい。さすがにジウジアーロものなわけで、風の名前がピッタリくる。
そこにいくと似てはいますが、「2」は全く洒落っ気がない。
車という最少概念をカタチにしただけ。っていうへんな割り切りがあって、ゴルフって名前も風って
感じじゃなく「こんなんでも友達とゴルフにいけますよ。お父さん」という意味かってくらい。
さらに中古市場でも値段が安く、タマも多い。
おかげで「2」は史上最もイバリの効かないガイシャとして認識されています。
また、このクルマのオーナーもオーナーで、まったく恥じ入るばかりに、そうでなければ
全然クルマなんか気にも留めない風を装って、このクルマに乗ってるわけです。
でも、本気のゴルフはこれだけです。
それこそ泥まみれで戦った。
世界ラリー選手権グループAで86年、こいつはチャンピオンに輝いている。
悪路は4WD、ドリフトはFRのものと思ったら大間違い。ドライバーのケネス・エリクソンはこの年、
FFドライブの限界技を見せてくれた。グループAがトップカテゴリーになった翌87年も、ランチャ
・デルタ、マツダ323を向こうにまわし、まるでコマネズミのようにくるんくるんコーナーを駆け抜
けたものでした。
アルファのジュリア?プジョー106ラリー?
レースで活躍した車が偉いなら、「2」のほうが遥かにエライ!とオーナーは誇っていい。
ただし、変に大事にするのは似合わない。こいつは生まれながらの完全なるツール。
使いつぶしてる姿がかっこいい。
冬の山道で屋根に雪を背負ったまま走ってるボロボロの真っ赤な「2」とすれ違ったけど、
むしゃぶりつきたくなるほどかっこよく、頼もしい感じでした。自家用にして「はたらくクルマ」の
悲哀をもってるのは後にも先にもこやつだけなんだと思います。