モータースポーツというやつは、スポーツという名前を擁しながら、

実に血なまぐさい歴史がある。

F1と呼ばれる、そのスポーツの頂に属するカテゴリーは、

いとも簡単に人の生命を奪ってきた。


ここに一人の男が登場する。

オーストリア人ニキ・ラウダ。

コンピュータとまで呼ばれた冷徹な走りで、3度の年間チャンピオンに輝き、後に

王者の遺伝子を若きチームメイト、アラン・プロストに引き継ぐことになるドライバー。


ラウダは低迷する70年代前半のフェラーリF1チームにルネッサンスをもたらし、その名を

轟かせた。彼がうまいだけのドライバーでないことはポールポジション24回の通算記録

が証明している。カミソリのように、切れ味するどい走りでフェラーリを表情台に導いた。



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★76年ドイツGPニュルブルクリンクでの悲劇

 事故で燃料が入っていたサイドポンツーンが潰れ、そこから炎上。瞬く間に火に包まれたラウダの312T2。

 レースを捨て、救出にあたるドライバーたちが映し出される。

 ラウダは彼らのおかげであの世から戻ってこれた。彼の事故は世界チャンピオンの事故ということで

 当時世間に衝撃を与えた。



この事故は確実にF1界を変えた。

それまでは「レースに事故はつきもの。たまには起きるし、何回かに一回は

死にいたることもある」という、半ばありうべき不幸のように思われてきた。


ラウダの考えは違った。

事実、彼は事故前にニュルブリクリンクの危険性を具体的に訴えていた。

彼はスピードに魅入られた天才でもなく、チームへの忠誠のために命を危険に

さらすことも受け入れたりしない男だった。

さらに彼は人一倍舌鋒鋭く抗議し、行動もできた。


死神にとって不幸だったのは、99%死の世界取り込みながら、一番面倒くさい

男を人の世へ戻してしまったことである。


生還したラウダの頭部から顔にかけてほとんどを溶かした火傷のあとは、何よりも

雄弁にF1レースが持っている危険性を訴え、本人がその傷を意に介さずさらすのを

見るにつけ、GPレースの主催者、フェラーリチームの首脳陣は身も凍る思いだったろう。

ニュルブリクリンクはその後F1レースから除外され、F1カーの安全基準は改善されはじめる。


また、ラウダは主催者、チームの都合に関わらず、ドライバーたちが危ないと

判断したレースはやらない権利があるということを、その後数度にわたって訴え、

実行していている。富士で行われた雨の日本GPではチャンピオンに手が届くレースを

その理由で放り投げ、エンツォの怒りを買った。


醜いケロイドをさらしながら彼が示したのはF1ドライバーの新しいカタチだった。

年々スピードが増し、危険度が上がるレースの中でラウダが示したプロ意識は

その後のドライバーに大きな影響を与え、多分多くのドライバーの生命を助けたと思う。


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はるか後年になるが、89年、中島が4位入賞した豪雨のアデレードでプロストが主催者に

抗議して、レースを放り投げたことがあった。

グローブを叩きつけ「やってられるか、こんなこと!」と多分言ったであろう。

チャンピオン争いでプロストを追う、チームメイトのセナがレースに出て追突してるのと対照的で、

どうも当時の日本人にはプロストがとんでもない卑怯者に思えた人も多いと思うが、

ラウダの意志をやっぱりこの男は引き継いでいるなという思いを新たにした。


思いを新たにはしたが、セナと立場が逆でもやっぱり放り投げただろうか。






クルマと人の写真館-K11

★これが「あなたの近所のマーチ」なんて!かっこいいでしょう。

 ドライバーの顔の角度見てください。滑りまくってます。



なぜか、ニッサンはこの車だけは10年周期で作ってくる。

マーチは1代目も2代目も3代目も只者ではない。


K11と呼ばれる2代目はかわいい小動物的な顔つきでなんの変哲もないカタチをしてましたが

、他の安い車に比べてうわついたところがない、飽きのこない車でした。


レースでもかんばってます。

ヨーロッパではマイクラと呼ばれ、シャモニーのアイスレースではプジョーとかの好敵手だった。

コイツはお母さんお姉さんだけの車じゃないんです。


「もしも、車メーカーがサンタのそりをデザインしたら?」

という企画をイギリスの著名自動車誌『car magazine』 が実施したそうです。

日産、フォード、ベントレー、ロールスロイス、アウディ、アストンマーティン

、ランドローバー、ヴォクスホール、ジャガーが参加しました。


あー、おもしろい。



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デザインは一般人から評価してもらうんですね。

これは、いまんとこ人気ナンバー1の「ランドローバー・サンタそり」。

メカニズムの解説まであって、本気度高し。何よりサンタが乗ってて楽しそうなんだな。



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次は「アストン・マーティン・サンタそり」。

羽が生えてたりして相当カッコイイんですが、なんかデザインスケッチの枠を出てないんですね。

このデザインコンペをメーカーがどう捉えてるかというところも見ものです。



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「フォード・サンタそり」。

ああ、やっちゃった。

販促ゴコロ見え見えの、全く想像の範囲を出ないデザイン。

「荷物こんな積み方したら、落ちるよー。」とか現実的に考えちゃう。



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さらに、いけてないのがコイツ。アウディ。

てか、ソリですらないじゃん。

多分、頑固にソリの雪上走破性を検討した結果、タイヤを採用したのだと思いますが、

ともかく、ドイツ人はこういう遊び企画はダメみたいです。



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「ベントレー・サンタそり」

市販車のデザインイメージを使うんだったら、これくらいファンタジックじゃないとね。。

ライトの付き方がかっこいい。



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「日産・サンタそり」。

うーん、がんばって未来テクノロジーを訴えてる感じが仇となったような。。。

こんなのでサンタが着たら、子供はちょっと恐がるだろ。


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「ジャガー・サンタそり」

もはや、サンタでも、ジャガーでもない、

ヒコーキだろ、コレ


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「ロールスロイス・サンタそり」

うーん、なるほど。さすがは伝統のロールス。トナカイに引いてもらうの前提で

考えてる。シルバー・メリークリスマスだな。



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「ヴォクソール・サンタそり」

日本のアニメーターが書いたみたいな感じですね。


ま、デザイン力というより、メーカーの遊び心が問われるコンペですよね。

ともかく

イギリスの著名自動車誌『car magazine』 ですか、やりますねー。

日本じゃ、雑誌ってどんな雑誌も最近は売れないんで、廃刊続きなんですが、

こういうことができるというのが、クルマ雑誌の正しい立ち位置なんだと

思いますね。


はい。

どれがお好みですか?