#1の続き
新金谷駅1番線に到着。到着後、乗ってきた近鉄特急、いや近鉄特急型の大井川普通をすぐに回送し、SLを入線させる作業が始まりました。
狭い構内での作業でなかなか迫力がありました。
駅の正面にある売店「プラザロコ」には名物駅弁がたくさん積まれていました。
また、心配していた乗客の入りですが、車や観光バスで来た方が多いようでかなりの人が集まりました。
本日は蒸気機関車C108を先頭に旧型客車が5両(青色1両、黄色4両)、さらに味わい深い電気機関車も最後尾に連結されています。(ざっくりした説明ですみません。)
私は先頭の蒸気機関車のすぐ後ろの青い客車の1ボックスに陣取りました。パスの利点を最大原利用して、座席指定を取らずにいましたが、幸いにもこのボックスに予約をされた方がいらっしゃらなかったようで、そのまま9:50分に出発しました。
列車はスピードこそはでませんが適度にゆれますので、遊園地のアトラクションに乗っているかのようです。
また、窓も開放できるので沿線のフレッシュな空気もめいいっぱい吸うことができます。(SLの蒸気もちょっと吸い込みます。)
さらに、線路と車輪が奏でる一定リズムの列車音に
たまになる汽笛の音がアクセントとなり、聴覚を心地よく刺激してくれます。
「年季の入った車両ではございますが………」
と車掌さんが謙遜してアナンスされますが、「よくぞここまで貴重な列車を走らせてくれました」と敬意を
表したいです。
雄大な大井川の礫の多さや川幅の広さにも圧倒されますが、茶畑の車窓も似合います。
約30分弱で終点の家山駅に到着。
なかなか密度の濃い時間でした。
家山駅のホームには桜吹雪が、降り注いでいました。
来るタイミング、ドンピシャです。
大井川鉄道は運休区間をまたいでまだ先がありますが、パスの乗り放題区間はここまでで、磐田戦の時間も迫っているので、折り返し、新金谷に向かいます。
今度は黄色の車両に乗り込みます。津軽鉄道のストーブ列車の黄色客車を思い出します。
今度は往路最後尾だった電気機関車が引っ張ります。
重厚な色の歴史ある機関車に金の三菱マークは映えますね。
復習がてら、同じ路をたどり、新金谷駅に到着です。
所要時間は往路復路とも同じに設定されています。
金谷駅行きの列車がしばらくないので20分ほど歩き、
金谷駅から東海道本線で途中の掛川駅で降り、そこで昼食に天丼を食べ(美味しかった)、再び乗車後、近年できた御厨駅で降りて、徒歩でヤマハスタジアムに向かいました。ちょっと急ぎ足でしたが、ちょうど時間に間に合いました。
(新金谷駅から金谷駅まで、のどかな風景でした。)
(#3へと続く)