心眼 | 益田郁弥の無灯火の術

益田郁弥の無灯火の術

益田郁弥のブログ

水無月京子の事件簿 嚥下編

そこはトタンで覆われ、ヤリイカが発情をしたときの色をした古い工場だった。

水無月「ここね。被害者と親しかった人はいたの?」

堂島「三船功一42歳、被害者の先輩でとてもかわいがってたみたいですね」

水無月「その人に話を聞いてみましょう。さぁ、おもんぱかっていくわよ!」

工場長に三船を呼び出してもらい、工場の応接室で話を聞くことにした。

三船「なんですか?刑事さん」

水無月「柴原さんが亡くなられたのはご存じですね。柴原さんを殺害するような人物に心当たりないですか?」

三船「いや、人から恨まれるようなやつではなかったと思いますね」

水無月「三船さんは事件があった日の夜九時頃なにを施してましたか?」

三船「家にいましたけど。俺のこと疑ってるんですか?」

水無月「.........いえ。ここで作業してる人はみんなジーパンを履いてるんですか?三船さんのペイントされてて格好いいですね」

三船「ここの作業服これなんですよ。まぁ今ペイントしてるやつあんま見ないですけどね。」

水無月「すいません、お仕事中に。ありがとうごさいました」

三船「また何かあったら言ってください」

水無月たちは工場を後にした。

水無月「やっとわかったわ」

堂島「もう犯人分かったんですか!?」

水無月「事件は咀嚼し嚥下し消化しきったわ。あとは排泄するだけよ!!」

次回へつづく