コチラ下差しの話の続きです。


アラフィフになると、
子供の受験・進学の他に、
老いてゆく両親も、また、心配の種である。
まあ、心配されるアチラはアチラで、
老いた自分のことだけでも精一杯はなずなのに、
いつまでも娘(私)や孫を心配している…
ありがとうなのか、まあ、ありがとうございます、ですね。
いや、申し訳ないだなあ。
だから、私、一生懸命生きているつもりなんですが、
結局、親が私を心配しないことは絶対にないので、
これはお互い様の、ありがたく申し訳ないの堂々めぐりなのだ。

特に、
私達は、
旦那の会社の都合で(東京と名古屋の力関係で悲しい
「転勤」などと生ぬるい異動ではなく、Iターン状態。

タイミング悪く、
コロナ禍での息子の高校・大学受験。

という事情で、
もう、かれこれ、
丸4年、両親の顔を見ていない。

まず、
これが、そもそもいかんのである。

いかん、のだが。
コロナ禍では、どうにもできなかった。

息子が高校1年生と高校2年生の正月に、
帰省を企てたのだが、
名古屋ナンバーの車が埼玉県の実家の駐車場に停まっているのは、如何なものか…と、
ご近所さんの手前、父が帰省に難色を示した。

まあ、
そりゃそうだわな。
当然だ。

年老いたご近所さん同士、
助け合いながら生活しているわけだから。
遠くの親戚より近くの他人、
私達は、帰省を諦めた。

そして、
大学受験。

その後、
無事に大学生にはなれたが…
大学生の夏休みのスケジュールが想像できず、
おまけに、夏休み序盤に家族全員でコロナに罹患。

結局、今年の夏休みも帰省せず。

息子が9月に東京ドームにお友達と野球観戦に行くと話したら、
息子に会いたいから、東京ドームまで行って食事くらいご馳走する!と張り切っていた母。

しかし、
実際問題、
東京観光を楽しみにしていた息子のお友達の前に、
80超えた爺さん婆さんが現れたら…
びっくりするわな(笑)
戸惑いますぜ。

若者を困らせるもんじゃない。

息子との久しぶりのご対面はやんわりとお断りした。

今となってみたら、
こんなにぷっつり連絡が来なくなるくらいなら、
無理矢理東京ドームでご馳走させておけばよかった…とも後悔した私であった。

とにかく、
携帯に連絡がない。
待っても待っても、連絡がない。

一度意を決し、
母の携帯に連絡もした。

が、出なかった。
折り返しもなかった。

もう二度とかかってくることはないのかも知れない…と、覚悟するオレであった。
ひとりカラオケ行ってたりしましたが、
イマイチ楽しめてなかったのは、
多分、そんな理由もありました。


が。

突然、

昨日、

母の携帯から、不在着信。

良い知らせ?
悪い知らせ?

どっちなの…

〜続く。