『マウリッツハイス』と聞いてもピンと来ない方でも、フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』と聞けば「ああ、あの絵か」と頷かれるのではないでしょうか。
このところ新聞や雑誌などで目にすることが多い「西洋風見返り美人?」(笑)のあの絵画です。
この展覧会には昨年の秋ごろから行こうと決めてはいたのですが、9月29日から翌年の1月6日までという展示期間は少々余裕がありすぎました。そのうち行こう、いつでも行ける、とついつい油断していて、明日が最終日だと気が付いて慌てて今日行って来たという次第です。
展覧会公式サイト http://www.asahi.com/mauritshuis2012/
展覧会最終日直前ということで混み合うことは覚悟していましたが、博物館入口に繋がる長蛇の列を目にした瞬間に早くも疲れが襲ってきました。取りあえずは最後尾に並ぶしかありません。

厳しい寒さの中で15分。やっとたどり着いたのは館内の当日券売り場の窓口でした。会場入口はまだ先にあります。チケットを買ってからもおとなしく列に並んで会場入口への道を歩みます。のろのろ歩むうちに会場入り口が3階にあるということを知りました。
3階っ!ここはまだ1階。道は遠いぞ。自分に言い聞かせながら入口へのコースを黙々と歩きます。いくら巳年だからといっても蛇のようにクネクネと進まなければならないのか!いえいえ、巳年とは関係ございません。そんなこと係員は言わないでしょうが、そんなことを考えているうちにようやく入口に到着。
しかし、会場に入っても通勤電車並みの混雑でした。列に並んで順番に作品を見て行く気力はすでに失せていました。本命の『真珠の耳飾りの少女』だけでも見てやろうと、作品が展示されている場所に直行しました。
何とそこにも長蛇の列。ロープに沿ってクネクネ歩まなければなりません。
「作品の前に辿り着くまでに10分程度かかります。作品の前では立ち止まらないで、5~6秒で移動してください」
誘導する係員の声に気力も萎えてしまいそうでしたが、牛歩戦術で1分ほど粘ってせめてもの抵抗。やっぱりもっと早く来たらよかったな。
でもオリジナルの迫力は感じました。44.5cm×39cmの比較的小さいカンヴァスに描かれた油彩作品ですが、存在感は十分。印刷物で見たのとは肌の艶や衣服の質感が違って見えました。ちら見でも原物を見ることが出来て満足。「見る」のではなく「観る」ことが出来たらもっと良かったでしょうが。。。
この作品の他に数点だけ見ましたが、『レンブラントの自画像』 と、フランス・ハルス作の『笑う少年』 が印象的でした。
『笑う少年』は直径30cm程度の円形の小作品ですが、荒っぽい(と思えるような)タッチで描かれているにもかかわらず、柔らかそうな髪と何とも愛らしい笑顔が生き生きして見えました。
『笑う少年』といってもこの動画とは無関係ですから(笑)念のため。
⇒ http://www.youtube.com/watch?v=AA15kkG-n3s
待ち時間40分、鑑賞時間10分。人混みが苦手な私は、すっかりくたびれてしまいました。
博物館を出てから、せっかく三宮まで来たのだからと、生田神社に初詣に立ち寄りました。
しかしそこも

参拝するまでに長蛇の列。
並ぶのはもうたくさんだと諦めて、そそくさと家路に就きました。
「巳年」だから「長蛇」の列が相応しいとは決して思いません。ただただ「ヘビー」でした。
お後がよろしいようで(笑)
