文楽 | キッチンラーメンのブログ

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思いつくまま、つれづれに

文楽を生でご覧になったことがおありでしょうか?
私は、昨日初めて観て来ました。

退職後、私の引き籠り阻止(笑)に尽力してくれているK氏からのお誘いでした。テレビでチラッと観たことはありましたが、生で観たことなどなかったので、生きているうちに一度くらいは観ておこうかという程度で、おそらく最初で最後になるだろうなという感じでした。極めて不真面目な態度ですね(笑)

大阪ミナミの地下鉄日本橋駅からほど近い国立文楽劇場。総席数753席ということですが、私の予想に反して客席は満席でした。

大阪地域限定かもしれませんが、最近ある事情で(笑)、文楽(あるいは文楽協会)が脚光を浴びていますので、その波及効果なのでしょうか?それとも元々根強い人気があるのでしょうか?これなら行政からの補助金を当てにしなくても、やり方次第で十分運営していけるのではないかなと思ってしまいました。

夏休み特別公演と銘打たれ、午前・午後・夜の3部に分けて公演されているうち、私が観たのは午後6時半開演の夜の部・サマーレイトショーで、演目は、近松門左衛門作の「曾根崎心中(そねざきしんじゅう)」(生玉社前の段・天満屋の段・天神森の段)でした。

ストーリーは私がご紹介するまでもなくご存知かと思いますが、どうして心中するしかなかったのだろうか?と考えてしまいました。時代背景もあるので仕方のない選択なのかもしれませんが、現代ならば、オウム真理教事件の逃亡者の例もあるように10年や20年くらいは2人で生きていけるのになあと・・・。

それはともかく、文楽と言えば人形浄瑠璃。黒衣(くろご)が人形を操ることで成り立つわけですが、1体の人形に3人もの黒衣というのは多すぎるように思えました。※黒衣は「くろこ」と呼ぶと思っていましたが「くろご」と濁るのが正しいようです。

文楽に関して素人の私のことですからお許しいただきたいのですが、2体でも6人、登場人物の数によっては数十人の黒衣が一度に登場するわけですから、如何にも目障りに感じてしまいました。

しかし不思議なもので時間が経過するうちに黒衣が気にならなくなり、まるで人形だけが動いているような錯覚に陥ってしまいました。

主人公の二人、お初と徳兵衛、特にお初の指先の柔軟な動きには感動しました。構造上、指は動いていないと思うのですが、手首・掌の自然で滑らかな動きで私には指先までが動いているように見えたのは、人形遣いの方の技量の賜物なのでしょうね。左手だけ(頭も担当?)を操る黒衣の存在とその技に目が釘付けになってしまいました。

予備知識なし、良く言えば先入観なしで臨んだ私ですから十分な説明は出来ませんが、最初で最後になるだろうとの考えは、脆くも崩れ去ったように感じました。

生でご覧になったことがない方には、一度ご覧になられてはとお勧めしたいですね。

文楽に造詣の深い方からは笑止千万と言われることでしょうが、昨夜(4日)は、文楽(人形法瑠璃)侮り難し!と感じさせられた夜でした。

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