20160710 建築巡礼3 | ヨネダ設計舎のブログ

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ふたつの名作住宅を見た後、車で約15分.


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芦屋市民会館 1963年 坂倉建築研究所 西澤文隆 山崎泰孝  docomomo NO.141


外壁の改修工事がなされていて、以前見た時よりも、年月のアジはなくなっていましたが、貴重な建物がメンテナンスされて大切に紡がれていくのはとても尊い事だと思いました.

集会場、ルナホールは予約していなかったので見学できず.


市民会館をあとにし、川の向こう、山の中腹に見える建物を目指します.



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旧山邑太左衛門邸  1924年 フランクロイドライト docomomo NO.23


日本に3つしかない、フランクロイドライトが設計した建物のうちのひとつ.




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ここは学生の頃何度か訪れましたが、久しぶりに来て、当時は気付かなかった色々なことがわかりました.


天井高の切り替え、床の段差、垂れ壁でつくる空間の繋がり.

空間の境界を建物の寸法で絶妙につくっていました.

階段の途中、アタマすれすれまであるタレ壁をくぐる、上がる、さっきくぐった上部空間とつながる・・・

ライトの特徴のひとつ、空間を走る線状の幾何学模様.

巾木や垂れ壁、枠などがその幾何学と混ざりながら幾重にも重なることで意匠と結界の融合がおきていました.




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ここは来るたびに新たな発見がありそうな気がします.





それにしても、神戸という町はすごい。。。狭い範囲にまだまだ名建築がぎっしり.

(村野藤吾さん設計のシトー会 トラピスト修道院に見学許可の問い合わせをしましたが、現在見学は受け付けていないとのことでした。。。)


その後、ダンディなガソリンスタンドの店長にパンクしたタイヤを交換してもらって、神戸大学へレクチャーを聴きに向かいました.










つづく




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米田雅樹 三重県 建築設計事務所