101歳のお母さんとのお別れ | まえぽん帝国

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社会人アーティスト“まえぽん”の
華麗にて波乱なる日々のドラマでございます〜!

そのお母さんの訃報を知ったのは日曜日の朝の事。

地元でとてもお世話になっていたTさんのお母様。
お会いするたびに笑顔で
優しく声をかけてくださった。
入院されていたとお聞きしていました。

土曜日にTさんにメールを送っていた時
お母様は危篤状態だったと後で知りました。
そんな大変な時に対応して下さっていたなんて…
Tさんの懐の大きさ改めて実感するのでした。

昨夜のお通夜と今朝の告別式
参列させていただきました。

大正 
昭和
平成と
駆け抜けてこられたお母さん
過酷な運命に翻弄され、ご主人を失い
2人のお子さん立派に育て上げられたお母さん。
いつも陽だまりのような笑顔で
そんなご苦労の欠片も感じさせないほど
おおらかだったお母さん。

90歳になられるまで
メガネなしで御書講義をされていたとか。
教師をされていたと後で伺い、その講義のわかりやすさ、明確さに何度も感激したものでした。

101歳と4ヶ月

それは
一見長いようにも思えるかもしれないけれど
一瞬の瞬きのような儚さを感じるのです。

私はまるで娘のように、
胸にぽっかりと穴が開きました。
この日がいつか来ることをわかってはいたけれど
生命の道理だとわかっているけれど
未だ受け入れられずにいるのです。

会えなくなってしまう寂しさ.
それが
たとえ何歳での旅立ちであっても
この気持ちは理屈では無いのです。

出棺の前
おしきみと白い菊の花を2、3度
お母さんのお顔の側に運びました。
百歳を超えているとはとても思えないほど
凛々しく美しいそのお顔は、遺影の姿そのままでした。

お母さんの旅立ちの直後
東京の桜は満開になりました。
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霊山で一休みしたら
また、私の近くに還ってきてくださいね。
その日を楽しみに、私は生きていきます。

改めて心から
ご冥福をお祈りいたします。