闘道館で行われた「新間寿84歳 暴論遺言」
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「今日は昭和94年3月21日!明日22日で私は84になりますが、私は昭和100年まで生き抜きますよ!」
そんな第一声から、トークショーはスタート。
昭和活字プロレスの仕掛け人ターザン山本との掛け合いで、トークショーは進んで行きました。
「猪木はお金に汚いというイメージがあるかもしれない。でも猪木は馬場さんと違って、ハワイにマンションを買ったり、キャデラックを買ったりといったことに興味のない人なんです。アントンハイセルも永久電池も、世のため、人のため、レスラーのためにと純粋に思っての行動だったんですよ。」
「私は営業マンなので、マッチメイクには興味はないのよ。リングの中のことはレスラーに任せておけばいいというのが、私の考え。興味があるのはチケットを売ることだけ。チケットを売るための仕掛けは、それはいろいろ考えたねぇ」
「私の考えではプロレスの神様はルー・テーズ、トレーニングの神様がカール・ゴッチだね」
「ゴッチの悪口を言ってるのは、ゴッチのトレーニングについていけなかったレスラーたちですよ」
「ミスターXには参ったねぇ。黒帯を胸の下辺りで結んでいるのを見て、こりゃダメだと思ったよ。こいつ、道着を着たことないなって」等々。
ここでは書けない秘話も含めて、新間節を堪能させていただいたのでした。
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東スポ伝説
東京スポーツの伝説的見出し50本を集めた本です。
トークショーの中で、ターザン山本氏は
「東スポの櫻井康雄さん、ゴングの竹内宏介さん、そして新間さんが連携して生まれたのが昭和プロレスなんですよ〜!」
と絶叫していましたが、全く同感です。
新間氏の仕掛け、東スポの煽り、ゴングのインタビュー。
これらの連携が昭和プロレスを成立させ、ファンを熱狂へと導いたのでした。
「でもね・・・有名な猪木・シン新宿乱闘事件は仕掛けてないよ。偶然出会った二人が、突発的にぶつかったの。だから東スポにも現場写真は出ていないよ。」
とのこと。
新間さん曰く
「ヒールのシンが猪木に出会ったら、それが街の中であっても、襲いかかるのが当たり前ということ。昭和のレスラーは凄いよね。」
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途中、初代タイガーマスクがバースデーケーキを持って現れるというサプライズもあり、約2時間のトークショーはあっという間に終了。
イベント終了後に、新間さんのプレゼントをいただくためのジャンケン大会。
こういうイベントには全くクジ運の無い私なんですが、この日はお宝をGET!
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新間さんがWWFの会長だった時代の名刺をいただきました!
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そして記念撮影。
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最後に、闘魂Capにサインをしていただいたのでした!
昭和プロレス者の私にとって、それはそれは居心地の良い2時間でした。
東スポ伝説 一面見出し、そこは一行の劇場だ(ピンポイント 東スポ探検隊編1991.7.15)