ゼニイレ沢 | 前橋山岳会

前橋山岳会

いつも山と一緒に呼吸していたいから

2016年6月4日Sat 田村

先週の反省を踏まえ、ジャボン系ではなくヒタヒタ系に。
前から行きたいと思ってたし、天気も眺望もすべてが最高でした。藪漕ぎまでは…

ここは沢登りというよりはクライミング(スラブ登攀)に近いと思う。
フェルトよりアクアステルスが良い。この日も最後の奥壁からÇ4に履き替えた。

この沢は、ざっくり言うと沢全体が一枚のスラブな感じがする。
「ドスラ」「並スラ」「ちょいスラ」がランダムに出てくる感じ。
一ノ倉の真正面なので展望も最高だ。

最後の奥壁で、1パーティがザイルを出して登っていた。
右壁の沢筋に消えていったが、ここは正解がないみたい、というかよく分からなくて。
奥壁を越えてからの藪漕ぎが、まったくなかったという記録もあれば5分や30分、
はたまた1時間以上という記録もある。今回は、正面突破して正面の沢筋にルートを
とったが恐ろしいほどの藪漕ぎを30分強いられ、精魂尽き果てた。。。
早く抜けられたら清水峠まで縦走して下ってこようと思ったけどとてもとても。

スラブは続くよどこまでも


奥壁を素直に詰めると沢筋が消えた。
胸いっぱいに絶望感が広がる。