ソンマ(somma)プロジェクト始動 | 前橋山岳会

前橋山岳会

いつも山と一緒に呼吸していたいから

2016年2月13日 晴れ
茂木 永尾
赤城山(ビジターセンタ8:30→鳥居峠→駒ヶ岳→黒桧山→五輪峠→ビジターセンタ16:00)

 赤城外輪山(somma=外輪山、ベスビオ火山由来の専門用語)を忠実にたどり、かつ体力トレーニングをもこなそうという個人的な目的に、永尾さん巻き込んだ次第です。鳥居峠から黒桧山頂を経て登山道を下り、途中から五輪峠への尾根に入り、出張山まで歩く計画です。沼尾川まで来ると外輪山を半周することになりますが、今回は五輪峠でタイムアウトとレフリーストップが入りました。
 氷結した覚満渕を横切り、鳥居峠を経て駒ヶ岳に向かいます。11日の赤城自然塾のスノーシューの長七郎は、ラッセルがあり疲れたと聞いていましたが、今日は雪も締まりワカンを浮かせてくれます。峠からは木の根や岩交じりの尾根で、ワカンが扱いにくく、外れやすいところですが、永尾さんの足さばきは合格です。次はピッケルの扱いに進みましょう。階段コースが合流すると、踏み跡はしっかりと固められてますが、意地とワカン卒業祝いを兼ね 着用を押し通しました。
 山頂から小黒桧山に向かって北に伸びる尾根の肩で、山座同定を楽しみます。永尾さんの持ってきたアプリはすぐれものでした。山の方向に 携帯端末をかざすと、画面に山名を表示してくれるではありませんが‼20万の地形図を持ち歩く必要がなくなりました。西は、浅間、四阿山は雲の中ですが、すそ野の白いスカートとパルコールスキー場が見えます。横手・白砂・佐武流・苗場山の白い城壁、そして谷川から巻機山、至仏山、燧ケ岳の後ろに会津駒が見えます。日光は手の届く すぐそこです。朝見えていた富士山吉田大沢はガスの中で、南から天気が崩れてきました。しかし、北方の視界はまだ持ちこたえており、時折太陽が差し込むと山塊が白く輝きます。納得のいくまで同定作業に熱中しました。
 黒桧登山道の途中から右にそれ、外輪山を忠実にたどる計画でしたが、それは出来ませんでした。原因は、私の地形観察の甘さと、ナビゲーション技術の未熟さによるものです。現在地チェックのピークを、登山道が伸びる方向と斜めに交わる地蔵や鈴にしてしまったことです。直交する小地蔵か長七郎にすれば良かったのかもしれません。結果は、早めにドロップインを始めてしまい、外輪山の北側・利根村側を下降しました。目標とした峠より500mほど北へずれてしまい、残念でなりません。でも、負け惜しみではありませんが、誰も踏み込んでないフワフワ雪面を、バームクーヘン状の雪玉を蹴落としながら歩き、楽しいひと時を得ることができました。
 次回プロジェクトは五輪峠から沼尾川を越え鍬柄山を経て一杯清水まで続けたいものです。雪が持てばよいのですが?               (記:もてぎ)

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覚満淵を歩く

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氷結した大沼を取り巻く外輪山、
そして
はるか県境の山々

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谷川もすぐそこに

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かっこいいノリさんのコンロ

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釣り人

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赤城のかみさま、
今日もありがとうございました
(ナガオ)※今回も読図失敗でしたが!