山梨県南都留郡道志村・小倉美咲ちゃん行方不明事件その10(犯行現場はどこか等々) | 雑感

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小倉美咲ちゃん行方不明事件

 

引き続きこまごまとした部分を・・・。

 犯行現場(連れ去り現場)はどこかを考えてみる

これについてはすでに「犯行現場 = 美咲ちゃんの最後の目撃地点の付近」とほぼ決めつけ済みの話ではあるのですが---これまで掲載してきた画像も、犯人の推定逃走ルートの起点を「美咲ちゃんの最後の目撃地点」とするなど、「犯行現場 = 美咲ちゃんの最後の目撃地点の付近」ということを前提に作成してました---、

そう決めつける理由は何かというと、「その7」で、

「美咲ちゃんは山に一人で入り込んだり道志川まで歩いて行って溺れたりするタイプではないと思います(最終的な根拠は彼女の「顔」)」

という主観をあれこれ屁理屈を並べて主張したのですが、それと同じ理由で、この子は一人でキャンプサイト外のひと気のない方面に---例えば「白い家」の隣を南の「椿三の橋」方面へとのびている人っ子一人いない未舗装の林道をどこまでも歩いて行ってしまうであるとか、「椿二の橋」を西側に渡ってキャンプ場外に出て、友達の「と」の字の雰囲気も感じられない暗くうら寂しい道(上の画像でいえばテニスコート方面への道)を一人で歩いて行ってしまうであるとか、そういうことはしないだろうなと思うわけで---そもそも彼女は独り静かにひと気のない道を散策したかったわけではなく、友達に合流しようとしていたわけで---それが設定であると。

「山にも入り込まず、川(道志川)にも行かず、東西南北いずれの方向であれ、キャンプ場外のひと気のない方面に歩いていくということもしないだろう」
となると結論としては「彼女は(犯人と接触した時には)キャンプ場から出ていなかった」と、そして彼女が最後に目撃されたのが「チョコバナナを食べ終え友達を追いかけるべく『東の広場』からの坂道を小走りで下り、突き当りを左折した姿」であり、
「左折したけどやっぱり思い直して右折しなおした」
等の変則的な展開を考えないとすれば、おやつ後に坂を駆け下って突き当りを左折した彼女が意図していたのは、

 

1.「そのまま直進して自販機の前まで行き、そこを右折して西の森キャンプサイトに入り、西の森キャンプサイト内の道を経由して皆が遊んでいる河原に行こうとした
2.「そのまま直進して自販機の前を素通りし、『椿二の橋』を西に渡って(厳密にいえばこの時点で僅かながらキャンプ場外に出たことにはなるのですが)、おやつ前に遊んでいた地点、つまり午後3時20分ごろに大人から『おやつだよ~!』と声をかけられたときに皆で遊んでいた椿沢沿いの小径---「その2」で「小径A」としていた道---に行こうとした(そこに友達がいるものと思っていた)

 

とりあえず上の二択とみていいのではないかと思われ、仮にそうだとすると、「美咲ちゃんと犯人が接触した地点」つまりこの場合は「犯行現場(連れ去り現場)」と言い換えてもいいと思いますが、その地点として最も可能性が高いのは、

1の場合なら、「西の森キャンプサイト内で、自販機前の右折地点から他の友達が遊んでいた河原に至るまでのルート上のどこか」だと思われ、
2の場合なら、「美咲ちゃんの最後の目撃地点から小径Aを少し入り込んだ地点(おやつ前は小径Aを約20m入った地点で遊んでいた)までのルート上のどこか」ではないかと思われ、

それらのいずれかの地点で、
「犯人に刃物等で脅される」
「強引に抱えられる」
などして、

 

A: 車に引き込まれ、そのまま連れ去られた(連れ去り先は、漠然とした言い方ですが、遠くの場合もあり近くの場合もあり、屋内の場合もあり野外の場合もあるかと)
B: テントに引き込まれ、その後、車に乗せられ連れ去られた(乗車時の生死不明、連れ去り先は上に同じ。以下同)
C: 歩かされ、待機させていた車(必然的に近場に駐車?)に引き込まれ、連れ去られた
D: 歩かされ、家屋(必然的に近場?)に引き込まれた
E: 抱えられるか大型のリュック等に押し込められるかした状態で、(犯人の)徒歩で移送され、待機させていた車(必然的に近場に駐車?)に引き込まれ、連れ去られた
F: 抱えられるか大型のリュック等に押し込められるかした状態で、(犯人の)徒歩で移送され、家屋(必然的に近場?)に引き込まれた・・・

 

「家屋に引き込んだ後で、さらに車で別の場所に移送する(乗車時の生死不明)」等の流れもあるかとは思うのですが、とりあえず上のA~Fといった流れが考えられるのではないかと。
(連れ去りが誰にも目撃されず、短時間で完了しているっぽいところから、自分的には、の可能性、つまり「一人歩きの美咲ちゃんを一瞬で車に引き込み連れ去った」という可能性が最も高いのでは?と感じます。2005年12月に発生した「栃木県旧今市市・小1女児殺害事件」の連れ去りのやり方がそれでして、美咲ちゃんの事件も、連れ去りという部分に関しては、今市事件のような感じだったのではないかと・・・)

 

小倉美咲ちゃん行方不明事件

(犯人が美咲ちゃんに接触した地点としては、やはりピンクの点線のルート上、ルート脇が怪しいのではと。から「椿二の橋」までは約40m。非常に短い距離で、一瞬の犯行の可能性。自販機の前から西の森キャンプサイト奥の河原へと通じる道は、実際はこんな単純な直線路ではないですが・・・)

 

 

小倉美咲ちゃん行方不明事件

(美咲ちゃんはおやつ後に「東の広場」からの坂道を小走りで下り、突き当りを左折して赤丸のあたりに来たところまでを母親に目視されている)

 

 

小倉美咲ちゃん行方不明事件

(美咲ちゃんの最後の目撃地点のあたりから、美咲ちゃんが進んだと思われる方向=西側を望んだ風景。奥に「椿二の橋」が見える)

 

 

小倉美咲ちゃん行方不明事件

(自販機のあたりに寄ってみる。自販機横には広場=「南の広場」、待ち伏せ駐車するには便利な場所かと。自販機の道路向かいには、西の森キャンプサイトへの入り口がある)

 

 

小倉美咲ちゃん行方不明事件

(西側=椿二の橋の方向から美咲ちゃんの最後の目撃地点の方向を望んだ風景。この南の広場などに当日同時間ごろに駐車している車がいたのかいなかったのか、いたとすれば何台くらいか、色やタイプなどどんな車だったのか、そのあたりの情報があればと思うが、一切出されていない。誰もキャンプ場でこんな事件が起こるとは夢にも思わず、気を付けて見ている者など一人もいなかったということかもしれない)

 

 

小倉美咲ちゃん行方不明事件

(自販機の道路向かいには、この西の森キャンプサイトの入り口がある。ここからでも、他の子供たちが遊んでいた河原には行くことができる。ただ、美咲ちゃんは椿荘オートキャンプ場は初めてだったので、キャンプ場に到着してから3時間ちょっとの間にこのルートを知るに至ったかは不明。その可能性は、高くはないかもしれない。しかし仮に美咲ちゃんがこの入り口から河原を目指したのだとすれば、そのルート上は確実に犯行現場の候補の一つになるかと)

 

 

小倉美咲ちゃん行方不明事件

(椿二の橋を西に渡ってすぐ右側に、椿沢沿いを北へとのびる小径=「小径A」がある。美咲ちゃんたちは、おやつ前にはこの小径Aを20mほど入り込んだ地点にいたところで、大人から「おやつだよ~!」と呼びかけられ、テントを張っていた東の広場に戻ったという)

 

 

小倉美咲ちゃん行方不明事件

(小径Aの入り口。仮に美咲ちゃんが「皆はおやつ前に遊んでいたところにいるはず」と思っていたのであれば、彼女はここ<小径Aを少し入り込んだところ>を目指していたのかもしれない。椿荘オートキャンプ場は初めてだったという美咲ちゃんも、この場所にはおやつ前に確実に来たことがあったわけで、おやつ後の彼女がここを目指していたのであれば、「美咲ちゃんが最後に目撃された地点」からこの「小径Aを少し入り込んだあたり」までのルート上で犯人が美咲ちゃんに接触した可能性は、結構高いかもしれない)

 

 

小倉美咲ちゃん行方不明事件

(椿二の橋の西側から、美咲ちゃんの最後の目撃地点のあたりまでを望んだ風景。このルート上は確実に犯人が美咲ちゃんに接触した候補地点の一つかと)

 

 自転車やバイクで連れ去った可能性を考えてみる

 

車クルマとばかり言っているのですが、車ではなく、自転車やバイクで連れ去った可能性はないのか?・・・ということも一応考えてみると、
自転車の荷台やバイクの後部座席に、ほぼ間違いなくノーヘルの、もしかすると手足を拘束され、しかも嫌がって泣いているであろう女児を乗せた状態で、地面に落としもせず、誰にも目撃されることなく現場を離れ去ることは難しい(非現実的)と思いますので、少なくともいわゆる「2ケツ」状態での連れ去りはないだろうと。
とするとあとは、身長125cm体重25kgの女児を大型のバッグに押し込み、そのバッグを誰にも目撃されずにバイクの後部座席に括り付ける作業(かなり大変と想像)を完了し、その状態で走り去るという手口になるのかなと思うのですが、机上の空論としてはあり得るとしても、現実的にはどうかと・・・。

小倉美咲ちゃん行方不明事件

ただし、バイクの後部座席に括り付ける云々は別として、
「連れ去りの対象を大型のバッグに押し込んで運び去る」
という手口は稀にみられるもので、例えば、2012年9月に東京世田谷祖師谷住みの成城大の学生(当時20)が、広島県広島市で塾帰りの小6女子(身長約150cm、体重約30kgで痩せ型)を刃物で脅して旅行バッグに押し込み、市内別所に予約済みだったホテルに移送するべくタクシーに乗せたところ、バッグから「出して!」という声が聞こえてきたためタクシーの運ちゃんに気付かれ御用となったという事件もありました。(バッグは長さ約70cm、縦横約30cmのポリエステル製で驚きの小ささ。このとき小6女子は、もう本当に隙間もないほどにキツキツに押し込められていたとのこと。男はタクシーを拾った際にものすごく重たそうにバッグを抱えていたため、トランクに入れるのを運ちゃんが手伝おうとしたところ、それを触らせまいとするようなそぶりを見せたとのこと。)
その他、2005年4月に香川県坂出市で発生した「タケノコ掘り女児行方不明事件」でも、女児は大型のリュックに入れられ(背負われて)連れ去られたのではないかという見方もあり、バッグのようなものに入れて連れ去るというのは、手口としては荒唐無稽なものというわけではなさそうなのですが、それを自転車の荷台やバイクの後部座席に括り付けて走り去るというのは、非現実的だということになってくるのかなと。(「サイドカー」という手もなくはないですが・・・)

仮に犯人が女児を大型のバッグに入れるという手段をとったのであれば、その後は、自転車やバイクを使うのではなく、
「そのまま背負うなどして比較的近場の家屋へ運び込んだ」あるいは
「近くに待機させてある車まで運んで、そのまま車で連れ去った」
という流れではなかったかと。

 

ちなみに、「車を使わず、徒歩で美咲ちゃんの連れ去りが完結した場合」で、「家屋以外に引き込んだ場合」を考えてみたのですが、そうなると引き込み先は「山林」になるのかなと。例えば、

 

「美咲ちゃんを刃物などで脅し、徒歩で山林内に連れ込み、そこでなんらかの不法行為を行い、美咲ちゃんをその山林内に放置して逃走した」
「美咲ちゃんを刃物などで脅して大型のリュック等に押し込め、それを抱えて徒歩で山林内に連れ込み、そこでなんらかの不法行為を行い、美咲ちゃんをその山林内に放置して逃走した」

 

といった場合が想像されるでしょうか。
ただこの場合は、徒歩で山林内に連れ込んだのなら(しかも目撃されずに)、その山林は、遠くの山林ではなくて、連れ去り現場にごく近い(徒歩圏の)山林だろうと思われるわけで、
そこに美咲ちゃんを放置したのであれば、その後のあの大規模捜索で、美咲ちゃん本人か(遺体となっている場合も含めて)、衣類、靴など、痕跡の一つでも発見されそうなものなのですが、それは発見されなかったと。
ということは、「美咲ちゃんが徒歩で山林内に連れ込まれ放置された」と見ること自体に無理があるということで、やはり車で連れ去られたか、家屋に引き込まれたとみるのが妥当なのかなと。