井の頭公園バラバラ殺人事件・その7 | 雑感

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井の頭公園バラバラ殺人事件

発見された遺体の断片からは、血が一滴残らず抜き取られていたという。血抜きといえば、精肉~鮮魚店、漁師(猟師)、釣り人などが思い浮かぶが、あるいは被害者は、何気に立ち寄った深夜の井の頭公園で密漁の現場を目撃し、そこでトラブルに巻き込まれたということは考えられないだろうか・・・画像は井の頭公園の弁天池にかかる弁天橋から、西側の水面に向けて投網を打つ漁師風の人物(イメージ)。

 

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 井の頭公園の漁師(釣り師)とトラブルになったという説

 

漁師は、血抜きに慣れているといわれる。

 

また、遺体の断片の包み方---ひとつの袋で二度包むというやり方---は、魚のはらわたなど、水気の多いものをゴミ出しするときのやり方にも通じる。

 

そこで、犯人は吉祥寺在住の漁師だった、と仮定してみる。

 

漁場は井の頭公園の池だった。

 

4月21日(木)の午後11時半ごろ、川村さんは、飲み会を開いてくれた元同僚(ら)と新宿駅構内で別れ、そのまま中央線に乗り、吉祥寺駅で下車、歩いて自宅付近に到着したのが22日(金)の午前零時過ぎのことだった。

 

顔を赤くして帰ってきた自分と、今日も一日、3歳児の世話に明け暮れたであろう妊娠中の妻、川村さんとしては、どことなく引け目を感じたかもしれない。

 

ふと寄り道をしていきたくなり、自宅前を素通りして、井の頭公園へと向かった。

 

池の周りの遊歩道は約1.6km、のんびり一周して、午前1時ごろに帰れば奥さんは寝ているだろう、こっそり帰宅して、シャワーを浴びてさっさと寝よう・・・そんな腹積もりがあったのかもしれない。

 

遊歩道に到着し、池の外周に沿って反時計回りに歩き始めた。

 

しばらく行ったところで、樹間から池に向かい何かを放り投げている男に遭遇、目を凝らすと、それがテレビなどでよく目にする、漁に使う「投網」だということに気がついた。

 

遅咲きの夜桜を背景に投網が水面に広がるさまは、どことなく幻想的で、川村さんは、夢でも見ているのかと、しばくらはぼんやり眺めていたが、ふと我に返るとその人物に歩み寄り、「あなた、ここは、漁は禁止ですよ」と注意したのである。

 

漁師はおもむろに振り返ると、「禁止なのはわかっている」と応じたうえで、そこで漁をしている事情を説明したかもしれない。

 

その事情というのは何でもいい、鯉のあらいが食べたい、鮒の甘露煮が食べたい、あるいは、売って金にしたい、なんでもいいが、

 

例えば、自分は数年前に大病をして以来、働けなくなり生活保護を受けている、しかし、そうした微々たる金は、食費とささやかな遊興費のために半月もしないうちになくなってしまうのであり、残りの半月は自助努力で飢えを凌がなければならない、

 

山に行って猟をしようにも、車も鉄砲もない自分としては、近場で漁をする以外に道はない、幸いにして井の頭公園の池は自宅の目の前にあり、投網をたずさえ、深夜ひそかに岸辺に降りるにはうってつけのロケーションである、

 

この池は、コイやフナ、モツゴ、ナマズ、エビなどが豊富で、コンロと焼き網と塩があり贅沢さえ言わなければ、これだけでもけっこう食ってはいけるし、カメなども獲れ、スッポンなどは高値も付いて、いい現金収入にもなる、体を動かすからいいリハビリにもなる、

 

リアルで飢え死にの危機に晒されている人間が、目の前の自然の恵みの、ほんのわずかな、おすそ分け程度のものをいただき、腹を満たすことの、どこに不都合があるのか? 邪魔しないでもらえるか?・・・程度のことを言ったのかもしれない。

 

川村さんも、ルールはルールですよ、皆があなたのようなことを言えば、この池は釣り堀になってしまうよと譲らず、口論の末に激昂した漁師が川村さんを殺害、

 

漁師の自宅は現場の目の前だったため、遺体を現場に放置せず、自宅へと引き入れた(事件化の防止)、遠くへ遺棄する手段もなかったので、遺体を細かくして、目の前の公園のゴミ箱に・・・という流れが考えられたが、

 

漁師が遺体を細かくして「血抜き」をするという行為は、「遺体の身元特定を困難にする」というのとは別の意味合いを帯びていたのではないか、ということを、一応は考えざるを得ないかと。

 

仮にその「別の意味合い」があったのだとすれば、おそらく、4月22日(金)の深夜から23日(土)の未明にかけて公園ゴミ箱に遺棄したのは、

 

22日の昼ごろに、ケースワーカーから、「23日に訪問調査に来る」旨の突然の連絡が入り、慌ててその日の深夜から翌日未明にかけて、低温で保管していた断片を、目の前の公園のゴミ箱に遺棄した・・・ということだったのかもしれない。

 

ただしその「別の意味合い」で遺体を細かくし、血抜きをしていたのであれば、それならなぜ、血抜きだけでは飽き足らず、指紋を削いだり掌紋を傷つけたりしたのか(指紋掌紋を切り取る行為は、「別の意味合い」のためには不要な行為ではないか)、という疑問は残る。

 

この疑問に対しては、漁師はまず「別の意味合い」のために血抜きをし、家に保管していたが、慌てて遺棄せざるを得ない状況が発生したため、遺体の身元特定を困難にするために、急遽、指紋や掌紋に細工をしたのではないか、という風にも考えることはできるかもしれないが、

 

そういった設定で辻褄を合わせたいほどには、この「別の意味合い」の線が濃厚だとは思えず、やはり、指紋や掌紋への細工は、解体と同時進行でなされたのではないか、

 

つまり解体者の目的には「別の意味合い」はなかったのであり、その目的は、従来言われていた通り、「運びやすくするため」「身元特定を困難にするため」だったのではないか、と想像する。

 

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投網漁の漁師ではなく、釣り師だった場合も考えてみると、

 

4月22日(金)の午前零時過ぎごろ、ふと寄り道をしたくなった川村さんは、自宅前を素通りして、井の頭公園へ、

 

遊歩道を反時計回りに少し歩いたところで、魚釣りの集団に遭遇、

 

ここは釣り禁止ですよと声をかける川村さん、集団のうちの一人が振り向いて川村さんに何か言ったが、それは日本語ではなかった、

 

彼らは、例えば出稼ぎの外国人労働者だったが(不法滞在)、日本は物価が高く、生活が苦しい、食費を節約するために自分たちで魚でも獲るか、目の前に大きな池があるじゃないかという軽いノリで、日本人の知人に釣り具一式を借りて、井の頭公園の池で魚釣りをしていたと。

 

「外国人か。ここが釣り禁止だということを知らないのか」

 

そう思った川村さんは、この池は釣り禁止である旨、ジェスチャーを交えながら訴えていたが、相手は日本語がわからないふりをしながら、川村さんを無視して釣りを続けていた。

 

一人だから舐められているのか、そう思った川村さんは、200mほど離れた場所にある交番(井之頭公園駅前交番)に訴えて出ることを思いつき、

 

彼らに向かって「ケイサツ!」と言いながら、身をひるがえし交番へと歩き出そうとした、その瞬間、通報を阻止しようとした一人が川村さんを背後から羽交い絞めにし、そこで殺害、

 

自分たちの家いわばアジトは現場の目の前だったため、遺体を現場に放置せずアジトへと引き入れ、車など遠くへ運ぶ手段もなかったため、遺体を細かくして、目の前の公園のゴミ箱に遺棄・・・という流れが考えられた。

 

井の頭公園バラバラ殺人事件

(犯人たちは現場目の前のアジトに遺体を引き入れたのだろうか)

 

そしてこの場合も、釣り師が遺体を細かくして「血抜き」をしたという点に着目すれば、その行為は、「遺体の身元特定を困難にする」というのとは別の意味合いを帯びていたのではないか、ということを、一応は考えざるを得ず、

 

仮にその「別の意味合い」があったのだとすれば、おそらく、4月22日(金)の深夜から23日(土)の未明にかけて遺体の断片を公園ゴミ箱に遺棄した理由は、

 

例えば、仲間の一人が22日(金)の夜に、不法滞在の容疑で逮捕されたと、逮捕されたその仲間がアジトの場所を警察に白状し、ガサが入るのは時間の問題かもしれない、いまのうちに逃げよう、逃げるにあたって、ヤバいものは処理しておこうということで、

 

22日(金)の夜から23日(土)の未明にかけて、保管していた断片を、目の前の公園ゴミ箱に遺棄した、ということだったのかもしれない。

 

しかし、これも漁師のケースと同じで、遺体を細かくし血抜きをしたことに「別の意味合い」があったのであれば、それではなぜ、犯人は血抜きだけでは飽き足らず、指紋を削いだり、掌紋を傷つけたりしたのかという疑問は残り、

 

やはり、解体や血抜きの目的は、「運びやすくするため」」「身元特定を困難にするため」が主眼であり、そこに「別の意味合い」があった可能性は低いのではないか、とは思う。

 

その他、さかな絡みで考えられるのは、密漁ならぬ「密放流」だろうか。

 

すなわち、井の頭公園の池を外来魚の夜釣りのメッカとすることで釣り具販売の促進をもくろんだ釣り具メーカーや釣具店の人間が、深夜、井の頭公園の池にブラックバスを密放流しており(井の頭公園の池で近年行われた水抜き"かいぼり"では大量のブラックバスが捕獲されたという)、

 

その現場を目撃した川村さんから注意を受け、トラブルとなり・・・という流れだったが、自分で言っておいてあれだが、荒唐無稽とも思える話で、これ以上はきりがないので割愛したい。

 

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 行き倒れた被害者の遺体を何者かが収容し遺棄したという説

 

川村さんが飲み会からの帰りに、路上で病死した場合を考えてみる。

 

4月22日(金)の午前零時過ぎ、吉祥寺駅で下車した川村さんは、徒歩で自宅へと帰る途中で、急性心筋梗塞か何かで突然死してしまった。

 

川村さんが倒れたのは、ある建物の目の前だった。

 

その建物の住人(以下、A)が問題のある人物で、例えばそれは、薬物中毒者、薬物の売人、外国のスパイ、指名手配犯、指名手配はされていないが、未解決事件の犯人、その他、警察との接触は避けたいというたぐいの人物だったと。

 

Aが午前零時過ぎに帰宅してみると、建物の入り口付近で倒れている川村さんを発見、ピクリともしないので手を取ってみると、すでに脈はなかった。

 

なぜここで人が死んでいるのかAにはわからなかったが、遺体をこの場に放置しておけば、誰かが発見して救急車を呼ぶに違いない、いやおそらくは警察にも通報するのではないか、

 

もし不審死だということにでもなれば、身に覚えのないこととはいえ、目の前に住む自分にも警察の聞き込みは及ぶだろう、

 

「面倒なことになった・・・」

 

Aはそう思ったかもしれない。

 

結局、Aが一人で判断したか、それとも、建物の中にいた協力者の指示を仰いだかは別として、「警察と関わるのは御免だ、遺体を自分(たち)で処分しよう」ということになった。

 

遺体を屋内に引き入れるA、遠くへ遺棄するための車もなければ、免許もなかった(あるいは失効していた)ので、遺体を細かくして近場にゴミとして出そうということになり、それを実行した・・・という流れだろうか。

 

しかし、行き倒れの遺体を訳あって細かくして遺棄するにしても、それならなぜ、指紋を削ぎ、掌紋に傷を入れ、血抜きまでしたのか、それは、関わりのない、誰とも知れない行き倒れの遺体に対する処置としては、あまりにも過度ではないか、という疑問は残る。

 

それともAは、免許証その他の川村さんの遺留品から、遺体が近所の住人であることを知り、万一遺体が発見され、その身元が特定されれば、近所の自分にも警察の聞き込みが及ぶかもしれず、そういった面倒事を避けるためにも、身元特定を困難にする処理を施しておこうということで、指紋を削ぎ、掌紋に傷を入れ、血抜きをしたということだろうか、

 

しかし、どのみち井の頭公園に遺棄している時点で、遺体が発見されてしまえば、その身元が特定されようがどうしようが、近隣住民に聞き込みが及ぶだろうとは思うのだが・・・。

 

自分でも何を書いているのかわからなくなってくるほど、チグハグ感があり、荒唐無稽で、現実にはありそうもない話に思える。