島根女子大生バラバラ殺人事件・その13(容疑者特定~書類送検Ⅱ) | 雑感

雑感

たまに更新。ご覧いただきありがとうございます。(ごく稀にピグとも申請をいただくことがあるのですが、当方ピグはしておりません。申請お受けできず本当にすみません)

島根女子大生バラバラ殺人事件

 

※※ パソコンからご覧の場合で、画像によってはクリックしても十分な大きさにまで拡大されず、画像中の文字その他の細かい部分が見えにくいという場合があります(画像中に細かい説明書きを入れている画像ほどその傾向が強いです)。その場合は、お手数ですが、ご使用のブラウザで、画面表示の拡大率を「125%」「150%」「175%」等に設定して、ご覧いただければと思います※※

 

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以下、「その12」の続きです。

 

 矢野容疑者は臥龍山で平岡さんの遺体が発見された2日後(2009年11月8日)の午後3時過ぎに、山口県美祢市の中国自動車道下り線で、同乗していた母親(当時58)とともに事故死している。

 

 前年に亡くなった父親の納骨のために山口県萩市に赴き、その帰り道で事故にあったという。(上の画像、赤枠で囲まれた赤く着色された部分が萩市、青丸のあたりが萩市の市街地。ちなみに一部では自殺説も囁かれている)

 

 当該事故の際のブレーキ痕・スリップ痕なし。車はガードレール3か所に激突して路側帯に乗り上げ停止、炎上。二人の死因は焼死。発見時、男は運転席、母親は車外。DNA鑑定により二人の身元が特定された。

 

島根女子大生バラバラ殺人事件

(黒焦げになった矢野容疑者の車、おそらくトヨタ・ヴィッツ)

 

 事故現場はおそらく、

「34.140202, 131.228603」 ← 焦げた車両が停止していた地点

ネットの動画を見て知りえた範囲ですが、上の数字でグーグルマップ検索すれば出てくる地点ではないかと。(その地点の路側帯に乗り上げ、炎上したということであって、ガードレールに最初の衝突をした地点はもう少し手前ではないかと)

 

島根女子大生バラバラ殺人事件

https://www.youtube.com/watch?v=x8t6YS-p1_k

(この動画の2分15秒~2分20秒あたり、事故後4か月ほどの現場の様子。まだ炎上して焦げた痕跡が路側帯に残っている?)

島根女子大生バラバラ殺人事件

島根女子大生バラバラ殺人事件

島根女子大生バラバラ殺人事件

島根女子大生バラバラ殺人事件

 

 事故現場は、地元では有名な事故多発区間だという。

「美祢IC~美祢西IC間の現場は以前から”運転の難所”とされ、県警やNEXCO西日本はこの(桜塚やっくんの)事故を機に同区間で路面のカラー舗装化などの事故防止策を強化した」(同じ区間で2013年に事故死した桜塚やっくんのウィキペディアより)

島根女子大生バラバラ殺人事件

 

 矢野容疑者が当時勤めていた住宅設備会社の元社長によると、臥龍山で平岡さんの遺体が発見された2009年11月6日の夜、矢野容疑者から

「用事があるので、明日から2日間、代休がほしい」

と電話があった。

矢野容疑者は平岡さんの行方不明後も普段と変わらず出勤しており、休みの申請はこれが初めてだったという。

矢野容疑者が事故死したことを受け、元社長は、益田市の社宅にあった矢野容疑者の遺品を親族に渡したという。

 

 事故時に乗っていた車はハッチバックタイプのコンパクトカー。(色は白。車種はおそらくトヨタヴィッツ)

警察の推測では、平岡さんの連れ去りにはこの車を使用したのだろうとのこと(しかしそう推測する理由は「車を使わないとできないと判断している」から)。

仮にこの車を連れ去りに用いたのだとすれば、ゆめタウン浜田店の従業員通用口近くで目撃されていたという不審車両「白いセダン(警察は白のトヨタ・マークⅡと特定)」とは全く違うタイプの車だったことになる。

 

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 12月20日の警察の会見の中で、

「矢野容疑者につては素行不良者として捜査の初期段階から把握された多くの人物の中に含まれていた」(毎日新聞)

「疑わなければいけない程度の者だとは、当然思っていた」(島根県警・杉原知行捜査1課長)

 

 男を捜査の初期段階からどういう形で把握していたのか?の部分についてヒントとなりうる記事が書類送検前にあり、

「警察は男の車が事件当時、事件に関係する場所の周辺を走っていたことを、当時から把握しつつも、優先度は低いと判断し、捜査対象にしていなかった」(JNN)

→ 想像ですが、警察はこの男のことを浜田市内のNシステムか防犯カメラに映った多数の車の持ち主の一人として捜査初期から把握はしていたが、それは特に怪しいところもなく既に事故死している気の毒かつ善良なる故人として把握していただけであって、この男の過去に少なくとも3人の女性に刃物を突き付け強制わいせつの罪で実刑に服した前科があるという事実を見逃していたが故の

「優先度は低いと判断し、捜査対象にしていなかった」

ということではないかと。(「素行不良者として把握」していたかどうかは疑問)

 

また、「疑わなければいけない程度の者だとは、当然思っていた」という捜査1課長のコメントについて、警察はだれでも最初は疑ってかかると思われ、ましてや浜田市内の防犯カメラに映った車の所有者の一人であれば一応「疑わなければいけない程度の者」とされるのは当然と思われ、

問題は警察がこの男の前科前歴を把握した上で「疑わなければいけない程度の者」だと判断していたかだと思うのですが、果たしてそうであったのか、またそうであったのなら何故「優先度は低いと判断し、捜査対象にしていなかった」のか、そのあたりの捜査1課長の見解は、会見で明らかにされたのでしょうか?

島根女子大生バラバラ殺人事件

 

 警察は今年(2016年)に入り、「性犯罪者が関与した可能性が高いとみて、性犯罪前歴者の洗い出しの範囲を広げた。」(産経)

→「範囲を広げた」という言い方は、逆に言えば男は当初その「範囲」に入ってなかったことを窺わせるかと)

 

 性犯罪前歴者の洗い出しの範囲を広げた結果、今年の夏ごろ、浜田市と隣接する益田市に当時居住していた矢野容疑者の存在が浮上した。(北九州と東京で3人の女性を襲い強制わいせつ事件で実刑の前科あり)

 

 ところが矢野容疑者は、平岡さんの遺体発見の直後に交通事故で死亡していた。(自殺説あり)

 

 警察が矢野容疑者のことを調べてみると、平岡さんの事件直後、遺棄現場となった臥龍山付近を矢野容疑者の車(白のハッチバック・コンパクトカー)が走行していたことが通行記録から判明。

 

 Nシステムに映らない浜田市の裏道を不自然に走る様子も確認できた。

島根女子大生バラバラ殺人事件

 

 矢野容疑者が事件当時、知人に対して「大変なことをしてしまった」と話していたことが判明。(それが後悔によったかどうか。「世間が驚くような大きなことをした」という誇示するような響きがあった可能性もあるのではないかと)

 

 矢野容疑者の下関の実家付近では今年の夏ごろ、島根県警の捜査員が
「大学生の殺人のことで話を聞きたい。電話帳を入れるビニール袋(ポリ袋)はあるか」
「電話帳は誰が配っているのか?」
と住民に聴き込んで回ったという。
今年の7月の終わりから8月の初め頃ですね。警察が犯人を捜していると。この辺は電話帳を入れるビニール袋を米屋さんが配達していたので、警察は(矢野容疑者の)実家がお米屋さんだということを知らなかったので、そういう話も少ししましたけど」(ご近所談。自治会長談)

島根県女子大生バラバラ殺人事件

 

 遺体遺棄現場から見つかった電話帳を配るためのポリ袋と同種のものは、男の実家があった下関市内でも配布されていたことが判明。

(書類送検後に、マスコミが容疑者のラーメン店時代の同僚にインタビューしている様子が報道された。その同僚によると、事件の半年ほど前---容疑者がラーメン店をやめる直前ごろと思われる---容疑者の車で家まで送ってもらった際、容疑者の車の中に、遺棄現場で見つかったものと同様の電話帳配布用ポリ袋があるのを見たことがある、とのことだった。)

 

 男の事件当時の自宅があった島根県益田市でも捜査が進んでいた。

警察はリフォームを装い男の当時の自宅を調べたらしく、
はっきり覚えてないけど、夏が終わるくらい。3人か4人(が来た)」(近所のおじさん談)
「風呂の方を(リフォーム)するって言ってた。風呂の床が」(ご近所談)

 

 益田市の男の自宅にほど近いガソリンスタンドにも、今年の10月26日に警察が来て、事故死した矢野容疑者の写真を見せ、

「(この男は)ここで頻繁に給油に来ていたので、覚えてないですか?」

と尋ねたという。(ガソリンスタンド所長談)

島根女子大生バラバラ殺人事件

(益田市高津の某ガソリンスタンド)

 

 今年の10月28日、USBメモリーを押収

 

 今年の11月22日、デジタルカメラを押収

 

 デジタルカメラは容疑者の「関係先」から押収した。(USBメモリーの押収先については言及がないので不明。押収日が少し離れていますが、デジカメと同じではないかと想像)

 

 その「関係先」にデジタルカメラが渡った経緯や、それを捜査本部がどうやって突き止めたのかという質問に対して、警察は
「容疑者が死亡しているので言えない」
「捜査した関係者との信頼関係を崩したくない」
などの言葉で回答を避けた。

 

 しかし矢野容疑者の当時の勤務先の社長によると、矢野容疑者が事故死した後、デジタルカメラは遺品として親族に返されたという。

 

 画像は消去されていたが、警察が特殊技術により復元した。(消去された日時もわかるのでは?→誰が画像を消去したかのヒントにも)

 

 デジタルカメラには38の画像が、USBメモリーには19の画像が、それぞれ入っていた。(合計57画像。重複分を差し引くと40画像)

 

 画像は1時間30分にわたり撮影されていた。(1枚目の撮影から、最後の画像の撮影まで、1時間30分が経過していた。途中から撮影し始めたかもしれず、また途中で撮影をやめたかもしれず、遺体の損壊開始から完全終了まで1時間30分でやり終えたかどうかは、疑問ではないかと)

 

 画像の撮影場所は、背景の壁などから、益田市の容疑者の当時の自宅(賃貸・2階建て一軒家)浴室であると判明。(下は矢野容疑者の当時の自宅@益田市高津)

島根女子大生バラバラ殺人事件

島根女子大生バラバラ殺人事件

島根女子大生バラバラ殺人事件

 

 被害女性の生前の画像は無かった。(すべて死後の画像)

 画像には、損壊される前の遺体の画像と、損壊後(損壊中?)の遺体の画像があった。

 首を圧迫された痕跡のある画像があり、これにより、7年前の司法解剖の時に判然としなかった死因が特定できた。(首を絞められたことによる窒息死。殺害時の凶器は「手」)

 矢野容疑者の(ものと思われる)足の一部が写っている画像があった。

 遺体損壊に用いたと思われる刃物が写った画像もあり、それによると刃物は「一般的な文化包丁」だったとのこと。(事件当初は斧か鉈のようなもの~という話もあったが・・・)

 遺体損壊場所は容疑者の当時の益田市の自宅浴室。

 これらの画像が容疑者特定の決め手となった。会見で警察は「ほかにも犯人性を示す証拠はある」としつつ、捜査上の観点から踏み込んだ言及はなかった。

 「その後の警察への取材で、デジタルカメラに残された画像の解析から、矢野容疑者が面識のない平岡さんを車で連れ去った直後に殺害し、自宅で包丁を使って遺体を切断していたことが分かりました。平岡さんを連れ去った後、殺害と遺体の切断までわずか数時間だったとみられています」(ANN、12月21日)

島根女子大生バラバラ殺人事件

 

 殺害場所は不明。

 連れ去り場所も不明。

 容疑者の益田市の自宅での血痕検出やDNA型鑑定の有無についても、「捜査の具体的な中身は答えられない」とした。(会見以前には、「矢野容疑者の益田市の自宅からは平岡さんの血痕などは採取できなかった」という記事もあったが?)

 

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 矢野容疑者と平岡さんが顔見知りであったとか接点があったとかの情報は今のところ出ていない。(ただ顔見知りか、接点があったかどうかの判断は第三者にはそう簡単につくものではないと思う。益田市の営業職であり、浜田市の営業も担当していたという男が、浜田市のゆめタウン浜田店に来てサーティワンでアイスを食べ、そこでバイトをしていた平岡さんの顔くらいは見知っていたとか、軽い会話くらいはあった可能性もなくはないと思う)

 

 矢野容疑者と平岡さんが携帯電話やメール、インターネットでやり取りした記録はなかったため、島根・広島両県警の合同捜査本部は、2人に交友関係はなく、矢野容疑者が面識のない平岡さんを狙った可能性が高いとみて調べている、とのこと。

 

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さて長らく捜査の行方をウォッチしてきた事件でしたが、今回の容疑者特定、書類送検、警察の会見、マスコミ報道などを受けてこの事件に対する印象が大きく変わったかというとそうでもなく、浜田あたりで息を潜めているかと思っていた犯人が

 

「実は益田人だった(しかもすでに死亡していた)」

 

というのがやや意外だった点を除けば、その他の印象については、「その1」~「その11」までに述べてきたものに大筋で変化はありません。

共犯者の存在などについてはまだ色々取りざたされていますが、

自分の中ではこの事件は単純に、

 

 矢野容疑者による単独の犯行

 

 動機については、犯罪心理学の専門家でも何でもない当方には判断が難しいですが、北九州や東京で3人の女性を襲い、強制わいせつの前科ありという矢野容疑者なので、やはり基本的には「性的暴行」ということだったのではないかと想像します。

 

 ただしこの島根の事件の少し前、2008年4月に例の「江東マンション神隠し殺人事件(犯人・星島貴徳)」があり、星島の無期懲役が確定したのが、島根事件発生のほぼちょうど1か月前の2009年9月25日。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E6%9D%B1%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E7%A5%9E%E9%9A%A0%E3%81%97%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6

星島の事件は、「性奴隷にするための拉致監禁・発覚を恐れての殺害と死体損壊・遺棄」とのこと。

 

性犯罪での服役歴を持ち、日本海の寒風吹きすさぶ裏日本の閑散とした小都市で男一人で住むには大きすぎるほどの車庫付き一軒家をあてがわれ、一人支店長として

「太陽光発電システムの設置に協力してくれる家庭を探して、毎日そこらじゅうをゾンビのごとく徘徊」し(本人談)、

夜、家に帰れば食べても一人、寝ても一人、起きても一人の矢野容疑者が秋も深まったある日の夜、暗い天井を見つめながらこの星島の事件に思いを巡らせ、なにか良からぬことを思いつかなかったかどうか、そのあたりは想像してみてもいいのでは?と思います。

島根女子大生バラバラ殺人事件

(おそらく真ん中の家かと)

 

とすると矢野容疑者の犯行動機は、性的暴行がそのベースにあるとはいえ、「襲ったその場で性的暴行を加え、終わったら(殺害はせず)逃げる」「拉致して自宅その他の場所に連行し、性的暴行を終えたら、生かして解放する」とかではなく、

最初から、「拉致監禁し、気がすむまで性的暴行を加え、飽きたら殺害して、遺体に残った(前科のある)自分の痕跡を徹底消去して遺棄する」(星島事件の模倣)というところまで想定していたのかも?・・・などと思ったりもします。
(損壊された遺体の写真を撮っていることから、殺害~遺体損壊そのものを目的としたいわゆる「快楽殺人」ではないか、という気がしてこないでもないですが、写真を撮るという行為は必ずしも「快楽殺人」とだけ結びつくものではないのではないかと。)

 

 平岡さんを襲撃したのは例の高架下の側道

 

10月26日、月曜日の夜9時ごろ(矢野容疑者はこの日、仕事は休み)、白のヴィッツをあの場所にとめ、一人歩きの若い女性を待ち伏せた。

11月30日に発見された靴は後置きではなく、あの場所で平岡さんが足をばたつかせて抵抗した際、片方の靴が脱げて吹っ飛び側溝に落ちたもの、と想像。

ゆめタウン従業員入り口付近で---見間違えその他でなければ---目撃されたという「白のセダン(警察はトヨタ・マークⅡと特定)」は事件とは無関係かなと。

 

 殺害場所として考えられるのは、

 

1.「容疑者の益田市の自宅」

2.「高架下の側道(路上)」

3.「高架下の側道付近に止めた車の中」

4.「高架下の側道で被害者を拉致した後に赴いた、山奥の林道、河原、空き家など、人目につかない場所(あるいはその場所にとめた車の中)」

 

おおむねこういったところかと。

2の「高架下の側道(路上)」でいきなり殺害行為に及んだ可能性もある・・・と思えるのは、容疑者は都内の路上で短時間のうちに連続して女性にナイフを突き付け押し倒した過去があり、スイッチが入ると見境がなくなるタイプのようにも思えるのであり、

「真面目といえばまじめだけどすぐムキになる。冗談が通じないというか、そんな感じの人間。ちょっかい出したらすぐムキになって怒ってくる」

「変わっている感じだね。(変わっているというのは)キレたらひどい、みたいな」(いずれも中学の同級生談)

「逆上して何をするかわからないというタイプの人でしたね」(東京での強制わいせつ事件の際の担当弁護士談)

島根女子大生バラバラ殺人事件

一方で、その顔写真や知人の証言などからもやる気と元気と向こうっ気の強さに溢れていた様子がうかがえる平岡さんが、この容疑者に対して、仮に足をばたつかせて徹底的に抵抗する構えを見せたとすれば、それはまさしく「火に油」だったかもしれず、

前科もあり、「失敗」は許されない容疑者(柔道黒帯)が激昂して、その場で必要以上の暴行を加えて扼殺---あるいは本来なら被害者の体を拘束するために持っていた紐か何かを、とっさに首に巻き付けて絞殺---にまで至った可能性はあるかもしれないなと。

 

この場合は側道の路上に毛髪など平岡さんの痕跡の一つくらいは残りそうな気もしますが、行方不明から靴が発見されるまでの約35日の間に浜田市では多くの雨が降っていると。(過去の気象データ参照)

加えて、車の通行~捜索隊が踏み荒らすなどによって路上の多くのものが散逸し、

さらに言えば、警察が本当に、あの現場の路上で目を皿のようにして毛髪などの痕跡を探し求めたのかどうか、性犯罪者の洗い出しがこうまで遅れた点からしても、7年前、やるべきことをやっていたのか、率直に言って疑問ではないかと。

 

ただ、その後に容疑者が行った遺体損壊の方法を見ると、例えば胴体については男女の性別の見分けもつかないほどに肉の部分は切り取られ、また焼かれたように全体的に黒ずんでいたとのことなので、これを

 

「容疑者が遺体に残った自分(前科あり)の痕跡を徹底的に抹消しようとした」

(遺体を損壊しないまま放置あるいは埋める等すれば、遺体が発見された場合は、遺体から体液など自分の痕跡が採取される恐れがあった)

 

という風に見て取れば、言いにくいですがやはり生前の性的暴行はあったのかなと。
(いわゆる「死姦」については考えていません)

 

とすると、高架下の側道(路上)で性的暴行~殺害まですべてを行うのは---不可能ではないにせよ---難しいと思われるので、

やはり容疑者は被害者をいったん高架下側道付近にとめた車に連れ込み、車内で即、性的暴行~殺害となったか(3の場合)、

あるいは高架下側道から益田市の自宅まで移動し、そこで性的暴行~殺害となったか(1の場合)、

またあるいは、高架下側道から山奥の林道、河原、空き家など人目につかない場所に移動し、その場所またはその場所にとめた車の中で性的暴行~殺害となったか(4の場合)、

いずれにしても殺害現場としては、2よりは、1、3、4が可能性としては高いかと思いますが、どうでしょうか。

 

 遺体を損壊した場所は容疑者の益田市の自宅

 

これは消去されていたとされる容疑者のデジカメ画像を警察が特殊技術で復元した結果、画像の背景に写りこんだ壁が容疑者宅の浴槽の壁と一致したとかで、ほぼ間違いないところかと。

 

 殺害日時は、警察によると、被害者が行方不明になった10月26日の深夜ごろ

 

警察が復元したデジカメ画像というのが、平岡さんが行方不明になった日の深夜ごろに撮影されていたとのことで、ここから殺害日時もほぼ拉致直後だっただろうと警察は目星をつけていると。

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161221-00000010-asahi-soci

島根の大学生殺害、連れ去り直後か 当日夜に遺体撮影

2016年12月21日 朝日新聞デジタル

「(前略)車で連れ去った直後に平岡さんを殺害した可能性が高いことが、捜査関係者への取材で分かった。自宅で撮影した遺体の写真は消去されていたが、捜査本部が復元。撮影日時などを特定した。(中略)矢野容疑者のデジタルカメラなどに残されていた平岡さんの遺体や文化包丁の画像は、当日夜ごろの約1時間半の間に容疑者宅で撮影されたものと判明した。平岡さんに関わる写真のみが消去されており、容疑者が証拠隠滅をはかった可能性もあるとみている。」

 

この期に及んでもなお何かを秘匿し、具体的な情報を出し惜しみしているかのように見えた合同捜査本部の会見。

被害者の死亡推定時刻をなにがなんでも公開捜査開始(11月2日)の前に持っていきたいのかなとか、

何らかの理由でとにかく死亡推定時刻は10月26日の深夜あたりに設定したいのかなとか、

ふとそういった疑念が頭をかすめなくもないですが、まあ今回はそこまで言わなくても、自分としてはこのデジカメ画像の撮影日時を、そのまま受け取ろうかなと。

 

 臥龍山に遺棄した日は不明

 

このあたり、記事をたくさん読みましたが、どれも

 

事件当時、通行記録から容疑者の車が遺棄現場付近を走行していたことが~」

事件直後、通行記録から容疑者の車が遺棄現場付近を走行していたことが~」

 

というたぐいのものばかりで、具体的に「何月何日の何時ごろにどの地点を走行していたのか」を明らかにした記事は無かったように思います。

またそもそも山奥の臥龍山に当時、防犯カメラの設置があったとは聞きませんので、どれほど遺棄現場付近を容疑者の車が走行していたとしても(「映っていた」と警察が言うのはおそらく益田市から臥龍山方面へと向かう191号線のNシステムのことでは?)、

 

島根女子大生バラバラ殺人事件

(このカメラかどうかはわかりませんが、遺棄現場付近のNシステムといえばこれくらいかと・・・。ちなみに、このNシステムから臥龍山林道最奥までは約15km(not直線距離))

 

「遺棄現場”付近”のカメラに走行記録があるのだから、その日に臥龍山林道最奥まで行って遺棄をしたに違いない」とは、必ずしも言えないかと。

つまり警察にとっても、容疑者がいつ遺棄をしたのかは判然としておらず、それゆえに書類送検に当たってはあの曖昧な容疑事実の概要すなわち、

 

「2009年10月26日午後9時16分から深夜の間に、島根県浜田市および益田市周辺で被害者・平岡都さん(当時19)を窒息死させ、同年11月6日までの間に益田市内の被疑者宅において遺体を損壊。その後、遺体の頭部・胴体を広島県の臥龍山に遺棄した

 

というものになったのではないかと。

(ちなみに11月2日が公開捜査開始、11月6日の13時45分にキノコ狩り男性により遺体の一部発見)

 

この容疑事実の概要の中で、警察は、殺害日時についてだけはかなり時間を絞り込んでいますが(この部分はデジカメ画像から逆算して自信があるのかと)、

損壊と遺棄については、すべてを損壊し終える・・・言いにくいですが、切断、内臓を処分する、肉を削ぐ、焼く等々にどれくらいかかったのか(デジカメで撮影されたものはほんの一部だった可能性)、また何日に遺棄したのか、一度で遺棄したのか、複数回に分けて遺棄したのか、そのあたりも判然とはしていないことが見て取れると。

 

 2009年11月4日の未明に臥龍山の山頂付近にかなりの長時間滞在し、ふもとからヘッドライトを目撃されていた車は犯人のもの

 

という風に今でも自分は思っております。

 

島根女子大生バラバラ殺人事件

島根女子大生バラバラ殺人事件

(ヘッドライトに浮かぶ臥龍山林道最奥、車両回転場横の北西側斜面<上>。11月4日の未明、この北西側斜面を下った先のふもとに住む女性が、臥龍山の山頂付近にヘッドライトが点り続けるのを目撃していた<下>。2日後の11月6日、この斜面でキノコ狩り男性により遺体の頭部が発見された。画像はイメージ)

 

かなり以前にも書きましたが、11月4日の未明というのは

「11月2日(公開捜査開始の日)の実質翌日の夜」

なのであり、そこには公開捜査の開始によって容疑者が直ちに行動---臥龍山へ遺棄---した形跡が見て取れなくもないかなと。

 

もし本当にそうだったとすれば、容疑者が公開捜査開始によって直ちに遺体を遺棄した理由は何だったのか?・・・ということですが、

要するに容疑者には性犯罪の前科があり、自分は警察のリストに載っていると、この時の容疑者は、強制わいせつ事件で実刑を食らった前科のある自分をまさか警察が初動で見落としてくれるとは思っていないわけで、したがって公開捜査となれば、たとえ浜田市からやや離れた益田市に住んでいるといえども、警察の捜査の手が遠からず自分に及ぶかもしれない(急がねば)・・・ということだったのかもしれない、などと思ったりします。

 

上はもちろん妄想のたぐいですが、もし本当にその通りだったとすれば、容疑者は損壊された遺体を、10月26日深夜の殺害後から、丸8日間ほども(全部かどうかはともかくとして)手元に保持していたことになるかと。

その保持していた期間に、言いにくいですが、遺体から自分の痕跡を抹消するべく、あわよくば遺体の存在そのものを抹消するべく(星島事件)、肉を削ぐだの、焼いてみるだのしていたのかもしれないなと。

(公開捜査の開始によって慌ててすべてを放棄)

 

 臥龍山への遺棄について

 

島根人たる矢野容疑者にとっては島根県内に遺棄するのは都合が悪く、また山口県出身の容疑者にとっては山口側へ遺棄するのも捜査の目を自分(前科あり)に向けさせることになり嫌であると。

結果、島根でも山口でもない、益田市からもそこそこ遠いがほぼ191号線一本で行くことができ、広島人にも疑いの目を向けさせることのできる、広島側の山奥の臥龍山が選ばれた。

遺体をあえて発見させ世間を騒がせる意図はなく、隠す意図~あわよくば獣に食べさせる意図があったと予想。

また、どうやらこの容疑者は犯罪に詳しかったのでは?

栃木県旧今市市の小1女児殺害事件などについてもネットで調べて知っていた可能性があり、「遺棄するなら県境跨ぎだ」ということは、容疑者にとって自然な成り行きだった可能性もあるかと。

 

 顔見知りかどうかは不明

 

営業で浜田市も回っていた矢野容疑者がゆめタウンのサーティワンでアイスを食べ、平岡さんのことを一方的に見知っていた~あるいは軽い会話くらいは交わしたことがあり、平岡さんも容疑者の顔くらいは知っていた可能性。

その他,SNSを通じて実際に会ったことがある~あるいはあの日初めて会った可能性。

当方的には多分、顔見知りではなかったのではないかなと。

やはりあの現場が・・・

 

島根女子大生バラバラ殺人事件

(下は現場の夜のイメージ。容疑者が当時乗っていた車は白のヴィッツ。画像向かって左側に側道がのびている)

 

島根女子大生バラバラ殺人事件

(その側道を少し入ったところが靴の発見現場)

 

顔見知りの二人がなんらかの理由でここに車をとめたというよりは、県立大の女子生徒が夜にここを通るということを知っていた性犯罪の前科者がここに車をとめて、一人歩きの女子を待ち構えていた、不幸にしてバイト帰りの平岡さんがそこを通りかかった、という状況のほうがありそうかなと。

 

 遺体を損壊したのは基本的に自分の痕跡の消去

 

と想像。

容疑者は強制わいせつで実刑の前科あり、犯罪実行にあたってDNAについては気にしていたと思われ、またこの事件では被害女性の体に容疑者の体液その他の痕跡が残ったと想像しますので、その痕跡を抹消するために体の一部(例えば大腿部、臀部、腹部、胸部、顔部)を損壊するとすれば、要するに体全体を損壊していくしかなく、

さらに容疑者の頭に星島事件のことがあったとすれば、遺体そのものの存在を消すという、より徹底したものを目指したかもしれず、生々しい記述で申し訳ないですが、細分化したものを冷蔵庫等で保持しながら肉を削ぐ等の損壊を加えていたが(先日の千葉県酒々井町、姉による弟のバラバラ殺人事件)、途中で面倒になった~公開捜査の開始とかで世間が慌ただしくなり焦りを覚えたとかで、胴体については焼く等の処理をしたうえで、手元に残っていた全ての部位を臥龍山へ。

(もしかすると油をかけて焼いた現場は臥龍山という可能性も。胴体に燃え残ったビニール片が付着)

 

損壊途中に写真を撮っていることをどう見るか、という点について、素人的感想ではありますが、「殺人や遺体損壊そのものを目的とした快楽殺人」だとは、ここでは見ておりませんので、

要するに、世の中の極めて少数の者以外には生涯縁がないであろうデカイことをしてやったとか、いま俺は映画や小説や、ネットで見るような歴代の犯罪者たちの世界に足を踏み入れたんだなとか、それくらいの気持ちの高ぶりの中で、さして深く考えもせず(言葉は悪いですが)いわば「記念に」撮ったのではないかと。

 

千葉の酒々井町の姉は、弟に対するあの犯罪で精神が壊れたような顔になっていましたが、矢野容疑者の場合は、もともと女性に対しては愛憎が入り混じったかにも思える複雑な感情が頭をもたげるようになっており(ジストニアの発症、バンド脱退あたりからこじらせた? 同時期と思われる頃に3件の強制わいせつ事件)、殺害した女性の遺体を損壊するのに、酒々井町の姉のように気が変になってしまうような、そんな精神は持ち合わせていないと。

女性の、しかもおそらくは見ず知らずだった被害者の遺体を損壊するのに、さして良心の呵責は感じなかったのでは?と想像しますがどうでしょうか。

 

容疑者の死は自殺ではなく事故死

 

と想像。まずは車の画像を。

 

島根女子大生バラバラ殺人事件

島根女子大生バラバラ殺人事件

(車種はトヨタ・ヴィッツの3ドアハッチバック、ヴィッツの中でも初期のタイプに間違いないかと。ガードレールに3度激突して路側帯に乗り上げ停止、炎上。発見時、容疑者は運転席、母親は車外。死因は焼死。ブレーキ痕・スリップ痕ともになし。1枚目の画像は見やすくするため少し明るくしてあります)

 

これまた妄想ながら、自殺というにしてはやや不可解と思われる点が・・・例えば、

 

・事件を悔いて(あるいは、逃げ切れないと観念して)自殺するのならなぜ母親を道連れにしているのか(一人で死ねばよい)。

母親は当時まだ58歳であり、残して逝くには不憫と思われるような年齢ではなく、また容疑者には弟(2011年に美容院を開業)がおり、母親の老後の介護を期待できる人間が誰一人としていないというわけではなかった。

 

・高速道路での「自殺」というのが腑に落ちない。

垂直の壁に猛スピードで激突していったというのではなく、ゆるいカーブが連続する地点でガードレールに3度激突して路側帯に乗り上げ炎上。

結果的に死亡するも、普通この状況では死ぬというよりは大怪我、半身不随、脳死で寝たきりとなるほうが連想され、自分も家族もある意味で死ぬよりつらい状況になることが予想され、自殺するにしてもこういった方法をとるものだろうかという疑問。

また、ブレーキ痕・スリップ痕がないというのは、自殺の場合には限らず、事故の場合でもありうるかと。


・家族への償いとして、事故を偽装し保険金を残すことを考えたという見方もできるが、それならなぜ母親まで道連れにするのか、という疑問が再び生じる。

 

・車が燃えたのは容疑者が車内に灯油とかガソリンを撒いたのでは?という見方もできるが、車は事故れば結構燃えるものらしく、「自動車道」「事故」「炎上」などでググれば枚挙にいとまがないほどの炎上例が出てくる。

また仮に自分で灯油やガソリンを車内に仕込み、走行しながらノーブレーキでガードレールに3度激突、首尾よく炎上させて同乗者もろともに死亡するという、ある意味では「離れ業」を演じてみせたとしても、果たしてそれで保険屋の目を欺けるものだろうか?という疑問は抱かなかったのかと。

 

・島根の事件について「息子の犯行に違いない」と悲観した母親がとっさにハンドルを奪ってガードレールに激突させた、という見方もできるが、その行為から第一に予想される結果はやはり大怪我、半身不随、脳死で寝たきりというものではないかと。

息子を連れて死のうというのであれば、

 

「運転疲れたでしょ? 母さんが代わるわ。久しぶりだし、気晴らしに高速のドライブもしてみたいし」

 

などと言葉巧みに次のPAで運転を代わり(米屋の奥さんは免許を持っていたと想像)、

そのまま猛スピードでどこかの壁に激突とか、あるいは、なにも高速道路での死にこだわらなくても、下関あたりで、

 

「海でも見てから帰りましょう。気分がせいせいするし」

 

などと言って港に向かい、そのまま海中にダイブ・・・という手もあり、そのほうが確実ではないかと。(ただし母親が後先考えず、発作的にハンドルを奪った可能性はあるかもしれないなと)

 

・容疑者のデジタルカメラの画像が消されていたため、死ぬ準備をしたうえでの自殺ではないか、とも見ることができるが、仮に第三者ではなく容疑者が画像を消したのだとしても画像の消去は自殺の準備に限らず、例えばそれは

 

「公開捜査開始~遺体発見後に、証拠隠滅のため急ぎ画像を消去した」

 

という見方も普通にありかなと。

また、人に見られるとまずい画像をデジカメに残しておくものだろうかという疑問も。

デジカメなどに残しておけばどんな拍子に他人に見られるか分かったものではないため、その種の画像は、おそらくすぐにパソコンその他に取り込み、デジカメのほうは早々に消去するのが自然では?という気が。(この場合、遺品のパソコンが遺族に返還された後、中の画像はどうなったのか?という問題もありますが)

 

思うにこの容疑者、出所後も平然とSNSで母校の知り合いを漁る~殺害後も平然と出勤など、「事故を偽装して自殺し、家族に保険金を・・・」などというある意味「殊勝な」性格はしておらず、

また死亡現場は中国自動車道上の有名な事故多発地帯(美祢IC~美祢西IC)でもあり、自殺というよりは単に居眠りで事故死したというほうが腑に落ちる気がしますがどうでしょうか。

 

またこれは希望的観測が入りますが、この容疑者はガードレールに激突する寸前に何かを見たのだと、
そう信じたいところかと。

 

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いずれにしても、この事件については当初から警察の情報公開は「小出し」「曖昧」「不正確」、さらに言えば平岡さんのゆめタウン従業員通用口での最後の映像を昨年ようやく公開してくる等、「不誠実」ですらあったかと思うのですが、どうでしょうか。

「なるべく情報を出さない」という、初動ミスへの突っ込みどころを提供するのを恐れるかのような姿勢は、書類送検の最後の会見に至るまで、ついに変わることはなかったのかなと。(曖昧なまま幕引き)

 

思い返せば警察は昨年(2015年)の10月から、この事件の情報を募るにあたって

 

「薄れゆく記憶より確かな記録を」

 

ということを言い始め、その言葉は受け取りようによっては

 

「おたくらの曖昧な記憶の話はもういい。携帯やデジカメの画像や動画、ドライブレコーダーの映像など確かな”記録”を持ってこい」

 

とも読める、ある意味では失礼な響きを持つビラを制作し配布していたのでした。

 

しかしその警察自身が今年に入って性犯罪者を洗いなおしてみると瞬く間に強制わいせつの前科のある不審者が浮上し、しかもその不審者が浜田市や臥龍山周辺を車で走行する確かな「記録」が出てきたと。

 

つまり警察は市民に向かって確かな「記録」の提供を呼び掛けながら、実はその確かな「記録」を、自分たち警察がろくに活用もせず(結果的に7年間も)内部に埋もれさせてしまっていたという落ちでした。

 

しかしそういう残念なことがあったにせよ、容疑者特定に至ったことは良かったに違いありませんし、警察の捜査も、今年以降の性犯罪者洗い直しからの展開は鮮やかであり、ほとんど怒涛の寄せともいうべきものだったのではないかと。

 

外部に向かっては捜査の手落ちを言いにくいのかもしれませんが、内部では、どこをどうするべきだったのかをよく検討していただき、得られた教訓を今後の捜査に生かしていただきたいところだと思います。