■2016年11月13日初回アップロード:
(愛知県名古屋市西区の稲生公園<いのうこうえん>。犯人は殺害現場となったアパートから直線で約300m離れたこの公園まで徒歩で逃げ、公園内の水場で負傷した手の血を洗い流したとみられている。)
※※ パソコンからご覧の場合で、画像によってはクリックしても十分な大きさにまで拡大されず、画像中の文字その他の細かい部分が見えにくいという場合があります(画像中に細かい説明書きを入れている画像ほどその傾向が強いです)。その場合は、お手数ですが、ご使用のブラウザで、画面表示の拡大率を「125%」「150%」「175%」等に設定して、ご覧いただければと思います。※※
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最近、妙に女性による暴力犯が目立つような気がする・・・
そう思っていたら一昨日でしたか、22歳の女が交際相手の男性を拳で殴り殺すという事件があり、さすがにこれは珍しいような気がすると思って人々のコメントを見てみると、
「凄いハードパンチャーだ」
「凄い体格の女なのかな」
など、まるで女の腕力に感心するかのようなコメントが多く、
「被害者が女だったらきっと非難轟々だと思われるのに・・・」
などと微妙な気持ちになったりしていたのですが、
明らかに女による犯行だと思われるもので
しかも未解決のままになっている殺人事件といえば
「名古屋市西区主婦殺人事件」
だろうな、などということを思い出しつつ、ネットニュースを見ていると、
今日(11月13日)はその事件の発生からちょうど丸17年にあたるとのことでした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161113-00001057-cbcv-soci
名古屋市西区で主婦が殺害された事件から丸17年を迎えた13日、遺族と警察が現場近くのショッピングセンターで情報提供を呼び掛けました。
この事件は1999年11月13日、名古屋市西区のアパートで主婦の高羽奈美子さん(当時32歳)が何者かに首を刃物で刺され、殺害されたもので事件直後に近くで走り去る女の姿が目撃されています。
事件から丸17年がたったこの日、高羽さんの夫、悟さんと長男の航平さん、警察官が現場近くのショッピングセンターでチラシ入りのティッシュを配り、情報提供を呼びかけました。
警察によりますと犯人は現在、60歳前後の女で血液型はB型、靴は24センチとみられるということです。
(名古屋市西区主婦殺害事件ウィキペディア)
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●2016年11月15日以降の追記分:
例によって拙いものになるかとは思いますが、
この事件についてはまとめてみようと思います。
まずは事件が起きた愛知県名古屋市の位置から、
(画像中央よりやや左下、赤枠の部分が名古屋市)
次に、その名古屋市の西区稲生町<にしく いのうちょう>という所で事件が起きたのですが、名古屋市におけるその西区稲生町の位置というのは、
(画像中央よりやや左上、太線の赤枠で囲んだあたりが稲生町)
次にその稲生町をクローズアップ。
薄い赤線で囲まれた、周囲よりも微妙に赤みの強い薄桃色の部分が稲生町となります。
(画像中央よりやや左下、赤丸のあたりに事件現場となったアパートがある。この事件では遺族の方々も素顔・本名フルオープンでインタビューに答えておられますし、テレビで取り上げる時もアパートその他、関連場所の位置など完全にわかる形で紹介しているので、こちらでも比較的オープンに取り上げることにします)
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上の画像の赤丸の位置にある、事件現場となったアパートが、
こちらであると。1999年当時の画像です。
水色の枠で囲んでいる部分が、高羽奈美子さん(以下、奈美子さん)がその夫や息子とともに住んでいた部屋(=事件現場)。
奈美子さんの車は事件前月に買ったばかりの赤の新車だったとのことで、おそらく画像中の赤い車がそれではないかと思うのですが、仮にそうだとすると車種はこれかと。
(トヨタ・キャミ 1999年5月 - 2006年1月)
夫の悟さんはいまだにこの部屋を借り続けておられるそうで(普段の住まいは別)、
ストリートビューで確認できるその様子が以下。
(2015年5月撮影の画像)
実は2016年5月撮影の画像もストリートビューで確認できるのですが、
ベランダのシェードの様子さえ99年当時と変わらず保存されており、
旦那さんの亡き妻への思いや、
事件解決への執念が感じられるのではないかと。
玄関辺りの様子は、
また奈美子さんはセールスなどを警戒して、玄関に人が来た時には、
まず玄関横にあるキッチンの窓越しに訪問者を確認してから玄関を開ける習慣があったそうで、
そのキッチンの窓越しに外を見た図が以下です。
目の前に2階建ての家が見えていると。
(上の赤屋根の家と下のそれは同じ家。赤屋根の家は現在は建て替えられている。また画像では赤屋根の向かって右隣りに同じく2階建ての家があるようにみえるが、この家は画像で見るよりも、実際はもっと奥に引っ込んでいる)
アパート前の道路を西に向かって見通した図が、
(向かって左側、水色枠の部屋が事件現場。犯人はアパートの階段を駆け下り、この道を画像奥に向かって逃走したとみられている)
アパート西隣に建物が密接していて見通しが悪いように思えますが、
画像中にも記した通り、この西隣の建物(マンション)は事件当時存在しておらず、
そこは下の写真のように、駐車場になっていました。
(当時のアパート西隣はこうだった)
なので事件当時、現場アパートを西側から見た風景は、
こうだったと。(水色枠の部屋が事件現場)
おそらく、この現場アパートは、
向かい側にある2階建ての家からのみならず、
西側の路上からも、よーく見える(叫び声もよく聞こえる)状態だった・・・、
少なくとも現在のように隣にマンションが密接していて、
いまいち見えにくい「死角」のようになっているということはなかったのではないかと。
ともあれ、それほど人目に乏しいとも思われず、
隣には割と広めの駐車場まであったこのアパートの一室に、
犯人は刃物をたずさえ、
どうやら徒歩でやってきたようでした。
(「その2」へ続く)