(海で遊泳中、とつぜん左手薬指の爪が剥がれた、波間中学2年・小清水百恵)
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波間に潜む怪異の話をもう一つ・・・
つのだじろう作品『呪凶介 PSI(サイ)霊査室』より、
波間鬼(なみまおに)。
その響きはどこか可愛らしく、
クラゲのような生態も、風変わりで面白いかと。
好物は人の爪で、泳いでいる人の爪を剥がしてこれを食べ、
水に溶け出た血と混ざりあって、傷口から人体に侵入する。
侵入された人は、姿かたちは元のままながら、
その性格は、粗暴で悪質な波間鬼そのものへと変貌してしまう。
(突然暴力的になったクラス一の優等生・小清水百恵)
(波間鬼に爪をはがされ、その性格は一変した)
(当初は小清水を案じていた彼氏の大城もまた、波間鬼に爪をはがされてしまい・・・)
中学1~2年の夏休みを境に、服装や髪形が派手になった、
付き合う友達のタイプが一変し、性格も粗暴になった・・・
そんな話をたまに聞きます。
身の周りにもしそんな子がいたら、
指の爪を確認してみるといいかもしれません。
もしかするとその子はこの夏、海水浴に行って、
イタズラ好きの小鬼・波間鬼に
生爪を剥がされてしまったのかもしれませんよ。。。(怪談風。ダメか)
---------- 8月13日アップロード分↓ ----------
今日は「怪談の日」だそうで・・・。
毎年、この季節は水難事故が多いですが、
うしろの百太郎にも、真夏の海の心霊物語がありました。
海で溺死し、地縛の霊となった少女に誘(いざな)われ
夜の浜辺へとやってきた後一太郎。
ふと気づくと少女の姿はなく、
かわりに足元の水の中から・・・。
(悲嘆に暮れる両親)
先日も、北海道でいちどに4人の男性が海で溺死し、「離岸流」が話題になりましたが、
その「離岸流」を含めた異常潮流が原因ではなかったか・・・とされているのが、
1955年(昭和30年)7月28日に三重県津市の中河原海岸で発生した、
「橋北中学校水難事件(きょうほくちゅうがっこうすいなんじけん)」
でした。海での水泳訓練中、
謎めいた状況の中で、いちどに36人の女子生徒が溺れ死んだと。
(三重県津市・女子中学生36人水死事件ウィキ)
この事件のことは、うしろの百太郎でも取り上げられており、そこでは
「戦時中に津市で爆撃を受け亡くなった方の遺体が、多数、この中河原海岸に埋められており、
その浮かばれない霊の祟りによって起きた事件ではないか」
という、心霊風な解釈がなされています。
自分的には、その見方はどうかと思うのですが、
水難事故多発の折柄、
水の恐ろしさ、(たとえ浅瀬であっても)潮の流れの侮れなさを知る上でも、
かつて三重県でこういう悲劇があったということを
知っておくのも悪くはないのではないかと。