「あのぅ、女の子がぁ、二人の女の子が、こうちょっと、自分たちの世界で盛り上がるあまりに、かたっぽのお母さんを、えー、撲殺してしまう話なんですけどぉ、ハイ。ちょおっと殺し過ぎな感じの殺し方でぇ、ウフフフフ。殺し方も怖いしぃ、あ、フツーに滅多打ちにして殺すんですよ、石かなんかで。後ろから急に襲って。で、それがこう、そのぅ、こう二人、すごい楽しそうにこう、キャッキャとしたノリで殺ってしまうところが、こう、非常に恐ろしいですね、でもすごいキレイな映画で・・・あのぅ、ず~っとハイテンションな、すごいキレイな、濃密な感じの映画なんですけど・・・」
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心霊系の動画を見ていると、いつしか、
「怖さって何だろう?」
「自分は、どういうものを怖いと感じるのだろう?」
みたいなことを、考えていたりしませんか?
自分は、そんなことを考えながらネットの動画を見るうちに、
ある女性が「怖いもの」を語る動画に行き当たりました。
「某ホラー(スプラッター)映画の、これこれのシーンが怖い」
ということを、女性はインタビュアーに対して語り始めるのですが・・・
美人で、可愛らしい声であるにもかかわらず、
「撲殺」
「石かなんかでフツーに滅多打ちにして殺す」
「殺しすぎな感じの殺し方」
とかの剥き出しの表現や、
お気に入りのシーンなのでしょうか、
目や口元に浮かぶ内心の昂ぶりが、ビミョーな空気を醸し出しており、
努めて淡々とホラーを語るその女性自身が
実は最もホラーなのではないか・・・
と思えてくるのでした。
幽霊も怖いですが、
一番怖く、またわからなくもあるのは、やはり
「人間」
なのかもしれないなと。
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心霊動画を見たり、それ系の記事をアップし始めたころから、
右肩が重くてたまりません。
ああ、これが「肩に来る」というやつか、
しかしまさか、そうタイミングよく霊が憑いたとも思えない、
ただの肩こりに決まっている、いずれにしても、そのうち治るはず・・・
そうタカをくくっていたのですが、いっこうに治る気配もなく・・・
右肩が重いことに加えて、右腕全体に、
熱いような冷たいような、不思議な熱(冷)気がわだかまっている感覚があり、
血行障害??と疑ってもみるのですが、
もしかしてこれはヤバいやつなのか、
お祓いしてもらったほうがいいのかなと思ってみたり・・・。
話を戻しまして、人間の怖さについて、
前記事で、恐怖新聞やうしろの百太郎はギャグ漫画、と書いたのですが、
この2作は、やはり怖い作品でもあると思います。
自分の場合その怖いと感じた理由を探ってみると、
この2作が、図らずも(?)「人間の怖さ」に触れている部分が多いからなのかなと。
悪魔憑き、悪魔祓い、
狐憑き(コックリさん)のエピソードなども出てくるのですが、
(『恐怖新聞』より、悪魔アイニにとり憑かれた女児)
(『うしろの百太郎』より、生徒思いの真面目な教師を装いながら、次々と生徒を惨殺していく小早川教諭。殺害シーンの描写~表情が生々しいので、一部自主規制)
これなども、見ようによっては多重人格~
サイコパスの一例を描いているようでもあり、
また、埋蔵金の謎解きの話(恐怖新聞)では
人殺しも厭わない欲ボケ老人が悲惨な最期を遂げたり、
(深い縦穴に突き落とされ夜通し穴掘りを命じられる鬼形礼)
(悪辣の限りを尽くして、ついに埋蔵金を独り占めした老人の高笑い。しかしそれは長続きしなかった)
スキーシーズンに、馴染みの山荘を訪れた鬼形礼を出迎えたものは、
山荘の主人の縁故者に成りすました殺人鬼(指名手配犯)だったりで、
(深夜、無人の雪原に鬼形を引きずり出し、殺人鬼の本性をむき出しにした指名手配犯。鬼形の扼殺〈やくさつ〉を試みるも、その末路は・・・)
恐怖新聞やうしろの百太郎には、この手の、
「人間の怖さ」
を思わせるエピソードもけっこう多いです。