大阪府高槻市番田の物流会社駐車場少女殺人死体遺棄事件・その2 | 雑感

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150818-00000091-mai-soci


大阪府高槻市の物流会社の駐車場で遺体で発見された平田奈津美さん(13)が通う寝屋川市立中木田中学校の新井真利子校長(54)らが18日夜に記者会見し、「まさかこんな形で発見されるとは。生徒の安全を守れなかった」と声を詰まらせた。

新井校長によると、平田さんは欠席もなく、明るい性格だった。

所属した吹奏楽部でも熱心に練習していた。

担任が「頑張ってるね」と声をかけると「頑張ってるよ」と笑顔で答えていたという。

新井校長は「学校や友人、家庭も含めてトラブルがあったとは聞いていない」と話した。

また、平田さんの親が府警に行方不明者届を出したことを学校側が14日夜に市教委に伝えようとしたが、担当者の携帯電話の故障でつながらず、市教委の対策本部の設置が18日にずれ込んだという。

(後略)


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被害者の身元が特定された。


例のツイッターの情報通りだった。


警察よりもツイッターのほうが早く正確に的を射ぬいた形だ。


被害者(平田奈津美さん)の母親は、8月14日の夜には警察に捜索願を出していたらしい。


奈津美さんの写真も複数提供し(14日、16日)、懸命に問い合わせもしていたとのこと。


「この子、なんで親が捜索願を出さないんだろう?」


という人々の叱責混じりの指摘は、当たってはいなかったということになる。


確かにいろいろと首をかしげる部分はあった。


例えばなんで中1女子が簡易テント持って同級男子と夜間外出するのか(12日夜9時ごろ)、


なぜ真夜中に商店街をぶらぶらしているのか(13日午前1時10分ごろ~午前5時10分ごろ)、


なぜ「野宿しようとおもう」なのか(13日午前1時20分、ラインで)、


なぜ「おやするみー(おやすみー)」なのか(13日午前3時14分)、


なぜ親に連絡もせず「星野君と京都に行く」なのか(13日午後3時、ラインで。13日午前6時半ごろとする記事もある)、


なぜ親はこれを見過ごしているのか、


なぜ13日中ではなく、「14日の夜」に捜索願い提出なのか、


その他、なぜ?・・・


といった多くの疑問点は確かにあった。


しかし少なくとも母親は事件後の8月14日夜には捜索願を出しており(少し遅かったが)、


奈津美さんは当初噂されたようなネグレクト、放置子、長期の家出中、無戸籍児とかではなく、


吹奏楽部でトロンボーンの練習に熱を入れる、いわば普通のJCだったようだし、


親御さんも少し脇が甘かったかもしれないが、きっと普通の方なのだろう、と想像できた。


ところで今回、被害者の身元特定が遅れた件について、


「きっと警察は被害者の身元をすでに特定しているに違いない」

「でも、もう一人の少年(星野凌斗君)の身の安全にかかわることだから、被害者の身元を特定したという犯人を刺激するような事実をあえて伏せ、捜査が行き詰っているようなフリをしているに違いない」


と、多くの方が思っていたのではないだろうか?


恥ずかしながら自分も希望的観測を込めてそう思っていた。


しかし事実はどうやら違っており、警察の説明によると、


「母親の説明による奈津美さん外出時の服装が、被害者のそれと違っていた」

「母親が提出してきた写真を見ても、被害者とは違うと思った」

「それで、母親には"奈津美さんである可能性は低い"と伝えた」


とのことらしかった。


「服が違うなら本人じゃないよ」


そういう予断がなかったかどうか。


そのあたりの経緯は、次の動画で見ることができる。


http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150818-00000477-fnn-soci


別記事によると、警察は当初、寝屋川市教委に対して「平田さんとは、遺体の特徴が違う」と説明したらしい(17日深夜)。


この説明を受けて、市教委は胸を撫で下ろしたという。


ところが翌18日の午前中には一転、警察は「やっぱり平田さんでした」と説明した。


昨日とは180度違う説明に、市教委は肝をつぶしたらしい。


その市教委も市教委だった。


平田さんの母親が警察に捜索願を提出した14日、市教委の担当者の


「携帯が故障」


していたらしい。


このため、「奈津美さん不明の事実」を伝える学校や警察からの市教委への連絡が上手くゆかず、ようやく市教委の担当者に連絡が取れたのが17日の朝だった。


結果、奈津美さん不明事案に関する市教委の対策本部の設置が、18日にずれ込んだという(上の記事にある通り)。


にわかには信じがたい話だが・・・、対策本部の設置というのは、1人の担当者の携帯の好不調にのみ依拠しているのだろうか?


登場する個人・団体の全てが何か危機感~切迫感が欠けているような気がしないでもないが、ともあれ身元特定に至るまでに各方面で色々とあったようで、それが遅れたのは、文字通り色んな好ましくない理由で「遅れてしまった」のであって、


「星野凌斗君の身柄の安全のために、平田さんの身元が特定されていることはあえて伏せていた」


などという、気の利いたものではなかったようなのだ。


ここで不安になってくる。


本来なら14日深夜にでも身元特定でおかしくなかったものが、18日にずれ込んだ。


その間、被害者は無戸籍児だとか不法入国者の子だとか、あらぬ噂を立てられた(捜索願が出されてないのが事実なら、ああいった噂も無理からぬところはあったが)。


なにより、犯人に丸3日程度、証拠隠滅の時間を余分に与えてしまった。


身元特定に際して生じたこのタイムラグは、小さくはないような気がするが・・・


頭の切れる犯人ならその丸3日を(犯人的に)有効に使うと思うが、この事件の犯人はどうか。


まあ、捕まるとは思う。


気になる星野凌斗君はどこにいるのか。


すでに1人が殺害されており、星野君にまで手をかけたら被害者2人となる。


主犯の年齢にもよるが、死刑~無期懲役という線も十分あり得る。


星野君がまだ生きているのなら、生かして解放するのが、犯人にとっても身のためだと思う。


星野君が生きて解放されることを願う。