http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150816-00000532-san-soci
大阪府高槻市の物流会社駐車場で顔や手を粘着テープで縛られた少女とみられる遺体が見つかった事件で、遺体発見の約1時間前に、2台の車が駐車場を訪れる様子が、近くの防犯カメラに写っていたことが16日、関係者への取材で分かった。
2台は乗用車とみられ、相次いで駐車場を訪れると、遺体遺棄現場付近で並んで駐車。
約30分間後に連なるように駐車場を出た。
遺体はその約20分後に発見された。
大阪府警高槻署捜査本部もこの映像を確認しており、車両の特定を進めるなどして事件との関連を調べる。
捜査本部によると、遺体は13日午後11時35分ごろ、仕事を終えて駐車場にトラックで戻った物流会社の男性従業員が発見した。
防犯カメラは、遺体が遺棄された現場駐車場の東側部分が撮影範囲に含まれており、映像では、遺体発見の約55分前の午後10時35分ごろ、1台の車が駐車場に入り、遺棄現場付近にバックで停車した。
約5分後、別の車も駐車場に進入し、最初の車の前にバックで縦列駐車。
2台目が止まってから約30分後の午後11時10分ごろ、2台は連なるようにして再び動き始め、出入口の方向へ走っていった。
カメラは駐車場の出入口付近までが撮影範囲に入っていないが、2台はそのまま駐車場を退出したとみられる。
この約20分後の午後11時半ごろには、遺体の第一発見者が運転していたとみられるトラックが駐車場内に入ってきたのが、映像でも確認できる。
ライトの照射状況などから、2台は乗用車とみられるが、車種や色、人が歩く姿などは鮮明ではなかった。
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これは相当ヤバいのではないだろうか?
何がヤバいって防犯カメラと遺棄現場との距離が相当近いということで、
いまちょっと調べてみたらその距離約73メートルといったところだった。
73メートルって目と鼻の先である。
防犯カメラと遺棄現場との間には、視界を著しく遮るようなめぼしい遮蔽物もない。
しかもおそらく真正面から遺棄現場をとらえている。
たとえ夜間の映像だとしても、
これは警察にとって大きなヒントになるのではないだろうか。
怪しい2台が駐車場に入った時刻もバレており、
この時刻を起点として付近の防犯カメラの映像をしらみつぶしに当たれば、
容疑車両の全貌はより鮮明に浮かび上がってくるのではないかと思う。
どうやら事件には最低でも車が2台絡んでいるようで、
1人の異常性格者~サイコパスによる快楽殺人という線は薄いのかな、という気がする。
夏休みでもあり、悲しいことに最近世間をにぎわすことの多い不良グループ内の制裁、
見せしめのリンチといったところだろうか。
被害者につけられた合計約30カ所にも及ぶ切り傷のほぼ全てが、
被害者の体の左側前面に集中している、というのがまた謎なところだが、
もしかするとグループのリーダー格みたいな人間が手下に向かって、
「お前らも切れ」
みたいな命令を下したのかもしれないと思う。
命じられた連中はALL右利きで、右手でナイフを持ち、
粘着テープで縛り上げられ怯える被害者に対して、
なんとなく(一部は嫌々と)切り付けた、
とうぜん積極的に切り付けたい気持ちはないので、
最初の人間が切り付けた左側の露出部分を中心に、
後に続く連中も申し訳程度に刃物を突き立てていった、
という感じかもしれないが、あるいは、
非常に狭いスペース(例えば車の後部座席)の一角に被害者を追い込み、
被害者の左側に座るなどして、左側から執拗に刃物で攻撃した、
ということが想像されるだろうか(にしては防御創がないとのことだが)。
粘着テープで顔を何重にも巻いているというのは、
要するに身元を隠したかったのだろうか?
「テープで巻けば顔が見えなくなり、身元が割れにくくなる」
と考えていたとすればそれは、
「車の下に遺体を隠せば発見されにくくなるだろう」
という発想に通じるものがあるかもしれない。
若干子供っぽい、とはいえるだろうか。
ともあれ残酷な事件で、早期の検挙が望まれる。
今回「その1」と題してアップしたが、
「その2」では容疑者逮捕の記事になり、
「その3」はなければいいなと思う。