三重県四日市市・加茂前ゆきちゃん行方不明事件の怪文書・その5 | 雑感

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作者によると、「富田で生マレテ、学こうヲデ」た股割れは、


シュンガノオモテノハンタイノ、パーラポウ ニツトめた
(シュンガノオモテノハンタイノ パーラボウ に勤めた)


ここで「パーラボウ」とは、一体何を意味するのだろうか?


厄介なことに、原文では、赤字の部分が「ボウ(bow)」なのか「ポウ(pow)」なのか、はっきりしない。

「パーラ」の「パ」の部分は、原文の画像を見れば明らかに「パ(pa)」だとわかるが、赤字の部分は画像を拡大してみても、丸(半濁点)が打たれているのか、濁点が打たれているのか判然としない。

この点、「ボウ(bow)」としているサイトもあり、「ポウ(pow)」としているサイトもある。


とりあえず、「ボウ(bow)」であるとして話を進めてみる。


シンプルな良い説がある。
それによると、「ボウ」を「ー」、つまり「横棒」と解することにより、「パーラボウ」を「パーラー」に変換する。


「パーラー」とは、日本ではお店の類に使われている言葉だと思うが、特に飲食をする場所、遊戯その他で娯楽・快適さを提供する場所の名称として用いられる傾向にあり、それは具体的には、喫茶店、果物屋、パチンコ屋、美容室などだろうか。


いずれにしても、「パーラボウ」=「パーラー」と解すると、

「富田で生まれて学校を出た股割れは、"シュンガノオモテノハンタイ"のパーラーに勤めた

と読めることになる。


他の説としては、


① 「パーラ」を「パーラー」と解し、「ボウ」を「某」あるいは「望(ぼう・のぞみ)」と解することで、「パーラボウ」=「パーラー某(某パーラー)」あるいは「パーラー望(喫茶・望)=喫茶のぞみ」と解する説、


② 四日市市が紡績の盛んな土地だったことに着目し、「ボウ」は紡績会社の「紡」を意味すると解し、「パーラボウ」=「四日市市の紡績会社や、その工場」と解する説、


③ 「ボウ(bow)」ではなく「ポウ(pow)」であるとして、「パーラポウ」=「ポウ(POW)に似た音を含むパチンコ屋」ではないかとする説(パチンコPOPAI等々)、


などが存在する。


自分的には「パーラボウ」=「パーラー」とする説を推したいが、作者によると、その「パーラボウ」は

「シュンガノオモテノハンタイ」

にあるのだという。


では、「シュンガノオモテノハンタイ」とはどこかというと、これについても良い説があった。

それによると、「シュンガノオモテノハンタイ」とは、


「霞ヶ浦(かすみがうら)」


を意味しているのだという。


ここでいう「霞ヶ浦」とは、茨城県のそれではなく、三重県のそれとなる。

女児が失踪した四日市市富田から2キロと南下しない場所に「霞ヶ浦」という地区があり、近鉄名古屋線「富田駅」の一つ南側の駅が、近鉄名古屋線「霞ヶ浦駅」となっている。

付近には、霞ヶ浦緑地公園、霞ヶ浦第一野球場、霞ヶ浦体育館などが存在しており、ここでいう「霞ヶ浦」とは、その地区のことを指している。


この説曰く、

「霞(かすみ)」=「春の季語」

なのであり、確かに「春霞(はるがすみ)」などとも言い、「霞」と聞けば「春」を連想する人も少なくないかもしれない。

この説はその点に着目し、怪文書の作者が「霞ヶ浦」の「霞(かすみ)」の部分を、その季語である「春」に置き換えたのだと見る。

これにより、当初の「霞ヶ浦」は「春ヶ浦」に変換された。

「春ヶ浦」はさらに「春画浦(しゅんがうら)」と発想され、そこからさらに「春画裏」となり、最後に

「裏というのは、表の反対だ」

ということで、

「春画裏」=「春画の表の反対(「シュンガノオモテノハンタイ)」

となった、と読み解くのだった。


kasumigaura


自分はこの、

「シュンガノオモテノハンタイ」=「霞ヶ浦」

という説を推したいが、念のため「霞ヶ浦」以外の候補地も捜してみると、四日市市富田から南にかなり離れた伊勢市に「二見浦(ふたみがうら)」という場所があった。

これは有名な景勝地だが、「●●がうら」というその名前から「シュンガノオモテノハンタイ」の候補地になりうるかと思い、試しに「二見浦(ふたみがうら)」の「二見」の部分を分解して再構成すると、「春」という字にできなくもない。


hutamiharu
(赤字が「二」の構成部分。青字が「見」の構成部分)


「二見」の部分を「春」に置き換えて、「二見浦(ふたみがうら)」=「春浦(はるがうら)」とし、この「春浦(はるがうら)」を「春画裏」に変換すれば、そこから、「春画の表の反対(しゅんがのおもてのはんたい)」という言葉を導くことも不可能ではない。


こう解すると、「富田で生まれて学校を出た股割れ」は、「伊勢市・二見浦(ふたみがうら)の"パーラボウ"に勤めた」と読めることになるが、伊勢市二見浦は四日市市富田からは遠く(80キロほど離れている)、これを怪文書の舞台の一つと解するのは、厳しいかもしれない。


ちなみに大分県大分市にも「春日浦(かすがうら)」という場所があり、これも、「シュンガノオモテノハンタイ」の候補にはなり得るが、大分市は四日市市から遠すぎることもあり、ここでは論じない。


「シュンガノオモテノハンタイ」・・・この言葉の解釈をめぐっては、他にも多くの説があるので、そのうちのいくつかを紹介してみたい。


まず「シュンガ」=「春画」と解する説がある。

これに「オモテノハンタイ」=「裏」という解釈を合体させ、「シュンガノオモテノハンタイ」=「春画の裏」だと解釈する。

では「春画の裏」とは何かということになると、まず「春画」を「エロい画」のことであるとし、今で言えばそれは「アダルト物の写真、ビデオ、映画の類」であるとし、だとすれば「春画の裏」とは、「アダルト専門ショップの裏手のほう」「アダルト専門の映画館の裏手のほう」という意味だろうと解釈し、そこから、「シュンガノオモテノハンタイ」=「かつて四日市市あたりに存在していたエロショップ~エロ映画館の裏手のほう」だろうと読み解く。


他にユニークな説としては、「シュンガノオモテ(春画の表)」=「エロビデオの表版(無修正ではないもの)」だと解し、そこから、「シュンガノオモテノハンタイ(春画の表の反対)」=「エロビデオの表版の反対」=「裏ビデオ(無修正モノ)」であると解する説がある。

この説の結論としては、「富田で生まれて学校を出た股割れ」は「裏ビデオショップの"パーラボウ"に勤めた」と解されることになる。


「シュンガ」をそれぞれ


「三重県桑名市の春日神社」
「愛知県蒲郡市形原町春日浦
駿河(するが←しゅんがと読める)」


これらの場所を指しているのではないかと推測し、「富田で生まれて学校を出た股割れ」は、これらの場所の裏手のほうにある"パーラボウ"という店(?)に勤めたのだろう、と読み解く説もある。


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