第9回 小江戸大江戸200k(大江戸ナイトラン113kmの部)参戦記 後編 | 走ったりしてるブログ(仮

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さてさて、、、、
 

大江戸ナイトラン113kの部 後編です。
 



一蓮托生。駄目なら一緒に駄目でいいよ。
 
 
腹をくくった私。 
 
 
最初から最後まで一緒に進むと決めた仲間を、たかが制限時間に間に合わないぐらいで切り捨てて進もうとは、なんてナイトなんだ。
 
 
と、反省し、
 

同時に沸々と湧き出る熱いものと、時間内完走プランの組み立てが始まっていました。
 
 

彼女を最後まで連れていく。
 
 

M子さんの体調次第ですが、やってやれない訳ではないんです。
 
だって彼女は大江戸ナイトラン常連。もう3年連続完走してます。
 
元気なOちゃんもフルはサブ3.5だしウルトラ速いし、M子さんもフルはサブ3.5だし。


私は、、、、、あ、、、あれ?


い、、、、一応3:50は切ってるけどね。。ずいぶん前に。 最近フルマラソンとやらにとんと縁がないので今のフルマラソンの走力は知りませんがw
 

そう、私がこの三人で一番のへなちょこなのです。
 

M子さんのナイト役が決まった際、付いていけるかどうか自分の心配してましたからw
 

彼女が元気だったら私が逆の立場だったはずなのです。

 
さ、話を戻します。
 

力の入らない身体、吐き気など最悪の状況であろう事は過去の経験で想像が付きます。


ゆっくり走ってある程度来たら歩いて負担を上げない様に進みます。基本はこのスタンス。

休憩出来る赤信号が有難い。



ここ迄の流れで書いてませんが

わたしゃ浅草あたりから右側のお腸脛靭帯様がチリチリと怪しい。

負担にならない様な走り方で前進して来ましたが徐々に痛みに。

合わせて庇ってたからか左膝内側が少しづつ痛み出して。

あれまー。鵞足炎もかー。

んー。ゴールに連れて行くにはどっかでロキソニンだな。

本来はどうしようも無くなった時のリタイア用なんですが、今回は進む為に使いましょう。


ただ、ここじゃない。


残りの時間と薬効の時間が合わない。もう少し引っ張ろう。

駒込駅を超え、王子駅を超えたあたりで痛みが強くなり始めた。ここでロキソニン入れるとラスト直線で効果切れるはず。そこからキツイけどしょうがない。

いくか。


と、ロキソニン投入。


きっとなんとかなるでしょー。




ここらでクロスバイクに跨った大先輩萬田さんの応援を頂きました。有難うございます♪

彼は233km参加でしたが昨日小江戸コースが終わった蓮馨寺でDNFしています。

今日は応援でほうぼう自転車で走り回っているとの事。

「この元気があるなら完走出来たんじゃなかろうか?」と、思いましたがその時々のコンディションがあるのでしょうがない。



宮堀交差点を左折し、登り坂をクリアして赤羽あたりを進む途中でコンビニをチラ見すると、


!!!!


岩城さーん♪

会えないかと思ってた。

昨年の小江戸大江戸204km、練習会から一緒で同じく完走、24時間走だったり12時間走だったり縁のある仲間です。

今回は足の故障を押しての204km出場。こんなとこまで故障をコントロールして進んでました。彼はスゴいです。


ひとしきり再会を喜び合い、各々のペースで進みます。



赤羽駅前を進み、赤羽台団地への階段を登った先の公園で、、、


斉藤さんと友人が私設エイドを開いていてくれました。(もちろん我々以外の方々もサポートするのでルール違反ではありません。)


美味しく補給と休憩させて頂きました。

昨晩からここ迄の感謝は言葉では言い表せません。

こうまでされるとファンになるよねー。



M子さんは疲弊しているのが手に取る様にわかります。ずっと、ぴったりとOちゃんが付いて励ましています。

Oちゃんの存在無しにここ迄の頑張りはあり得ません。有難うございます。


しっかり休み高島平エイドへ出発。


信号でのロスを避ける為に出来るだけ信号の少ない側の歩道を選んで進み、、


高島平エイド到着。
(今回はコチラでの計測が無いので到着時刻が判りません。)


エイドではカレーパスタとウィンナーを頂きました。ウィンナーが美味しくておかわりw

トイレ済ませようかと思いましたが混んでいたのでそそくさと出発。トイレは近くのコンビニで済ませました。



そのまま高島平の街中を進むと、もうすぐ河川敷というあたりで


スタッフとして大会参加の竜ちゃんからの応援を頂けました。

彼は川の道の大先輩です。

「なーんだー、どまりん全然余裕じゃーん! これなら今度の川の道大丈夫だねー!」

と、嬉しいお褒めを頂けました。有難うございます♪

彼も昨日から場所移動してはランナーへの誘導と応援を繰り返しています。既に3回ほどお会いしています。感謝です。


力を頂け我々は河川敷へ。



さー、あと数キロでお友達のあっちゃんエイドです。

ただ、遠くまで見通せる河川敷は心が折れやすいポイント。

弱っているM子さんを進ませるには、、

これまで通りですが、細かく目標決めて走ったり歩いたりを繰り返そう。

こういったラインや
(googleストリートビューより)


こういったコース脇にある物を細かく目標にして進みます。
(googleストリートビューより)

昨年、出場の際に後半ご一緒した大先輩村上さんから教えて頂いた6:3走りの応用です。
(彼女も川の道戦士です。)

細かく走って細かく歩く。こういった進み方でキロ9分程度のペースは作り出せるんです。

歩くしか出来ないのと、この差はもの凄く大きい。

最後の方は求められるペースはそのぐらいなのでこれを死守したら完走可能なんです。



苦しい中、それに必死で食らいついてくるM子さんを尊敬していました。


残りの体力との調整をしながら武蔵野線の鉄橋を超えて、、、


ついに秋ヶ瀬橋。あっちゃんエイド到着。


おお♪
あっちゃん流石ウルトラの母。

エイドを手伝いたい仲間が自然と沢山集まって公設エイドかと間違わんばかりの豪華エイドがそこにありました。


あっちゃんが

「もうー! 気を持たせてーーw」

と笑顔で迎えてくれました。

遅くなってすみません。




M子さんは椅子に座らせてもらいましたが、もうちゃんと座ってられない。

あっちゃんは全て悟ってくれた様で

真顔で
「M子さん宜しくね。」

うん。

(あっちゃんとM子さん)


エイドでの料理は全種類頂きました。全て美味しかった♪ 有難うございました。

しっかり休ませて頂き、
振り返り振り返りエイドの皆様にお礼を言いながら出発。



まだまだ走ったり歩いたりで前進します。



電柱のあるあたりでは電柱毎に走って歩いて。

(googleストリートビューより)


何もポイントが無いところでは歩数を数えて進み、


ついに公式秋ヶ瀬エイド到着。

M子さん、ぶどう食べれました♪ とても嬉しかった。Oちゃん、うどん持って来てくれてありがとね♪ 食事するの忘れてましたw



残り時間と距離を考える。

このまま進めば時間内にゴールへ飛び込める。

こういった時には希望が足を進めてくれる。


「全然行けるよ。

 大丈夫だから3人で行こう。」


と、出発。

最後のバイパスを3人で進む。

川越までの距離表示を少しづつ詰めていく。

残り10キロ。

「来たよ! カウントダウンだよ! 行ける行ける!」

こういう時の皆の表情はいいね。

笑いながら

「でも進まないんだよねw」

「ウルトラ詐欺だよねw」



















ついに

バイパスに別れを告げて

小仙波交差点。


そして川越市内を進み、連雀町交差点。。。


帰って来た。


M子さん、ごめんね。もーちょい早く異変に気付いてりゃーもっと楽に進めたかもしれないのに。鈍感でケアもちゃんと出来ない私を許してね。


このぐらいしか出来なかったよ。


Oちゃん、ありがとね。あなたがいたから3人で進めたよ。俺じゃあM子さんをここまで連れて来れなかった。2人の絆が無いと無理だった。


と、思いつつ蓮馨寺。


大喝采に迎えられる。



お? おお? 時間ギリギリだと沢山褒めてもらえるぞっwwww




そして3人で手を繋いでゴール。




あ、計測器タッチは
M子さん最初で 次Oちゃんねw

私1番最後ねw


スタッフとして待っていたジューシーさんに美女と進んだのを羨ましがられ、通過写真チェックを受けて完走証を頂きました。


いやー、なんとかなりました。ギリギリですよ。制限時間カウントダウンかかってたもんねーw


楽し苦しい19時間のマラニックでした。


ナイト♘としては落第ですが、なんとかゴール出来たので追試は見逃して下さいね。


そしてM子さん、Oちゃん、貴女たちはとてもスゴいです。2人の絆はとても強かった。


思い起こせば道中、数多くの人の世話になりサポートされようやくゴールへ辿り着けました。


本大会を支えたスタッフの皆様、私設エイドの皆様、応援に駆け付けてくれた皆様、感謝致します。


ゴール後、着替えに二階へ上がったら気分悪くなってしばらく回復するまでぐったりしてました(^_^;)


その後、まだゴールしてない知合い友人を待ち、ゴールする度におめでとうのお祝いをし20時、全てのランナーのゴールを見届け帰宅となりました。


とりあえず今回の第9回小江戸大江戸200kこれにて終了です。


来年は204kmへ復帰と参ります
(優先エントリー権は保持してますからね。)


またどのようなドラマが繰り広げられるのか楽しみでしょうがない。


さ、これから1年楽しく頑張ってましょ。


ではでは。