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雨の日の散歩

林道に咲く紫陽花が綺麗


先日、図書館で「気象病」についての本を借りてきました。



 

私自身は、気象に体調が影響されることは全くありません。

 

夫や、外来受診される患者さんを少しでもよくできたらと思い知識を得るために借りてみました。

 

「気象病」とは

 

気候や天気の変化が原因でおこるカラダの不調の総称で、頭痛やめまい、疲労感、関節痛、うつ、吐き気、喘息など様々な症状が出るのが特徴です (クラシエのサイトより)

 

私達は、普段から、空気の圧を受けて生活しています。

 

その圧に抵抗するために、体の中からも外にむかって圧をかけています。

 

雨がふるときは、低気圧になるのですが、その時、外気からの圧が減ります。

 

すると、血管が、拡張するのです。

 

これは、高いところに、ポテトチップスの袋をもっていくと、袋の中の空気が膨張するのと同じです。

 

血管が拡張するので、片頭痛が起きます。

 

よく誤解されているのですが、片頭痛は、頭の片側が痛いのではなく、両方痛いこともあります

 

血管拡張性頭痛が片頭痛の本体です。

 

お風呂にはいったり、動くと頭痛が悪化するのが特徴です。

 

自律神経が正常に働いている場合、低気圧になり広がった血管を交感神経が収縮させることで恒常性を保つのです。

 

ところが、気象病の方は、自律神経の乱れによって、この調整ができないと考えられています。

 

また、東洋医学では、”水の流れが滞ること”で、気象病を起こすと考えられています。

 

自律神経は、交感神経と副交感神経があります。詳しくは以下の記事に記載しております。

 



先日読んだ本の中に、なるほど、と思うことが書いてありました。

 

現代は、必要以上にリラックスしよう、緊張を避けよう、としすぎているがために、副交感神経優位になりすぎているのでは” と。

 

夫の片頭痛が悪化したのは、明らかに今の生活になってからです。

 

大学病院時代、私達は、基本、月〜土曜日まで毎日仕事でした。

 

当直や待機があると、日曜日も仕事で、そうなると13日連日勤務でした。

 

仕事は、毎日緊張を強いられるものなので、この時は交感神経が活発に働いていたと思います。

 

そのため、やっととれた休日は、ひたすら寝るか、旅行にいくか、爆買いするか😂でした。

 

このように、非常に緩急がついていたのです。

 

大学病院時代、夫は片頭痛、ありませんでした。

 

頚椎が悪いので、筋緊張性頭痛はありましたがそれは凝りによるものなので、入浴で改善していました。

 

今の夫の生活をみると、週1回の仕事です。

 

他の日は、”基本的に自分の好きなことしかしない”ので、副交感神経優位な状態、つまり、だいたいリラックスしているのです。

 

すると、交感神経がたまに働くので、その結果、作用が過剰になりすぎるのではないか?と思います。

 

なにごとも、バランスが大事、と思います。

 

自分を甘やかす日と、気合をいれてがんばる日を作ること。

 

そういった生活が人間の体には必要なのでは?と思います。

 

仕事をしていなくても

 

例えば、ちょっときつい運動をするとか、暑い寒いを少し我慢して散歩をするとか。

 

苦手なことに取り組んでみるとか。

 

あまりに自分に優しすぎる生活もまた、不調の原因になる可能性があることを、本を読んで気づきました。

 

仕事も家事も、人間なので、嫌なときもあります。

 

ただ、それでも、自分がやるべきこと、と考えてがんばっていると、結果、自分にとって良い結果になる。

 

そんなことを思いました。