優しさに包まれている職場 | シンプルライフを送りたい女医の気付き

シンプルライフを送りたい女医の気付き

日々の診療や、友達、家族との会話や、本、自分の経験から得た自分なりの気付きを書いていけたらと思います。

いつもお読みいただきありがとうございます😊

 



私の職場は2つあって、人間ドックの外来診察と、脳神経内科外来です。

 

ドックの外来が週2回半日、脳神経内科は週1回の半日です。

 

その職場には、保健師さん、看護師さん、MAさん、事務さんがいて、それぞれが自分の立場でできることを一生懸命されています。

 

先日、職員健診の診察項目が新たに増えました。

 

放射線を扱うお仕事をされている方の、皮膚や爪の診察です。

 

放射線を使用されるのは、主に、放射線科、麻酔科、カテーテルを行う循環器内科、外科などの医師、放射線技師さんなどです。

 

大きな病院なので、職員健診ともなるとかなりの数となります。


一般の受診者さんの合間に、そういった項目が多い方の診察をすることになりました。

 

検査項目は一般の診察のほかに、5つ程度増えました。

 

すると、その項目を見やすいように、お友達でもある保健師さんのOさんが、別途、印刷して、拡大してファイルにつけてくれました。

 

少しでも診察がしやすいように”というOさんのお気持ちと行動がすごく嬉しかったです。


そしてそれを”私がやっておきました”とアピールもしないという、崇高さ。。。すごいです!!

 

私は老眼になって😂、小さい字がみえないので、拡大してもらったの、ありがたかったです。(老眼鏡、買わないと😂)

 

そして、MAさんで友達でもある、Mさん。

 

いつも本当に細かいことに気配り目配りができる方です。

 

ドックの診察室に入るとき、私は受診者さんと同じスリッパに履き替えるのですが、他のみんなは、室内用の靴の下駄箱があります。

 

でも私にはないので、自分が使ったスリッパは、目立たないところに、そっと置いて帰るのです。

 

ところが、次に来た時、そのスリッパがなくなっていることが最近多くて困っていました。

 

まあ、仕方ないや、新しいの出して使おう、とディスポのスリッパ、だして使ってました。

 

そのことに、唯一、Mさんが気がついていてくれました。


”よかったら、受診者さんが履き替えられる下駄箱のところに先生の、保管しておきましょうか?”とか、”ここに置きましょうか?”と一緒に考えてくださいました。

 

さらに、Mさんは私が、診察室から書類を印刷して、スタッフルームに取りにいくと、”印鑑ですか?”と察して聞いてくださるのです。

 

他にも、”今日、受診者さん多かったですよね!先生、お疲れ様でした〜ちょっとですけど、どうぞ😊”と、おやつをくださったり楽しい話をしてくださるWさん。

 

ご自分も疲れてるのに。。。

 

ま〜〜〜本当に、なんて優しい方ばかりなんだろう、と思います。

 

そして、自分のお仕事もたくさんあって大変なのに、人のことを考えてお仕事をしやすくしてくださるなんて、すごいなあって思いました。

 

私も自分ができることは、これまで通り、丁寧に自分でやって、かつ、誰かのお役にも立つようにしたいと思いました。

 

仕事を工夫するという行為には、相手への思いやりとか、優しさとか、そういう想いがあると思います。

 

そういう想いがある職場で働かせてもらえていることに、心から感謝しています。

 

たくさんの人に支えられて、自分の診療が成り立っている。

 

そのことを、いつも忘れません。