● 延々と続く子どもの愚痴や八つ当たりはどうしたら収まりますか【追記】
こんにちは^^ 野田祐佳里です。
南極ツアーも終盤になり、波の荒いドレイク海峡を北上してます。
机の上の飲み物の瓶が倒れるほどの揺れで、
多くの人が船酔いや体調不良になってます💦
昨日、お話した方も、行きは死にそうになりながら来たけど、
南極に本当に来たかったから、この船酔いも本望ですわ
と言われていたのが、印象的でした。
辛いことやしんどいことでも、やはり自分が納得していたり、
望んでいるというのでは、受け止め方が変わってきますよね。
さて、本日は過去記事に追記させていただきますね。
子どもが学校に行きづらくなったり、ストレスが溜まると、
情緒不安定になったり、親にイライラをぶつけてくるということは、
よくありますよね。
以前の私もそうでしたが、
子どもの癇癪や愚痴を聞くのがしんどい、そういう状況は避けたい
という方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
私も、息子が不登校になる前は、
朝学校に行く前に慌てたり、ギャーギャー言われないように、
前日の夜までに宿題をやらせる
というような感じで、ネガティブな感情をぶつけられないように
先回りをしていました。
ただでさえ聞きたくない癇癪や愚痴を、延々と聞かされたら
本当にストレスになりますよね
マスターコースを受講中のMちゃんも、
不登校を経験し、再登校した息子さんから、
ゲームで思うように勝てなかった時や、
学校のプリントが見つからない時などに、
結論の出ない愚痴やイライラ、不安などを、
エンドレスにぶつけられることがトラウマになっていました。
こういったお話を聞くと、不登校は学校に行けるようになれば、
全てが解決する訳ではないと改めて思います。
最近は以前よりはそのようなことは減ったそうですが、
Mちゃんが夜に眠くても堂々巡りの話を、
延々と朝方まで聞かなければならなかったり、
イライラした息子さんに小突かれたりしたことが怖かったこともあり、
息子さんが愚痴や不安を口にしてくることが
Mちゃんにとってかなり不安になっていたので、
Facebookでのやり取りで、不安の具体化をしていきました。
MちゃんからOKを頂きましたので、
その過程の一部になりますが、紹介させていただきますね。
起きて一緒に探す。見つからない場合、学校に行かないと言い、でも行かないといけないという気持ちとの葛藤があり、延々と行く行かないの話を聞かされる。
プリントや教科書の整理の仕方を教えたり、工夫をするが息子は改善する気なし。
その頃は早く結論を出してほしいというよりも、いくら話しても結論は出ないという気持ちでした。
ああ言えばこう言う、という感じで延々と話が続きます。
例えば中学生の頃、学校行かないと言うから行かなくていいよと言うと、行かないと高校はどうするのと返してくる。
通信制とかあると言うとその後はどうする、という感じです。
お互い疲れてくるので結論は出ないまま寝るという感じでした。
今書きながら、その頃息子の心の中がぐちゃぐちゃで、息子自身も分からない溜まっているものを吐き出したかったのかな、という思いが出てきました。
その気持ちに気づいてちゃんと聞いてあげればよかった、という気持ちになりました。
Mちゃん、ブログでのシェアをOKしてくださり、ありがとうございます。
Mちゃんが投稿してくださったように、
当時は感じる余裕がなかった自分の思いを振り返って、
感じていくと、このようにふとした瞬間に、
これまでさっぱり分からなかった相手の気持ちが分かったり、
腑に落ちるということが起きます。
当時のMちゃんは、息子さんの延々と終わらない愚痴を聞くのが辛くて、
早く終わってほしいの一心で、
息子さんの思いを理解して、心を寄せるということができずに、
表面上で一生懸命に話を聞こうとしていたのでしょうね。
そして、息子さんも自分の気持ちをお母さんに分かってほしいから、
延々と訴え続けていたのだと思います。
このように相手の気持ちが理解できるようになると、
息子さんの愚痴や不安を、本人が納得できるように
聞くことができるようになりますし、
息子さんもお母さんが自分の気持ちを分かってくれていると
思えるようになれば、延々と訴える必要がなくなります。
子どもの愚痴や不安を聞くのが辛いという方は、
子どもの頃に、親に愚痴や不安などを聞いてもらえなかった方が
多いと思います。
そして、自分の愚痴や不安なども心の奥に押し込めてしまって、
自分の心の声に耳を傾けてこなかったので、
子どもの心の声も同じように扱ってしまうのですね。
UMIのカウンセリングや講座では、
親御さん自身のこれまで心の奥に押し込めてきた心の声を聴く
というところから取り組んでいます。
応援ありがとうございました^^