● 不登校・ひきこもりのお子さんの髪を切ることに苦労していませんか?【追記】
こんにちは^^ 野田祐佳里です。
こちらのブログのページごとのアクセス数をチェックしていたところ、
2年以上前に書いたこちらの記事のアクセス数が10位以内に入っていました。
不登校やひきこもりの親御さんで、
お子さんの髪を切ることに苦労している方が多いのかな…と思いますので、
過去記事に追記させてもらいます。
わが家の息子は、今となっては、
校則のないフリースクールに通っていることもあり、
軽く髪を染めたりと、オシャレを楽しんでいるので、
美容院を嫌がったり、面倒くさいと言うことはなくなりましたが、
不登校で心身の調子が悪い頃を思い返すと、
ちょっとした苦痛に耐える気力や体力がなかったんだな…と思います。
美容院に行くのも、しんどい
慣れない美容師さんと、話をするのもしんどい
切り出したら苦痛でも、途中で帰ることができずに、我慢するのがしんどい
切った髪がチクチク刺さるのも苦痛
気に入らない髪型にされるかもしれないのが不安
(特に不登校やひきこもりのお子さんは、前髪を短くされることを嫌がりますよね。)
こうやって書いていても、たくさんありますが
心身の調子が悪くないなら、ほとんど気にならないことも、
心身の調子が悪くなることで、
こんなにたくさんの苦痛や不安に耐えないとできないことになり、
一気にハードルが上がってしまうんだと思います。
親御さんの立場からすると、
自分が経験したことがないと、なぜこんなに抵抗されるのかが分からないし、
思うように動いてくれないと、色々な感情が湧き出てきて、
イライラして、無理矢理行かせようとしてしまいがちですよね。
そうすると、事態を悪化させることが多いので、
お子さんにとって負担の少ない方法を提案してみることと、
予約などをしていても、無理そうだったら、潔くあきらめる
ということが大事かな…と思います。
以下、2年ほど前の過去記事です。
~~~~~~~~~
おこさんが、不登校やひきこもりになって外出しなくなって、
買い物などはネット通販や、家族の方が代わりに買ってくることができますが、
髪を切る美容院や床屋、歯医者などは、そうはいかないので、
お困りの方も多いのではないでしょうか?
親御さんとのカウンセリングや、勉強会、不登校ママ友との間でも
以下のようなお話をよくお聞きします。
髪を切りたがらず、髪が伸びきっていて困る
髪が伸びきっていて恥ずかしいので、余計に外出を嫌がる
髪を切った後の髪型が気に入らず、しばらく外に出るのを嫌がる
髪を切った時に、細かい髪のくずが服や首周りに付着するのがイヤ
など…
髪を切るには、美容院や床屋に行って、切ってもらう方法と
家で、自分や家族に切ってもらう方法とありますが、
髪型は、見た目、容姿と直結し、敏感な心を刺激することが多く
外に出て、髪を切るのもおっくうだし、
外に出ずに家族でどうにかする方法も、上手くいくかどうか分からない…
となると、なかなか「髪を切ろう!」という気力も湧かないのかもしれません。
学校に行くことと同じように、髪を切ることについても、
本人が必要性を感じた時に
選択肢を示せるといいのかな…と思います。
高校生以上の大きなお子さんは、自分でハサミで上手に切ったり、
スキカットなどという電動バリカンで、自分で切ったりするお子さんもいらっしゃるようです。
※バリカンと言っても色々なアタッチメントで長さが調節できるようです。
自分で切った後に、やはり、美容院や床屋に行きたいと言って、
お店で切ってもらったという話を伺ったこともあります。
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わが家の息子も美容院に行くのが面倒なようですが、
息子が嫌がる理由は、
その時の気分で決めたいので、事前に予約しておいて、
やっぱり行きたくないとなると、責められそうなのがイヤ。
思ったより髪を短めに切られてしまって、髪が伸びるまでが苦痛。
切った髪の毛が首周りについて、チクチクするのがイヤ。
というものでした。
美容院に行く息子も、美容院に連れて行く私も負担が軽くなれば…
と、
息子が髪を切りに行きたいと言った時に、美容院に電話をし、
「これから、空いていますか?」
という感じで、1、2時間以内くらいに切れる時間を予約するようにしたことで、
「行く、行かない」というトラブルは、ほとんどなくなりました。
切った髪が付着して、チクチクするというのは、
キッズカットにシャンプーがついていなかったのを、つけてもらうことで、
気にならなくなったようです。
髪の長さについては、以前から美容師さんに
「(髪が多いので)すくのをメインでお願いします。
長さはあまり短くしないでください。」
と、息子の要望は言うようにしていたのですが、息子からすると、
「今日も、大分短くされた。」
と言って、短くなった髪を引っ張り、何とか長くしようとしている
とう感じの、後味の悪いものになっていました。
息子から美容院で髪を短くされたことについて、色々聞いていたので、
先日、美容院に息子を連れて行った時は、
「前髪が短くなると気になるようなので、眉毛と同じくらいの長さに切ってください。」
と、具体的に伝えたところ、
息子にとって、納得できる仕上がりになったようで、
「美容院で髪を切るイメージが変わった。」
と言っていました。
こうして書いてみると、自分の髪を切る時には、
前髪の長さを眉毛にかかるかどうかなど、具体的に話をしているのに、
息子の髪を切る時は、息子の言葉をそのまま伝えているだけで、
要望を伝えているつもりでも、
ざっくりとしか伝えていなかったんだな…
と気づきました。
お子さんとの日常生活で上手くいかないことがあるとしたら、
意外とこんな細かいことの積み重ねなのかな…と思います。
「長い髪を短くしてほしい」とか、「美容院に迷惑をかけてはいけない」
など、色々な思い込みが強いと、
このようなことに親御さん自身が気づいて修正するのが難しくなります。
自分の思い込みは、それが当たり前になっているので、
なかなか気づくことができません。
UMIのカウンセリングや講座では、
自分と向き合うことで、思い込みに気づき、
手放すことができるようになります。
それを続けていくことで、お子さんとの関係も改善していますよ^^
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応援ありがとうございました^^