● 不登校の改善に親御さんのブロックを緩める必要がある理由
こんにちは＾＾ 不登校カウンセラーの野田祐佳里です。
不登校やひきこもりの親御さんが子どもの頃、
自分の親に自分の言いたいことを遠慮なく言えて、
自分の気持ちを理解してもらえた
という実感のある方は少ないのではないでしょうか？
不登校やひきこもりの親御さんのカウンセリングや講座で、
過去のイヤだった出来事を伺って掘り下げていくと、
分かってもらえない
責められる
尊重されない
こんなキーワードのブロックがたくさん出てきます。
親御さんも子どもの時から、今までもずっと、
こんな風に感じた辛い出来事から自分の心を守ろうとして、
どうせ、私の気持ちは分かってもらえない
と無意識に反応してしまって、
相手の気持ちを理解しようと、相手に意識を向けられなくなったり、
どうせ、私は悪くないのに責められる
と無意識に反応してしまって、
自分を守るために必死になってしまったり、
どうせ、私の（気持ちは）尊重されない
と無意識に反応してしまって、
相手の気持ちに意識を向けられなくなったり、尊重できなくなったりします。
心の傷が癒えていない人は、相手の言動や表情に敏感ですが、
それは、自分が再び傷ついて、さらに傷を深くしないための防御でもあります。
人を不快にさせてはいけない
時間を守らなければならない
約束を守らなければならない
この辺りの制限、禁止令とも言われるブロックも、
子どもの頃から、親や友達などに嫌われないように、迷惑かけないように
安心安全に自分自身が生きていけるように、自分に課したものです。
この制限を破られると、安心安全でなくなる不安が出てきて、
子どもに必要以上に怒ったりと、強く反応してしまいます。
自分の心を守るのに必死だったり、このパターンを無意識に守り続けていると、
本当に相手が求めることや
相手の気持ちに気づくのが難しくなります。
不登校やひきこもりの親御さんとお子さんは、
お互いの本当の気持ちについて話せていない、
話しているようで、ブロックが反応していることだけ話している可能性があります。
ブロックは誰にでも存在し、生きていくのに必要なもので、
親御さんが子どもの頃には自分を守るために必要だったものですが、
子育ての中で上手くコミニュケーションが取れない時には、
不必要な部分は緩めていく必要があります。
親御さん自身が制限の強い親から育てられた場合は、
その価値観が正しいと思い込んでいるので、
親の制限を緩めるという発想にはなかなか至らず、
子どもの方がおかしい！
と思ってしまい、子どもをどうにかする手法に解決策を求めがちです。
かつての私もそうでしたが（汗）
そうすると、子どもが問題児という発想になってしまって、
子どもの気持ちを理解するというところから、どんどんズレていって
不登校の改善に時間がかかってしまうように思います。
このような子育ての相談を自分の親にしても、
自分のブロックと同じようなブロックをもっているので、
なかなか客観的に見ることができずに、ブロックを強化した対応を
お子さんにしてしまって、状況がさらに悪化することもあります。
9期マスターコースの受講生さんも、徐々に自分が客観的に見れるようになってきています。
10期マスターコースは、5月募集開始、7月開講予定です。
【関連記事】
子どもの不登校をどうにかするよりも、先に親が取り組むべきこととは…【追記】
親御さんのブロックが解放されると、お子さんが変化する仕組みとは？
応援ありがとうございました＾＾
長南華香さんから聞く、不登校などの問題行動を通じて、わが子が教えてくれるメッセージとは
4/27（土） 11時～15時（予定）
神奈川県 海老名市 カフェ くろすぽいんと
6/29（土） 11時～15時（予定）
大阪市 オックスフォードクラブ
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