元不登校生が語る不登校の根本「生きづらさの土台」とは…② | 不登校・ひきこもりを根本解決する方法

不登校・ひきこもりを根本解決する方法

不登校・ひきこもり、ゲーム依存、暴言、暴力、昼夜逆転、不眠、起立性調節障害などの心身の不調は、様々な原因があります。

親御さんとのカウンセリングで、潜在意識にある根本原因(メンタルブロック)を特定し、
お子さんに合った改善方法をお伝えしています。

● 元不登校生が語る不登校の根本「生きづらさの土台」とは…②

 

 

こんにちは^^ 不登校カウンセラーの野田まどかです。

 

 

昨日の記事

 

元不登校生が語る不登校の根本「生きづらさの土台」とは…①

 

の続きになります。

 

 

東洋経済ONLINE に紹介された

 

不登校経験者・楢崎唯さん(24歳)のインタビュー記事から考察させていただいています。

 

 

楢崎さんは、小学2年生の時に不登校になり、

 

通信制高校に通う年齢になっても、理由の分からない苦しさを感じて、

 

とても辛かったそうです。

 

 

そんな中で、一番辛かった経験は、

 

落ち込んでいるときに、親から「みんなつらいんだから」

 

「つらいのはあなただけじゃないのよ」と言われたことだそうです。

 

 

親に自分の気持ちを認めてもらえないと感じて以来、

 

自分の辛い気持ちを押し殺してしまったり、

 

人に話せなくなってしまったそうです。

 

 

インタビューの続きを紹介させて頂きますね。

 

 

~~~~~~~

 

――「つらい」とも言えないのはキツいですね。

 

そうですね。ただ、あるきっかけから、つらい気持ちを話せるようになりました。

 

中学3年生のころ、布団から出ることもできないほどの状態になったときに、親が見かねて私をメンタルクリニックに連れて行ったんです。

 

カウンセリングを受けた際に、私は人前だと「ふつう」にふるまおうとしてしまうのですが、本当は、先生の言葉に応答するだけで必死な状態だったんです。

 

それをうまく伝えられなかったので、病院を出た瞬間に大泣きしてしまいました。

 

ただ先生には「これから生きていくうえで、人に伝えるということが大事になってくる。

 

それができるようになるといいね」と言われたんです。

 

そのときはパニックだったので頭に入ってこなかったんですが、しだいに「私は本当は認められたいし、つらい思いを伝えたい。

 

だから自分の気持ちをもっと言葉にできるようになりたい」と思うようになりました。

 

そこで、人に気持ちを伝える練習をしてみることにしたんです。

 

 

親に何度も泣きながら、話を聞いてもらうようになりました。

 

それをくり返して、気持ちを話せるようになったんです。

 

それからは、親も私を理解してくれるようになりました。

 

当時は親もどうしていいかわからなくて、必死だったんですよね。

 

私がくり返し伝えようとしたら、一生懸命寄り添って、私を理解しようとしてくれました。

 

~~~~~~~

 

 

ここまでインタビューの内容を読ませて頂いて感じたのは、

 

「自分の気持ちを人に伝えること」の大切さでした。

 

 

そして、楢崎さんご本人の努力もさることながら、

 

試行錯誤しながら、娘さんに寄り添って、理解しようとした

 

親御さんの努力にも、頭が下がる思いがします。

 

 

 

 

UMIのブロック解消のカウンセリングでも、

 

過去のネガティブな感情を感じた出来事を書き換える際に、

 

もしその時に、自分の本当の思いや気持ちを伝えることができたら、どうなっていたか。

 

という視点で書き換えをしていきます。

 

 

裏を返せば、ネガティブな記憶というのは、

 

自分の本当の思いや気持ちを伝えられないことで、自分の中で未完了となってしまって、

 

心の中のしこりとして、残っている状態なのですね。

 

 

このしこりが抱えきれないくらい大きくなってしまうと、

 

人は生きていくことが辛くなってしまうのだと思います。

 

 

親御さんも、自分の気持ちを受け入れてもらった、理解してもらったという経験が少ないと、

 

お子さんが自分の気持ちを訴えてきても、

 

自分がされてきたように、正論で説き伏せてしまう それぐらい我慢しなさい

 

というような対応をしてしまうのですね。

 

 

私もUMIを受講する前は、自分の気持ちを理解してもらえなかったと思っていたので、

 

息子が無理難題を言ってくる 些細なことであれこれ言ってくる

 

と感じて不快だったので、正論で説き伏せたり、

 

自分が子どもの頃は、それぐらいのことは我慢させられていたから、

 

息子にも我慢しなさい などと言っていたのですね。

 

 

ここは、頭で理解していても、無意識レベルの反応をしてしまうので、

 

知識だけでは難しい部分だと思います。

 

 

不登校だったお子さんが、自分らしく生きるエネルギーを取り戻すには、

 

お子さん自身が、自分の気持ちや思いを伝えられるようになることと、

 

親御さんが、お子さんの気持ちに寄り添って、共感できることが必要なのですね。

 

 

お子さんの不登校が解決するために、

 

自分の気持ちを受け入れてもらえてないと感じている親御さんが、

 

無理して共感しようとしても上手くはいかないので、

 

まずは、親御さんが自分の気持ちを伝えてみるところから始めると、

 

潜在意識の深い部分で繋がっているお子さんも、

 

徐々に自分の気持ちを伝えるようになっていきます。

 

 

親御さんも、自分の気持ちを伝えてみて、受け入れられたという経験ができると、

 

無理せず自然に、お子さんの気持ちが受け入れられるようになっていきますよ^^

 

 

 

 

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