もうだいぶ前、もしかしたら結婚した当初に実家から送ってもらった紳士物のシャツと短パンが、夫には小さすぎるのでタンスの肥やしになっていたが、この夏から私が着ることにした。LLサイズだというのに自分に丁度いい。表示ミスではないか、と言うほど小さい。それとも私が大きくなったのか。
それを目ざとく見つけた義姉が、自分もほしい、と言い出した。
人が持っているものを何でも欲しがる人である。特に着る物はすぐにほしい、と言う。
サイズが合えばあげるが、胸が大きいので多分無理だ。紳士物のLLどころか、3Lでちょうどいいかもしれない。
仕方がないのでネットで探し始めたが、なかなか見つからない。このシャツの織の名前は何だっただろうか。
普通は呉服屋やホームセンターなど、夏前に山積みにされて売っている類の物である。
甚平に良く使う素材・・・でもシャツの形をしていて・・・何て呼ぶんだろう?
余りに見つからないので義姉には、
「諦めろ」
と言ったのだが、義姉は諦めないのである。ことがるごとにあれが欲しい、あれが欲しい、と言う。
もうすぐ還暦なので、その祝いにくれ、と言っているのである。
全く持って分かり易い人である。
さもなければ私がイジワルしてない、と言っている、と思い込んでいるのか。
その可能性もある。
まあ、普段は意地の悪い私も、還暦だからね・・・もうちょっと頑張って見るか、と必死に記憶を絞り出したり、検索しているうちに、やっと「縮」だか「しじら織」の「ヘンリーネック」と呼ぶ首回り、と言うことが分かった。
だが、分かったのはいいが、これは季節ものですね。
ほぼどこも在庫切れ、やっぱり見つからないのである。
しかし義姉もこれから寒い季節が来るというのに夏物がほしいと言う、季節感ゼロのイタリア人なのである。
確かに今は夏物でいいいけどさ・・・。
とにかく今服がほしい、と言うことは分かったので、もうちょっと頑張ることにする。
ちなみに子供の誕生日の方が義姉の誕生日より先であるのだが。