国際スピード郵便で小包を出した。

先週の火曜日である。

が、日本に入るまでに時間がかかったのは多少分かるとして、

日本に入ってからのスピード感が全然ない。

日本に着いてからすでに3日経っているのにまだ届けられていないのは、

何かトラブルがあったのか、それとも連休のせいだろうか。

 

高い料金払って、なんだかがっかりである。

今学年から子供を30分早く起こす習慣を付けさせた。

というか、自分が30分早く起きることにした。

朝ごはんを食べさせるためである。今までは学校でも朝ごはんを食べることを良いことに食べないで行っていたのである。

ただの母業を怠けていただけだが、食べ盛りの今、とにかくいつもハラヘリで、 そういういい加減は出来なくって来た。

今までは15分で支度を済ませて駆け足でバスに乗せたのだが。

 

そのおかげで朝はテレビの前に座って二人ではちみつ入りのフレーバーティーを飲みつつ、

「世界名作劇場」

を見ることができる、と言うおまけがついてきた。世界名作劇場は、イタリアでも大人気である。

 

今やっているのは「こんにちはアン」でどうやらシリーズ最後の作品らしい。

アンがグリーンゲイブルズに行く前の話であるらしいが、あのアンが小さい時はこんなだった、というのは、

ちょっと納得いかない。

あるいは、養母に罰として大量のジャガイモを冷水で洗わされるのだが、なぜあんなに大量のジャガイモを洗っているのか?
と、ヘンなところもある。

 

が、話としては面白いし。

何より子供の情操教育にはいい。

 

見た目で人を決めけたり、差別をしてはいけない、と言う話は、

今の大人にも聞かせたいぐらいである。

このシリーズは繰り返し再放送するべきだ、と思った。

イタリアでは言われなくてもこれからも繰り返し流れると思う。

日本はどうだろうか。

10時に来ると言って11時半に来て、

どう考えてもお昼を奢る義理がないのにいつまでも帰らないで、

そんなに昼食べたいんか!

と思うようなダラダラ話の長いイタリア人が、どうしてこんなに多いのだろうか。

 

そう言うやり方をするのはイタリア人位である。

それが彼らの習慣なのだろうか。

だがうちの夫のように、たまたま食事時にかかってしまい、

「お昼食べていきなさいよ」

と誘われたら絶対に断る人もいるので、違うと思う。

 

逆に誘うと即効受理するのが、こうやってお昼まで頑張る人たちである。

 

京都の習慣のように箒を逆さに置くようなものがあるといいのだが。

 

ちょっと今日は根競べしてみたいので、台所からの気配を消していつ帰るか観察中。

高熱は抗生物質とステロイドで叩くことにしたらしい。

病院で受けた検査結果はどうしたんだ?

ていうか、あの3日間は何だったのだろうか。
結局自分で判断して治療しているって、おかしな話だ。

 

病気でいられない、と言うのもある。

早く動かないと間に合わない。

もしかして寿命縮めているのかもしれない。

 

持病のことはいつも頭にあるので、もし夫が先に逝ったら、という想定も考えるが、

もし自分が先に逝ったら、と言うのも考える。

夫が困ることは私が日本語でやっていることだと思う。

 

困らないように、遺書を書いておこう、と思う。

夫を手伝ってくれる信用のできる友人にも書いておこう。

夫は帰ってきたが、帰ってきた次の日にまた高熱で倒れた。

倒れても人は来る。

 

今週は北アフリカからの働き手がずっと来ていた。

例の電話がメチャクチャな彼が連れて来る。

 

そして今日はアメリカからの6人グループが来た。

こちらはお客様である。

 

こうやって色々な人と接していると思うのである。

 

世界は狭いのだろうか。

それとも広いのだろうか。

 

いま世界はどこも自分と違う人を見つけている人の勢いが止まらない。

人と自分が違うのは当たり前、でも人間は通じ合うものをいっぱい持っている。


違うところをリスペクトすることができたら、きっともっとみんな穏やかな気持ちで暮らせるに違いないと、

微力ながら自分のできる領域で努力している次第。

昨日ようやくお見舞いに行った。

一昨日入院して行ったのが昨日の夕方。

ずぼらな女房である。

 

が、特に昨日は夫とはずっと電話で話をしている。

病状の話は全然しないで仕事の話。

 

夫がいないので、代わりに入った人の指示出しのためである。

 

その代りに入った人間、と言うのが前から言っている電話番号を管理できないあの人のことで、

幸い彼だけでなく、彼の従業員も連れてきているので、まあいいようなもの。

それでも従業員に指示出しするのは雇っている彼の方なので、その彼にに教える夫はそれはそれは大変なのである。

 

電話番号を管理できないのに、携帯電話をひと時も放せない。まるでおしゃぶりで、働かないでひたすらあっちこっち日の当たる場所に椅子を動かし電話をかけ続けている。

大概は夫で、夫の話だと同じことを何度も何度も説明しても理解できないらしく、イライラしていたそうである。

うちに手伝いに来ているのに、座って電話している姿を見ている私もイライラする。

 

そしてあれがない、これがない、と言われて、夫の指示が私の携帯に入る、と言う流れ。

その間に注文も入る。

その間に食事の用意をする。

 

一つの物を探すのにも家と作業場を行ったり来たりして、すぐに終わる、と言っていたのにいつまでたっても終わらない。

 

夕方面会時間来たので、

「私出かけるけど、まだ終わらない?」

と言うと、

「大丈夫、もうすぐ終わる。カギのことはこっちでやっておくから」

と言ったが、病院に着くとまだ夫に電話しているのである。夫は色々指示出ししていたが、

なんと最後に、

「ま、念のためにメッセージで全部書いて送って」

と言われたそうだ。

夫の声はすっかり枯れていた。

そりゃそうだ、肺炎の疑いで入院して話し続けているんだもの。

どうやら肺炎ではなかったらしいが。


もういい加減帰らないと大変よ。

ってか、帰った方が良いでしょ。

今日は病院がNoを言っても強硬にサインして出てくるつもりらしい。

入院のために必要なものは分かっていたはずなのに、どうやら忘れてしまったものがいくつかあった。

 

そう言えば日本は入院の手引きのようなものを渡してくれるよね。

何にもないからさ・・・。

 

夕方、夫から電話がかかってきて、

「ナイフとフォークがない!食べれない!」

と言う。

「えー、それも必要なの?」

「決まってる!」

 

決まってんのかよぉ、なんなのこの国!

 

「プラスチックのあるんじゃないの、なかったら食べないか手で食べなよ!」

 

10分後、

 

「あった」

 

でしょうよ

 

「ナプキンはティッシュで代用してください」

 

「それもあった」

 

前の患者の置忘れが・・・。

 

朝。

 

「スリッパ、午後に持ってきて」

 

しまった。それは本当に忘れた。

 

ってか、まだ帰らないつもりなんですかね。

 

帰って来てください。うちの中、大変ですから!

 

 

 

熱が急激に上がって、自己判断で抗生物質とステロイド剤を飲んだ夫。

自分は肺炎に違いない、と言う。

お前医者か、と突っ込みたくなったが、突っ込んでも同じことをするので黙っている。

主治医に連絡をするも、返事が来ないので、勝手に薬、なんだそうである。

 

飲んだ後に返事は来たが、明日は見れない、明後日なら、と言う。

緊急に近隣の病院に行ってくれ、と。

 

朝は薬が効いたらしく、熱は下がった。

病院行かないで様子見る、と言っていたのだが、ホームドクターに電話かけると、

薬を飲んだのは正しい判断だった、と褒められらそうである。

が、自分は治療できないので、やっぱり病院に行くべし、とのこと。

 

イタリアはホームドクターは診断だけである。治療はしてくれない。治療は病院でするが、普通は予約が必要。

いつになるか分からない。

こういうケースで病院に行く、とは緊急病棟に行く、と言うことを意味する。

 

車の運転をしない私に代わって、義姉の付き添いで病院へ。

義姉はそのまま自宅へ戻り、先ほど夫から連絡があったが、携帯のバッテリーがないらしく、充電器、充電器、と言っている。

音声が悪くそれ以上分からない。

 

こっちから電話して、入院するから充電器がいる、義兄に渡せ、と言うことだけ言って電話を切った。

 

入院か。そうなるな、と思っていたのであまり驚かない。

 

イタリアの病院で必要なものも分かっているので、さっさと鞄にトイレットペーパー、着替え、歯ブラシ、タオル、本を入れてた。

中でもトイレットペーパーが重要なのである。

学校も病院も同じである。

 

準備していると甥っ子が来て、義兄が少し話をした、主治医が明日出勤だからそれまで病院待機、ということらしい。

よっぽど悪くない限り、明日の午後には退院できるだろう、と言うのが私の予測。

 

返さないのは、多分持病のことがあるから判断しにくいんだと思う。

もし持病とのからみがあるのなら、今の病院では治療できないので、転院になるだろう。

 

私も行くべきかちょっと迷ったが、行っても何もできないので、義兄に荷物を持って行ってもらって自宅待機していることにする。

携帯の充電が済んだら電話してくるだろうし。

 

 

Aプル・ミュージックの3か月無料利用の広告を見て、入って見ることにした。

そう言うのは面倒なので、無視していたのだが、子供の為である。

 

分からないところは友達に聞きながら少しずつ仕組みを理解した。

買うのと配信のみがあるのだな、とか、聞くためのツールが必要だな、とか。

そのために色々機材もそろえた。

新しいことを始めるのだから多少は投資は必要なんだろう…と言い聞かせる。

 

子供様にMp3プレーヤーを買ったので、それにアルバムを一枚買った。

今のところは支払いはそれだけのはず。

請求書も来ていたのに、今朝のメールに騙された。

 

Aプル、とカタカナで書いてある。

 

支払いがあるので…と言う文面で、あれ、いつの間にか支払いが発生したのかな?

チェックしなければ、と開けてしまった。

それでも気付かず、PDFファイルを開けてしまった。開かない。

それでも気付かず、したのURLをクリックしてしまった。

警告文が出てしまった、と思った。

 

やってもうた。

すぐに閉じた。

 

メールに戻って、良く見ると日本語文がおかしい。

最初からおかしいなら分かったが、最後の方で日本語が崩れている。

そういえば、Aプルからメールが来る時はカタカナではないな、とやっと思い、さて、どうしたものか、と思った。

取りあえずメールは迷惑メールに入れて削除。

PDFが開かなかったのは向こうが意図的にそう言うものを送ってきたのか、こちらでアンチウイルスのお陰でブロックしたのか、全く分からない。できれば後者であることを祈る。

 

一応Aプルのパスワードを変更したが、Aプル情報狙いじゃないかもな…と思う。

ド素人なので分からないが、そんな小手先の操作は意味ない気がした。

 

アンチウイルス・ソフトでクイックスキャンしてみて、脅威は出なかった。

念のためフル・スキャンをかけた。

 

時間かかるわ・・・4時間ぐらいかかったかもしれない。

 

そして。

出た。

トロイの木馬。

 

やっぱり・・・・。

 

今まで何度もフルスキャンかけたが、はっきり脅威が出たのはほとんどない。

こわ…と思った。

 

やったことがないので削除作業にドキドキする。

何とかできた、と思いたい。
 

あーあ、Aプルをやっていなかったら「やってないもんね」と、メールが来ても無視したのに。

 

便利に暮らそうとすると色々不都合も増える。

 

 

夫の熱は下がらない。

いつものように、1週間は高熱が続くのではないかと思う。

それでも今休めない仕事が続くので、寝てはいられない。自分の身体をだまして起き上がるしかないだろう。

 

またそういう時にかぎって日本に向けての仕事がある。

私一人ではできない部分があって、夫に協力してもらわないといけないが、彼の仕事にプラスする部分なので、こういう状態では頼みにくい。

 

日本側にはもう少し待ってほしい、とメールを入れる。

が、そこに、夫の健康具合のことを書いたらただの言い訳に聞こえるだろう。

本当はそれが理由でも、それは言わずに、ただひたすら謝って待ってもらうしかない。