109は渋谷のシンボルだけれども、実は買い物したことがない。
今は年齢的なものはあるが昔もない。ほしい、と思ったものがなかったのか、目利きが利かなかったのか。
でもきっとうちの子は好きだろう、と思った。
洋服を探す前にピアス売り場に入った。
なんだかやたらとお安いのである。一つ300円レベル。
日本っていいなー、こんなお値段で可愛いピアスが手に入るんだものね。好きなものを選びなさい、と子供を促す。
うちの子は日本では中一だが、ピアスの穴は1年ぐらい前に開けた。もう少し前だったかもしれないが、とにかくクラスでは一番遅かった。
外国の子がオシャレ、というより、もともとピアスの意味や歴史が違うのである。小さな子に貴金属を身に付けさせるのは魔除けの意味がヨーロッパにはあった。だから私より一回り位年上世代までは、生まれてすぐにピアスの穴をあけさせた。
だけどさすがに新生児にはやりすぎで、最近は全く見かけない。
それでもその習慣は継続していて、今も小さな子でもピアスの穴を開けさせる。親が開ける場合もあるかもしれないが、大抵は子供が開けたい、と言った時点で開けるので、小学校高学年になるとほぼ全員開けている、ということになる。
私は日本人なので、なかなか決心がつかなかった。そんなにあわてんでも、と思う。そんな私の態度にしびれを切らし、義兄の姪っ子が「あたしが連れて行って、ファーストピアスをプレゼントするから」と言い出した。
私は夫の従弟に頼みたかったのである。従弟は貴金属屋をやっているので、穴あけはよくやっているだろうし、何より器用な人なので安心して任せられると思っていたのだけれども、なかなかその機会ができなかった。まあ、しょうがない。姪にまかせますか。そう言ってもらえるのはありがたいものね。
その日は私もついていったが、薬局のおばさんはおっかなびっくり、どこに開ければ迷いながら開けていた。見たら穴の位置が左右微妙に違う。
あーあ。私の判断が間違っていたのか。
だが、開けてしまったからには今さら、である。
子供は気にならないらしいので、何も言わないことにした。
その後は特にトラブルもなく、貴金属アレルギーもなかったが、たまたま109で見かけた樹脂ピアスに目が言った。
これ、買ってみようよ、と私も一つ購入した。
子供は樹脂ピアスともう一つ普通のピアスを選んだ。
さて、さっそく宿泊先でつけてみようとして、あれ、っと思った。
入りにくい、、、。
何とかつけてみると、今度は、
痛い、、、、。
イタリアに戻ってきてもう一度やってみてもやっぱり痛い。どういうこっちゃ。
調べてみて、樹脂ピアスのほうが芯が太いことが判明。そのほか、消毒が必要なこと、長く持たないことなど、デメリットがあることが分かった。つまり、金属アレルギーがないなら、デメリットの方が多いのかも。
そういうことだったのかぁ。
買って試して初めて分かることってある。
ちなみに子供は全然痛くないんだそう。
私は出かける時ぐらいしかピアスをしないせいかもしれない。もうちょっとまめに付けますか。
なくしても高くても、やっぱり18金のピアスが欲しいわ~。