*長文になります
今回の長野の旅の一番の目的はきれいな星空を見ることです。
最近急に人気が出た、長野県阿智村のヘブンスそのはらというスキー場がその場所です。
今年は4/15~10/21の間、星空を説明してくれたり、星空のもとでコンサートを行ったりする
ナイトツアーが開催されています。
これがポスターです。
(ちょっとぼけてましたね)
スキーシーズン以外にもお客さんを呼びたい、という村おこしの企画が大ヒットしました。
私たちは8/24(木)の夜空を眺めました。
出かける2日前に偶然NHKのあさイチで阿智村を取り上げていましたが、
星空が売りなのに、肝心の夜空を見た時は雨でなんにも見えなくて、これでいいの?と思ってしまったけれど、
さすがNHK?、やらせもないし、宣伝させてあげよう、っていうのもないのですね
ツアーだったので、近くの昼神温泉の宿泊ホテルから
バスで30分ほどの標高800mのゴンドラ乗り場まで行きました。
帰りにバスの電気を消してもらって体感したけど、道路に街灯が全く無くてまーーーっ暗なんです
頼るは自分の車のライトだけ
ゴンドラ乗り場に行くと結構な列ができていて、
20分くらい待ちました。
あんまり絵は美しくないですが、8~9人乗りの
ゴンドラです。
はいここで旅のアドバイス
J●Bのお客さん(ツアーやチケット購入?)だと
優先的に乗ることができます。
USJのEPやTDRのFPのように
後から来た人がどんどんゴンドラに乗り込んでいく~
ただし帰りはだめよ~
標高800mから1400mへ約2500mの距離、15分の旅です。
かなり傾斜が急で、昼間乗ったら高所恐怖症の人は絶叫するかも
余談ですが、山麓駅がベガ、山頂駅がデネブです。
織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)にしなかったのはなぜ?
デネブ駅に着き、そこから5分ほど山を下ったイベント会場まで向かいます。
コンサート会場のようにすでに人がいっぱいいます
イベント開演まで1時間弱あるので、シートを敷いて寝転んで待ちます。
星を見るにも寝転んだほうがよく見えるので
それから、山頂は結構寒いので、真夏でも上にはおるものが必要です。
8月下旬でしたが、山頂の夜の気温は16度くらいでした。
ナイトツアーは2部構成で20:00~と22:00からです。
私たちは20:00の部でした。
20:00直前に、みんな目を閉じて10.9.8・・・とカウントダウンして
1の後、場内の明かりが消えて、目を開くと・・・
真っ暗な空に無数の星がきらめいています
わーーーー、という歓声があちこちから聞こえてきます。
スタッフがレーザーポイントで星の説明をしてくれます。
緑の直線がすーーっと星まで届くのが不思議でしたが、
どれがどの星かよくわかりました
この日見えたのが、織姫、彦星、白鳥座いて座、さそり座、
北斗七星、カシオペア・・・そして・・・
スタッフがちょっと黄色っぽい星を差し、
「この星は他の星と性質が違います」なんていわれると
興奮します
恒星・・・惑星・・・水星、金星
それは土星でした・・・わっかは見えませんが。
肉眼で土星が見えて感激しました。
そしてそして・・・
天の川も見えました
なんか雲みたいな細長い帯があるなぁ、って思っていたら
それでした。
薄い雲みたいだけど、中に星が見えます
織姫と彦星が天の川をはさんで輝いていて、
なんだかうるうるしてきました
場内を暗くする前に、前方スクリーンでは、
昼神(ひるがみ)温泉から絶対に名前をつけたであろう、
ヒミルガという星の物語をやっていましたが、
はっきり言ってあれはないほうが良いです
消灯時間30分は少なすぎたので、スクリーン上映をナシにして、
その分自分たちで静かに星を眺めていたいと思いました
星の海の中を時々飛行機が飛び
蛍も光の軌跡を作りながら飛んでいて
星と一体化していました
短かったけれどすてきな時間が過ごせました。
帰りのゴンドラは大混雑するだろうと、急傾斜を速足で登ったら
息が上がりました。
ゴンドラは30分くらい待ちましたが、
後ろの人は2時間待ちくらいになったかもしれません。
(バスはいつまでも待ち続けてくれるので、ゴンドラに
乗るのが遅くなっても大丈夫
待つ間も夜空を見上げたら天の川がうっすらと見えました。
ロマンチックな場所です
恋人たちの聖地にもなっているようです。
だからカップルだらけでした
私たちの前に並んだカップルの女性は
「こんなすてきな星を見せてくれてありがと」と彼氏に
感謝していました。
おばさんの耳がダンボになっていたのではありません
女性が隣にも聞こえる音量で言っていたのです
若いっていいなぁ・・・なんて昔を思い出してほほえましく思った
ゆきたおばさんでした
帰りのゴンドラにキティちゃんを見つけました。
キティちゃん、神出鬼没です。
サンリオのものすごい稼ぎ頭です
後姿のカップルは何を話しているのでしょうか
ありがと、のカップルではありません。
最後に大切なアドバイスを
晴れてなんぼの星空。
しかし、晴れでも雲がたくさんあったらよく見えません。
ヘブンスそのはらナイトツアーのHPではその日の満天率を
発表しています。
でも、それも完全にあてになるわけではありません。
山の天気は変わりやすいからです。
満天率70%でも山頂に行ったら雨だった、とか。
私たちのときは10%だったそうですが(あとでこっそり添乗員さんに聞いた話)、
ナイトツアー開始時には雲がだいぶ無くなって
たくさんの星が見えました。
満天率70%くらいになっていたのではないでしょうか。
そのときは満天率表示を知らず、
まさに知らぬが仏で、添乗員さんのみハラハラしてたそうです。
快晴でも、満月だと空が明るくて星が見えづらい。
そんなことは全く意識せずにツアーを申し込んだ私。
偶然にも新月から2日後でした
星空の写真はありません。
なぜなら、スマホ、コンデジではうまく撮れないからです。
真っ黒になります。
また、もし、一眼レフなどを持っていたとしても、
会場では光が漏れるため撮影NGです。
会場外に撮影場所を設けているそうです。
星座がわからないくらいたくさんの星がきらめいていました
あんなに星があるんだから、絶対に宇宙人がいそうです
いてもいなくても、地球の存在は奇跡
せっかく奇跡の星に生まれたんだから、みんな仲良くしたいものです