『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』 | 狂気と正気の狭間

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『yahoo!ブログ』にて活動して来ましたが、突然の〝サービス終了〟と言うテロに遭い、止む無く移転して来ました。

 
鑑賞日時:令和3[2021]年10月1日[金]/8:30~11:30
映画館名:TOHOシネマズ 日本橋/SCREEN7
座席番号:J-16

映画館公開日:令和3[2021]年10月 1日[金]
地上波初放送:
ボンドは現役を退き、ジャマイカで穏やかな日々を過ごしていた。
しかし、それは長くは続かない。
ある日、旧友でもあり、CIAエージェントのフェリックス・ライターは、誘拐された科学者を救い出して欲しいとボンドの元を訪ねる。
その想像を超える過酷なミッションに因って、ボンドは危険な最新技術を操る正体不明の敵へと導かれて行くのであった・・・。
 監督 
 キャリー・ジョージ・フクナガ
 出演 
 ダニエル・クレイグ[ジェームズ・ボンド]
 ラミ・マレック[サフィン]
 レア・セドゥ[マドレーヌ・スワン]
 ラシャーナ・リンチ[ノーミ]
 アナ・デ・アルマス[パロマ]
 ベン・ウィンショー[Q]
 ナオミ・ハリス[イヴ・マネペニー]
 レイフ・ファインズ[M]
 クリストフ・ヴァルツ[エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド] 
 
 この先ネタバレの可能性有り 
 
【2D版/字幕版】
ロードショー公開初日&初回上映回を鑑賞。
 
鑑賞より25日も経過してしまった・・・、レポートを怠っていたので記憶が曖昧。
何度ロードショー公開が延期された事か。
漸く鑑賞へと辿り着けた。
シリーズ25作目と言う事もあり、喜びも一入。
 
TOHOシネマズ 日本橋に来るのも久し振りだ。
4度目(?)の緊急事態宣言が10月1日[金]より解除となるにあたり、東京以外のTOHOシネマズではシネマイレージ会員が日時座席指定券と引き換えが出来る9月28日[火]21時になっても一向に上映スケジュールが発表とならなかった。
地方都市(私の居住エリア)のTOHOシネマズはその自治体の対応を見据えた上での発表としようとしていたからだ。
その様な何時判明するかも分からない情報を待っている位なら既に発表しているTOHOシネマズ 日本橋で観賞しようと決めた。
同日映画館上映開始の『ルパン三世 カリオストロの城(4K+7.1ch仕様)』(同時上映『ルパンは今も燃えているか?』)をこの日に鑑賞し、今作は別の日にと思っていたのだが何度も映画館へ足を運ぶのも面倒だったので一緒に鑑賞してしまう事とした。
 
 
 
 ===== ストーリー ===== 
特別な目新しさは無いが、淡々と物語が進行して行くので自然と映画の世界へと誘われる。
ダニエル・クレイグ氏に用意された〝引退花道〟作品と言った感じがする。
惜しげも無く、今作でこれ迄気付き上げて来た功績をぶっ壊してリセットしようしたのだろうか?
 ===== 設定 ===== 
ダニエル・クレイグ氏がジェームズ・ボンドを初めて演じた『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)より今作迄、世界観が繋がっているのが007シリーズ始まって以来との事。
キャラクターも共通して登場する。
ただ、今作ではそれをぶっ壊す!
何もかも壊してしまい、次回作以降のシリーズが心配になる程だ。
ボンドを死なせるなんて!
主人公を死なせてどうするの?
 
日本的なモチーフが多く登場する。
サフィンが被っていた能面とか、最終決戦の地が〝日本とロシア〟が揉めている地域の島とか、秘密基地に畳の間が有ったり、そこでサフィンが和服の様な出で立ちで正座して居たりとか、ジェームズ・ボンドの土下座とか。
 ===== キャラクター ===== 
ジェームズ・ボンドが死んじゃったよ!
ラストで主人公死なせちゃって、今後のシリーズどうすの!?
ブロフェルドも死なせちゃって、〝スペクター〟も壊滅させちゃって!
エンド・ロールに毎回登場する〝JAMES BOND WILL RETURN〟は今作にも有ったけど大丈夫なの?
 
ボンドがリタイヤし、新たなる〝007〟が登場するのは新しい。
〝00(ダブルオー)〟と言うのが単なる〝役職〟と言った感じ。
しかも〝女性〟で〝黒人〟となると〝何か〟を感じる。
そう言えば登城する女性も〝ボンド・ガール〟から〝ボンド・ウーマン〟へと名称変更となったとか?
マドレーヌ・スワンは前作『007/スペクター』より引き続き登場。
 
キャラクター扱いして良い物か迷うが、まぁ〝ボンド・カー〟だから良いか。
アストン・マーティンが多数登場する。
〝DB5〟に〝V8ヴァンテージサルーン〟に〝DBSスーパーレッジェーラ〟に〝ヴァルハラ〟と総登場だ!
ヴァルハラは走行シーン無しで、風洞実験施設の様な場所に有ったので若しかしたら次回作辺りでボンド・カーとして雄姿が拝めるかも!
 ===== キャスティング ===== 
ダニエル・クレイグ氏がジェームズ・ボンドを演じる最後の作品。
『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)以来15年間演じ続けて来た。
お疲れ様でした。
サフィン役のラミ・マレック氏は何を考えているのか分からない不気味な存在に合っていると思う。
他のキャストの皆さんも引き続き演じている。
 ===== 映像 ===== 
〝ガンバレル・シークェンス〟の演出が変わった。
カメラマンが大変だったろうにと心配になる程のカメラ・ワークでのアクション・シーンや舞台となった各地の美しい風景が楽しむ事が出来るのも本シリーズの醍醐味。
 ===== 音楽 ===== 
メイン・テーマのイントロが流れた瞬間、一気に気分が盛り上がる。
主題歌を歌っているのはシリーズ最年少のアーティストとの事だが興味が無いので良く分からない。
 ===== 期待感 ===== 
何度となく延期されたロードショー公開をどれだけ待った事か。
漸く観る事が出来る。
噂では映画としての公開を諦め、有料放送等で公開されると言った事も囁かれていたから。
 ===== 満足度 ===== 
主人公が死んじゃうんだものなぁ!
今後どうしてくれんの?
確かにアクション・シーンやアストン・マーティン総登場は嬉しかったが・・・。
 
 
 ===== アクション ===== 
全編ほぼアクション。
カーチェイス有り、銃撃戦有り、スカイアクション有り。
 ===== SF ===== 
遺伝子レベルでピンポイントで人を抹殺出来る兵器何て!
生物(細菌)兵器、それとも化学兵器?
 ===== コメディ ===== 
死闘の真っ最中でもウィットに富んだ言動は英国紳士の嗜み?
 ===== ホラー ===== 
最新兵器を使用して有用な人物だけを生き残らせ、それ以外は淘汰してしまう計画。
そうすれば平和な世界が実現するって狂気。
 ===== グロテスク ===== 
サフィンが開発した新兵器での犠牲者の死に様。
 ===== サスペンス ===== 
アクション映画にはサスペンス性がセットとなっているのは必定。
チェイス・シーンや格闘シーンでは必ず手に汗握る。
 ===== 謎解き ===== 
マドレーヌは一体何を隠しているのか?
能面の男の正体とは?
Mは何を隠している?
サフィンの使用する新兵器との関連は?
 ===== 不可思議 ===== 
該当要素無し。
 ===== ラヴ ===== 
ボンドとマドレーヌの間に娘が居たとは!
一度破局したマドレーヌと再び愛し合う様になるボンドだが、それを引き裂く悲しい現実。
 ===== エロス ===== 
該当要素無し。
 ===== 悲劇 ===== 
ボンド死す。
マドレーヌの毛髪より採取した遺伝子にて、彼女の身に反応するサフィンの新兵器を仕込まれてしまったボンド。
もう彼女とその娘に触れる事さえ出来ない。
 ===== 感動 ===== 
自らの命を犠牲にしてミッションを成功させたジェームズ・ボンド。
 ===== ドキュメンタリー ===== 
日本とロシアが揉めている地域。
 ===== 歴史 ===== 
該当要素無し。