鑑賞日時:令和元年[2019年]年11月29日[金]/10:40~12:25
映画館名:TOHOシネマズ 流山おおたかの森/SCREEN4
座席番号:H-9
映画館公開日:令和元年[2019]年11月29日[金]
地上波初放送:令和 4[2022]年 1月 4日[火]
ボディガードや探偵を請け負う凄腕のスナイパー〝シティーハンター〟事冴羽リョウは、相棒の槇村 香と共に様々な仕事をしている。
ある日、掲示板に〝XYZ〟宛の新しい依頼が書き込まれる。
依頼人の男ドミニク・ルテリエが持ち込んだ仕事は、ルテリエの父が開発した、香りを嗅いだ者を虜にする〝キューピッドの香水〟を悪の手から守って欲しいと言う物だった。
リョウが香水の効果を疑うと、ルテリエが香水を嗅がせる。
すると、リョウは一瞬でルテリエの虜に。
それでも信用しないリョウは、香に香水を吹き掛ける。
香が効果を試そうと歩き出した瞬間、現場に爆風が吹き荒れる。
一瞬の出来事に気を取られた隙に、キューピッドの香水はバイクに乗った男に奪われてしまう。
その男とは、リョウの旧友で元傭兵の海坊主だった。
世界を危機から救う為、48時間以内に香水を取り戻さなければならない。
香の香水を嗅いでしまう帽子の男パンチョ、セレブ好きの男スキッピー、美人刑事の冴子を巻き込み、香水奪回作戦に火蓋が切って落とされるが・・・。
監督
フィリップ・ラショー
出演
出演
山寺宏一/フィリップ・ラショー(リョウ)
沢城みゆき/エロディ・フォンタン(カオリ)
多田野 曜平/ジュリアン・アルッティ(ジルベール・スキッピー)
浪川大輔/タレク・ブダリ(パンチョ)
玄田哲章/カメル・ゴンフー(ファルコン)
この先ネタバレの可能性有り
【2D版/日本語吹き替え版/PG-12指定】ロードショー公開初日&初回上映回を鑑賞。本作鑑賞後、同じくTOHOシネマズ 流山にて『HUMAN LOST 人間失格』を鑑賞した。今年の映画鑑賞は、〝『シティーハンター』イヤー〟だったかも知れない。年の初め頃の2月8日[金]には、『シティーハンター 新宿プライベートアイズ』を鑑賞しているし、年末近くになって今作を鑑賞した。今作は、〝字幕版〟の上映は無いのだろうか?何処の映画館を調べても、〝日本語吹き替え版〟の上映しか行われていない!平日だったので、観客の入りは今一つと言った感じだった。今回利用したTOHOシネマズ 流山おおたかの森は初めてでは無く、SCREEN4もそうでは無いので、過去の記録を参考に座席を決めた。
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===== ストーリー =====
〝一映画作品〟としては、面白く無かった訳では無い。
その点は評価に値すると思う。
===== 設定 =====
頭が混乱する。
アニメ版『シティーハンター』を念頭に鑑賞するとどうも・・・。
名前は作品通りだが、演じている役者が外国人だし、舞台は外国だし・・・。
===== キャラクター =====
やっぱり無理があるよなぁ・・・。
実写化だけでもハードルが高いのに、外国人が演じるなんて!
エンド・ロールでは、キャラクター名が〝リョウ=Nicky Larson〟となっていた。
他のキャラクターも同様。
===== キャスティング =====
リョウ(冴羽 獠)&カオリ(槇村 香)に、神谷 明氏&伊倉一恵氏をキャスティングしなくて正解だったと思う。
その辺は、日本語吹き替え版製作側も、今後の事を考慮しての事だろう。
アニメ版『シティーハンター』とは一線を画す思惑も透けて見える。
山寺宏一氏&沢城みゆき氏のキャスティングが悪かった訳では無い。
リョウ役のフィリップ・ラショー氏は監督兼任。
その他のキャストの皆さん。
声の出演一龍斎 春水/ソフィー・モーゼル(サエコ)田中秀幸/ラファエル・ペルソナ(ヒデユキ)神谷 明(モッコリー&精神分析医)伊倉一恵(ジルベール・スキッピーの妻)
他、ファルコン(海坊主/伊集院 隼人)、サエコ(野上冴子)、ヒデユキ(槇村秀幸)には、アニメ版オリジナル声優がキャスティングされている。
神谷 明氏と伊倉一恵氏は、ゲストとしてキャスティングされている。
ファルコン役は、公開前から〝激似〟だと評判だった。
===== 映像 =====
スローモーションを多用して、アクション・シーンの臨場感を演出している。
所々、お色気シーンでは修正が掛かったり、残酷なシーンも有ったりしたのでPG-12指定となったのだろう。
〝100tハンマー〟は、カオリの妄想シーンにのみ登場。
===== 音楽 =====
エンディング曲が『Get Wild』だったのは嬉しかった。
ただ、これは日本語吹き替え版のみの演出の様だ。
それと同時に、この曲を聞いて、『あぁ、この作品は『シティーハンター』だったんだ!』と思い起こさせられた。
BGMや効果音も、アニメ版のそれを流用しているが、それも日本語吹き替え版の演出?
モナコの空港内アナウンスで「キスギ様・・・ウツミ様が・・・」は『キャッツ・アイ』の?
槇村秀幸の事を「ヒデユキ」と呼んでいたのは違和感を覚えた。
〝モッコリー〟は、オリジナル版でもそう発音しているのだそう。
===== 期待感 =====
〝不安感〟の方が強かった。
『シティーハンター』関連作品と言う事で、〝確認〟の意味でも鑑賞はせねばと思った。
===== 満足度 =====
『シティーハンター』と思わなければ、とても面白い一作だと思う。
〝『シティーハンター』〟で〝実写化〟でキャストが〝外国人〟でって、欲張り過ぎ!
===== アクション =====
実写作品名だけに、アニメ版よりもアクション作品らしく出来上がっている。
スローモーションを多用した演出が、より効果的にアクションを際立たせている。
===== SF =====
〝嗅がせた相手を虜にしてしまう香水〟の開発・製造。
===== コメディ =====
シリアスよりも、コメディ間の方が多い気がする。
緩急織り交ぜての好バランス。
===== ホラー =====
該当要素無し。
===== グロテスク =====
フランス特有のブラック・ユーモアで描かれたシーンが有るが、それも一因としてPG-12指定となったのでは?
===== サスペンス =====
48時間と、時間的制約が設定されているので、テンポ良く話が進んで行く。
チェイス・シーンや格闘戦ではハラハラ・ドキドキの連続。
===== 謎解き =====
香水を狙っているのは誰なのか?
ヒデユキを殺害したのは?
===== 不可思議 =====
該当要素無し。
===== ラヴ =====
リョウもカオリもお互いの事を・・・。
===== エロス =====
修正が掛かったシーンも有り。
その〝モザイク〟の代わりが例の〝カラス〟。
===== 悲劇 =====
ヒデユキは、どうあっても死んでしまう運命なのだな。
===== 感動 =====
リョウとカオリのお互いを思いやる気持ち。
リョウとヒデユキとの友情。
カオリとヒデユキとの兄弟愛。
===== ドキュメンタリー =====
該当要素無し。
===== 歴史 =====
該当要素無し。