以前、年間500万円する保育園とプログラムについて紹介しましたが、今回は日本とヨーロッパ(スイス)の保育園の違いについて、実際に保育士の友人達にインタビューして比較してみましたビックリマーク

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スイスの教育事情について

 

質問内容:

  • 何才までいるのか?0才と分かれているのか?
  • 一人の保育士につき何人までの幼児をみているのか?
  • 何時から何時まで保育しているのか?保育の1日の流れは?
  • 手のかかる子どもの姿とは?手のかかる子どもに対してどのような促しをしてるか?
  • 食育はどんなことをしている?食べない子はどう促してる?
  • 行事は何があるのか?
  • 保護者とはどうような関係であるのか?
  • 発達障害の子たちはいるのか?

 

回答:

 

●園児の人数と年齢

保育士:7人、児童数:21人(州立の場合)

年齢:1クラス4~6才(学校自体は4歳〜中学生まで)

 

●一日の流れについて

8:25~10:00 活動(責任計画、出席、温度、日付、天気、ritual(set table, 季節行事)、手書き、デザイン、ゲーム(論理思考、絵画)、合唱、音楽を聞く)

 

20分休憩 遊具

 

11:50〜 先ほどの4つの活動の続き(多過ぎないように)運動、ピアノ、踊りなど

 

11:50〜13:25 昼食(パスタ、パン、野菜、弁当も可)

*昼食後は2年後の学習スキル目標に合わせて発音練習や自由時間がある

 

15:00 帰宅

※スイスでは毎週水曜の午後は授業がなく早く帰宅する

 

●手のかかる子どもの姿とは?手のかかる子どもに対してどのような促しをしてるか?

子供が蹴ったり叩いたりする場合、紙とクレヨンで感情を表すようにする。また場合によっては親と話し協力してもらう。他には視覚的な本を読んで話すことで表現してもらったり、声やジェスチャーで優位性を伝えるようにして決して怒鳴る教育はしない。

 

●食育はどんなことをしている?食べない子はどう促してる?

米、パスタ、野菜、低糖、健康菓子

 

●行事は何があるのか?

カレンダーや季節に合わせた知識の共有、文化、運動、復活祭、文化、年末は衣装パレード、討論、サンタクロースの信仰、キリスト、哲学など(それに比べて日本では季節性のある催し物が多かったです)

 

●保護者とはどうような関係であるのか?

親と協力してもらい、良いこと悪いことを共有する

 

●発達障害の子たちはいるのか?

一人聴覚障害があり、手話で交流している

 

 

以上です。

 

友人から聞く限り、教育方針は保育園からあるものの、教え方などアイデアは主に保育士によるという感じでした。

 

ちなみに日本で保育士をしている友人によると、縦割りがなく一人の保育士につき、10〜20人の子供を見ているということなので個別保育はできなかったり、一人一人手厚く寝かしつけができなかったり、年齢や役職などの上下関係が下の先生の言うことを子供が聞かないなどの問題点が気になりました。ただ日本のように発した言葉た人間関係、一人一人の特徴を書いたりといった細かい日常を記載する個々の連絡帳がなかったりするものの、日本より子供の意見や行動を尊重するケースが多い気がします。

 

また後日保育園を実際に下見行くのでまたどうだったか報告しますニコニコ