ようやく妊娠できたと思った矢先、今度は流産の心配。

私は過去に流産を経験していますが、実は流産する前から流産することが怖くて時間があればあるだけ、夜中や寝る間を削ってまで専門書や本などを大量に読みあさっていました。

 

私の場合、どれだけ知識を吸収してもこの問題は解決するどころか自分が神経質になって更に心配する始末。流産や死産、トリソミーや染色体などの問題は親がどれだけ健康であっても妊娠すれば出てくる問題であり、事前に予防することは現在の医療では困難とされています。また、子供を作れば作るほどその確率も残念ながら並行して上がります。

 

ただ、私は以前に完全流産(自然流産)を経験しているので、同類の流産の予兆やサインで事前には気づけるものの、サインがなく妊娠初期の検診無しではまったく気づかない「繫留流産」の方が特に心配でした。理由は、毎日赤ちゃんの心拍を検診で聞いていない場合、いつ赤ちゃんの心拍が止まったのか突然死んでしまったのか明確にわからないものであり、もし流産するなら赤ちゃんや母親の心身ともに考えると早い方がベターと言われています。なぜなら、子供が大きくなるにつれて、物理的にも赤ちゃんを受け入れる準備をする量も増えれば、悲しみも更に大きくなり、自分だけでなく自分の周りにも影響するからです。

 

▶︎流産のサインについて知りたい方はこちら

 

それでは、今日はそんな神経質で妊娠に対してものすごく心配性の私がどう「流産」の心配を克服できたのかご紹介していきたいと思います。

流産の不安を軽減する方法

結論から言うと、私の場合は確率論を利用しました。

要は、確率の計算から問題を分析・把握することによって、まずは論理的に問題を受け入れることから始めました。私の経験上、何か不運な出来事が発生した場合は感情的に受け入れることが難しいのですが、事前に問題に対する知識と対策、実際に起きた際の解決法、次の計画を練るなどより理解を深めていた場合と全く知識や考えがない(もしくは予測もしていなかった)場合とでは最終的なダメージが異なります

 

以前、流産する確率について書きましたが、通常の妊娠で流産する確率は私が当時29歳の時点で15%です(染色体以上のある受精卵が着床に至るのは全妊娠の約25%の確率で、そのうち10%が受精卵が着床を継続できなかったなどの化学流産を起こすため、その残りである上記の15%の内の8割が妊娠12週までの初期流産を起こる統計が出ています

→年齢別の流産確率はこちら

 

流産率15%というのは決して低い数字ではなく、単純に100÷15=6.6 なので6〜7人に一人初期流産が起こる確率です。

ただ、私の場合は過去に一度流産しているので、それを仮定に入れて全妊娠の繫留流産する確率を計算すると以下になります。

  • 2回連続して流産する確率→1÷44.5=2.24%(44人に一人)
  • 1回繫留流産する確率→1÷667=0.15%(667人に一人)
  • 1回流産して2回目が繫留流産する場合の確率→1÷4455=0.022%(4455人に一人)
 

なんと、過去に流産した私が繫留流産する確率は0.02%で4455人に一人です。しかも全妊娠の確率なので、妊娠12週までに起こる確率は更に低くなり、12週以降で流産が起きる確率(死産)は更に低くなります。(今度、死産する確率などについても話していきたいと思いますが、こちらはまた今度ゆっくりご紹介していきたいと思います)

 

でもこの0.02%(4455人に一人)の確率を見ると低く感じませんかはてなマーク

もちろん運が悪く、自分がその内の一人に入ってしまう確率もゼロではありませんが、その時は前回の流産同様とても辛いことですが、この問題と現実を受け入れるしかないです。言ってしまえば、胎児側の問題で起こる流産や死産は、生命を創造するにあたり“自然”に起きてしまうことであり、命を受け入れる過程がある限り死も同時に起こり得るという現状は変えられません。また、きつい言い方になりますが、流産や遺伝子異常、病気などの障碍、最悪の場合は死を受け入れる覚悟も親になるならそれくらいの責任は取るべきだと思っています。親が取るべき責任はまだまだありますが、今日のテーマから外れるのでまた今度します。

 

まとめると、問題を把握することによって起こり得る問題を受け入れること、そして起きてしまった場合は問題を反省して何でも良いので次に活かすこと。この問題解決能力はプライベート、仕事、人生において大切なスキルです。せっかくの経験を無駄にせず、経験から多くのことを学び経験を活かして前に進むことです。これが成功の近道です。

 

今日は流産の不安を軽減する方法に書きましたが、もし興味のある方は流産する確率についての記事もご覧ください。

少しでも多くの人が健康で元気な赤ちゃんに恵まれますようにニコニコ

 

 

▼関連記事