兄弟喧嘩にイライラ、何か言いたくなる時のコツ | 【福岡/全国】一生モノの愛溢れる親子関係を作ろう☆アドラー流勇気づけ講師 やのけいこ

【福岡/全国】一生モノの愛溢れる親子関係を作ろう☆アドラー流勇気づけ講師 やのけいこ

【福岡】中・小・幼、2男1女の育児中。夫が激務でワンオペの中イライラや悩みで心が不安定な時にアドラー心理学の学びに出会う。育児や人間関係のモヤモヤ、日々頑張るママの心潤う場所として、講座とカウンセリングを提供中。

おはようございます。

 

一生モノの愛溢れる親子関係を作るアドラー流子育てELM講師、

やのけいこです。

 

 

 

我が家中2(男)、小6(男)、年中(女)の3兄弟。

兄弟喧嘩は日常茶飯事です。

 

 

 

 

兄弟喧嘩の時

「こら!」とか

「何やってんの!」などの声をかけず、

 

 

無視をする

 

 

そうすることで、

喧嘩で意思疎通をはかる『不適切な行動』

は親の注目を浴びない、

自分も嫌な気持ち、

良いことないと学ばせることができます。

 

 

そして子どもが落ち着いたら、

適切な行動を

『ああいうときはこうしたらいいかもしれないよ』

と教えていくことを

アドラー心理学ではオススメしています。

 

 

 

しかし!!!!

 

 

それを聞いていきなり

「無視できない」

「気になる」

「ついやめなさいって言ってしまう」

 

 

 

なかなか「無視」って

簡単なようで難しいんです。

 

 

 

 

それならば、

無視への小さなスモールStepとして

「子どもの行動と私の気持ちを

 実況する!」

おススメします。

 

 

 

 

こうすることで、

「やめなさい!」と注意した時によく起こる

こっちが悪い、あっちが悪いという

ママ裁判官の判定をしなくて済みますよ。

 

 

 

 

 

 

週末ママ友とそんな会話をしました。

 

 

 

アドラーを学んできた私も

ようやく「無視」ができるようになりました。

そして無視の難しさも痛感している1人です。

 

 

 

母親はやはり止めないといけないと

思う気持ちが強い。

だって

「育てる」

って

「躾」

も兼ねているから、

母親は

「ダメだって教えなきゃ!」と

思ってしまうものです。

 

 

 

 

 

そりゃ、こっちは

一生懸命ご飯の支度していて

早く美味しい物を食べさせようと

時計を見ながら急いでいるのに

わざわざ喧嘩されたら、

「やめなさい!」ってなりますよね。

 

 

 

   

 

しかし、この

「やめなさい!」って介入した後、

 

 

お互いの言い分なんか

充分丁寧に聞く時間ありますか?

私はありません。

だって、ご飯作ってるのに、

お玉置いて、

エプロン脱いで、

手を拭いて、

子どものところまで駆けつけて

話を聞く???

 

面倒くさい!(めちゃくちゃ面倒くさがり屋なので)

 

 

そうすると、

前後の文脈よりも、

今泣いてる方、泣かせている方で

裁判官のように

ついついどちらが悪いと

判断しませんか?

 

 

 

私はついつい泣いてる方の

言い分を先に聞いて、

泣かせた方を

『悪い!』と

決めつけて声かけしていた時期がありました。

 

 

でも後々、

時間が出来て

「泣かせたのなぜ?」

と聞いたら、

泣いてた方が先にきっかけを作って

嫌なことをしてきたことが分かり、

泣かせた方の子どもを

無駄に傷つけちゃったなぁ。と

自分が落ち込む。

 

 

 

 

こんな事を昔はやっていました。

 

 

 

 

 

 

アドラー心理学を勉強してきた私は、

『お互い、好きなんだね〜❤️』

と俯瞰(フカン)して見れるようにも、

 

喧嘩という適さない行動は無視!

やっとできるようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそも、

なぜ『適さない行動』に『無視!』

が効果的かと説明します。

 

 

 

 

子どもは本当にママの気を引きたがるもの。

 

 

「ママ見てー!!」

 

 

の生き物です。

 

 

 

なので、

良い行動をしてみたり、

悪い行動をしてみたりして、

ママがいかに、

自分に注目してくれるか、

色んな行動をしてきます。

 

 

 

そこで、

子どもが良い行動をする時に

親が注目して声をかけたり、

リアクションをすると、

子どもは

『この行動は適切なことなんだ』

と学習します。

 

 

 

逆に

子どもが悪い行動をあえてする時に、

親が

 

「なんでこんなことしたの!」

「何てことしたの!」

 

と声をかけ注目すると、

子どもはダメなことをして、

 

『叱られたけれど、

親からはリアクション貰えた♡

注目して貰えた♡』

 

とインプットしてしまい、

悪い行動つまり適切でない行動をすると

親は注目してくれる!

見てくれる!

かまってもらえる!

 

と不適切な行動を止めずに

親からの注目、つまり愛を得ようとします。

叱られても、

愛情もらいたいと思っているんです。

健気ですよね(涙)。

 

 

 

 

 

 

例えば我が家の場合、

思い通りのおかずが出てこなかった4歳の娘。

これ見よがしに

食卓から

ドスッ、ドスッ、ドスッ!

とおもちゃ部屋に行き、

見るからにふくれっ面な顔をしていました。

 

 

 

私にとったらこれは不適切な行為でした。

嫌な食事だったら

「ママ私これ嫌い。

 次は私の好きな塩サバ作って欲しい」

と言えばいいのです。

わざわざ

「私!不機嫌になっちゃいましたからー!!!」

というリアクション、

せんでよか・・・

 

 

 

なので、

娘がドスッ!ドスッ!ドスッ!とおもちゃ部屋に行こうが

無視。

 

 

すると、無視された娘は

機嫌悪くした方が損だと理解して、

食卓に戻って来ました。

 

 

 

「気分を変えてこれたんだね。

 やったー!戻ってきた。

 ところで、どんな気持ちだったの?」

 

4歳娘「唐揚げが良いって言ったのお兄ちゃん。 

    私じゃない。

    だから嫌だった。

    明日は塩サバにしてほしいの」

 

「言葉で伝えてくれてありがとう。

  わかったよ~」

      

怒った態度で察してもらう不適切な行動

ではなく、

言葉で気持ちを伝える適切な行動を教えることが出来ました。

    

 

 

        

 

これが無視の効能です

 

 

しかし、慣れるまで

ゆっくりな心が備わっていないと無視はできなかった私。

 

 

無視よりも

ハードルが低いものを見つけたんです。

 

 

 

それが実況。

 

 

 

勿論、実況するので、

注目はしてしまうのですが、

裁判官のようにジャッジはしないで済みました。

 

 

 

ジャッジすると、

された子どもも、

した親もいい気持ちで終わらないんですね。

 

 

 

だから、

「今日も元気に喧嘩スタートしております。

 その力をお手伝いに変えようとしないのか?

 ぁあー、しません。

 お母さん、可哀想。

 お母さん、猫の手も借りたい気持ちでございます。

 喧嘩なんか、勝手にやっとけよって感じです。

 本を投げました。

 飛びました。

 あの本私大事にしてました。

 さぁ、一人がからかうのが止まりました。

 もはやネタ尽きましたでしょうか。

 笑っています。

 いやいやまだまだ。

 お母さんにバレた!って感じでしょうか。

 兄弟だから、喧嘩するもんです。

 いいです、それで。

 学校で頑張ってきましたね。

 お母さんはご飯作り頑張っています。

 さぁ、茹で上がった枝豆。

 こちらに来てちょーだい。

 ご飯の支度手伝って」

 

 

こんな感じで子どもの行動の実況と

喧嘩を見ているママである私の

心境を実況することにしました。

 

 

すると、

注目はしてしまうので、

行動自体を止めることはできないのですが、

子どもの気持ちを

ほぐすことと、

子どもに

第三者から見た視点を与えて、

クールダウンさせることができました。




実況っは事実を言います。

怒る、

怒鳴る、

叫ぶ、

おもちゃ投げる、

本を踏む。

子どもの行動を言うだけで、

子どもの内面を批判しないで済みます。



 うちの場合、

 

「何や、おかしいぞ。

 お母さん面白いこと言ってるぞ」

 

と笑いで着地することが出来たんです。

 

 

それにどちらが悪いと

裁判官にならずに済む。

実況ですから。

 

親子に取って、

状況を知らずに決めつけで

悪者にされるのって

すごく傷つきます。

親も子も。

信頼関係にも繋がってきます。




お母さんに言ってもダメ。

俺が悪者になる。



 

でも、親の目指したいところは




お母さんならわかってくれる。

俺の良いところも悪いところも

受け止めてくれる。




ここですよね☝️




無視のハードルが高いから、

実況から始めた私ですが、

親子関係の絆への効果は絶大でした。

 

 

 

 

不適切な行動は無視!

でもその無視のハードルが高ければ、

実況をしてみてください。

 

 

 

見たものをそのまま言うだけ。

 

 

 

すると、だんだん

ママである自分が喧嘩にたいして、

「また始まった」という

イライラよりも、

「元気に生きてる」という

目線にもなるので、

気楽に構えずに

喧嘩に挑めますw

 

 

そして、実況が出来始めると、

不思議と

「はいはい、やってなさい。」

と無視も出来るようになります。

 

 

私はこうして、

無視へのスモールステップとして

「子どもの行動と自分の心境の実況」

をすることで、

不適切な行動を適切な行動に

導くことが出来るようになりました。