御礼:母校「相愛」の皆さまへ | 青山郁代オフィシャルブログ「194Days」 Powered by Ameba

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舞台を中心に女優として活動しています。
ブログには日々の出来事、思った事を気の向くままに。

皆さん、こんにちは。




3連休が終わり、今日からまた1週間が始まりますね!






さて、今日は昨年11月にあったとっても嬉しかった出来事について改めて感謝の気持ちを書かせてください。



1ヶ月半ほど前の話になりますが、

私のレ・ミゼラブル千穐楽の日帝国劇場の私の楽屋宛にすごく嬉しい贈り物が届きました。




封を開けてみると・・・





私が中学・高校とお世話になった母校


「相愛中学・高校」


の高2、高3の音楽科の生徒さん達からの“お誕生日おめでとう”の寄せ書き色紙が入っていました。



青山郁代の1年194日ブログ

高2音楽科のみなさんから



青山郁代の1年194日ブログ
高3音楽科のみなさんから




とてもとても驚きました。





同時に涙が溢れてきて、千穐楽前に大泣きしてしまう予感がしたので、

千穐楽が無事に終わったその夜、皆さんからのメッセージを一つ一つ読ませていただきました。






今年の9月、

「レ・ミゼラブル」大阪公演を、相愛中学・高校が全校生徒さんで“ミュージカル鑑賞会”として観に来てくださったんです。



これは相愛学園が創立されて125年の歴史の中で“初めて”のミュージカル鑑賞会でした。




私の在学中、「いいなぁ、ミュージカル鑑賞会がある学校は・・・」といつも羨ましく思っていたのをこの年になってもずっとずっと覚えていました。




こうして舞台に出演させていただきながら「学生団体」さんの貸切公演などがあると、「うちの母校の後輩さんたちにも、生のミュージカルを観ていただきたいなぁ・・・」といつも思ってたんです。




卒業後も私は母校に度々ひょっこり顔を出していたので、(6年も通った大好きな場所ですから・・・)



出演が決まった2012年に

「“レ・ミゼラブル”をぜひ母校の後輩のみなさんに観ていただきたい。」とお話をさせていただきました。




校長先生が、とても親切に温かくお話を聞いてくださいました。


私が卒業して10年の月日が経ちますので、初めてお会いする校長先生でしたが、

「私も生徒達が芸術と触れ合う機会を出来るだけ作ってあげたいんです」と、とても生徒想いで熱い校長先生でした。



まず、“校長室”でお話する事が在校中も1度もなく初めての経験だったのでかなり緊張したのですが、なんだか生徒気分でした。笑




音楽科の先生を筆頭に他の教科の先生方も、

私が中学時代に演劇部に所属していたり、

高校時代も進路を考える時にはいつも“ミュージカルに出演したい”と言っていたことを皆さん覚えていてくださっていて、

私が今このようにミュージカルや舞台に出演していることを報告するたびにいつも喜んでくださっていました。



そして「在校生達に舞台を観せてあげられたら・・・」と一生懸命に考えてくださいました。



先生方を前にすると卒業して10年経った今でも「生徒」に戻ってしまうのですが、そんな時間が私は大好きです。




歴史ある相愛学園での初めての“ミュージカル鑑賞会”、何度も先生方が会議を繰り返してくださって今回の鑑賞会が実現しました。





その連絡をいただいた時には本当に嬉しくて嬉しくて声を上げてしまいました。

私の出演舞台を、というよりもとにかく相愛の後輩さんたちに生のミュージカルを観ていただけるという事が本当にうれしくて。




高校時代からの「羨ましいな」という想いが、こんなにつながっていました。



一生懸命に生徒さんのことを考え実現へと導いてくださった先生方、本当にありがとうございました。




青山郁代の1年194日ブログ

(相愛公式ブログより)



相愛学園は創立以来125年間、大阪で一番のビジネス街「本町」の御堂筋沿いにあり(運動場が2Fにある面白い学校です)、フェスティバルホールまでは徒歩圏内。


青山郁代の1年194日ブログ
(相愛公式ブログより)

学校の公式ブログを拝見すると、当日も先生方が安全に生徒さんをフェスティバルホールまで引率し、歩いて来てくださったそうです。



生徒さん達、通常は授業であった時間を削って“レ・ミゼラブル鑑賞会”に来ていただいたのですが、喜んでくださっていたらうれしいなぁ。


音楽科があったり、新体操部が国体に出演していたりと芸術面に特に強い学校です。




そして、大阪公演が千穐楽を迎えてから、学校にご挨拶に行かせていただきました。


(お世話になった音楽科谷先生と3年音楽科のみなさんで)


高校3年音楽科と高校2年音楽科さんの教室を訪問し、高3の教室では終礼にも生徒さんと一緒に参加させていただきました。




仏教・浄土真宗の教えに基づく相愛学園では毎朝・夕方の礼拝をしていて、これは相愛学園の名物でもあります^^


お念珠をつけて合掌をし、歌を歌うのですが、音楽科さんはソプラノとアルトに別れて歌っていてビックリ!

私の在学中にはなかったことです!







高2音楽科の生徒さんたちは文化祭で「レ・ミゼラブル」を上演したそうで、色紙にその時のお写真を貼って送ってくださいました。

楽譜の無い曲はCDを聴きながら耳コピしたんですって!!さすが音楽科です。




そのあと、普通科の教室の前を歩いている際に教室内から「レ・ミゼラブル」の話題が偶然聞こえてきて、なんだか無償に嬉しかったです。





そして、色紙と一緒に在学中お世話になった先生からこのようなオリジナルワインをいただきました。



母校の先生からワインをいただく日が来るなんて、私も大人になったものだと実感しています。








学校で過ごした6年間の青春の日々は、今も自分の胸にしっかりと刻まれ、ここでの生活の想い出が私をいつも後押ししてくださいます。



在学中は、他校に比べ本当に、なんて、なんて、なーーんて校則の厳しい学校なんだろうと思っていた時期もありますが(笑)、今改めて生徒さんと触れ合ってみて、「なんて若々しく美しいんだろう」と感じました。



在学生の皆さんには、勉強であったり・部活であったり・友達と過ごす時間であったり、“今”しかできない事をぜひ一生懸命に楽しんでいただきたいなと思います。


それが未来の自分へのバトンになるのではないでしょうか。



皆さんの輝きに、これから一層頑張ろうと勇気をいただきました。






また、「売らいでか!-亭主売ります-」 大阪・新歌舞伎座公演で大阪を訪れますので、その時に改めて母校にご挨拶に伺いたいと思っています。



相愛学園の先生方、生徒の皆さん、本当にありがとうござました。












青山郁代