正義と悪
YouTubeを開いたら、たまたま平成ガメラ 大怪獣空中決戦が無料配信されていて懐かしくなって観てました。ガメラは3の邪神〈イリス〉覚醒がとくに好きです。『ガメラ大怪獣空中決戦』から4年後、『ガメラ2レギオン襲来』から3年後の世界を舞台に、とある村で覚醒した怪生物イリスと世界中で大量発生しているギャオスとガメラ、そして人々の戦いを描く。しばしば怪獣映画を見る人間が持つ「いくら正義の味方の怪獣でも、悪の怪獣を倒すために街中で激しく戦ったら一般市民が巻き添えとなって犠牲になるのではないか?」「たとえ悪の怪獣を倒しても、そのための人の死は許されるのか?」という疑問に挑んだ作品であり、キャッチコピーにも「わたしはガメラを許さない。」が使われた。Wikipediaより戦いに巻き込まれ愛するものを奪われた人にとってはガメラは憎むべき相手であり、人間を襲うガメラの敵イリスが時として正義にもなるんだよね。。正義と悪って難しいなぁって思います。イリス気持ち悪いけれど美しい、月をバックにした飛翔シーンは神々しいし、成獣の鳴き声も素敵。無骨なガメラに対してイリスのデザインは割とスマート。ガメラが四神の玄武(司る方位は北、季節は冬、五行は水、四象は太陰)で、イリスが朱雀(司る方位は南、季節は夏、五行は火、四象は太陽)だからこそ決戦の舞台が京都なのもエモい。。ガメラとイリス、対になってるの最高です。イリスが誕生したのが南明日香村なのって、キトラ古墳の朱雀の壁画からきてるのかな…?最後、自分を憎んでいた少女(綾奈ちゃん)を自身の右手を犠牲にして、イリスの腹から助け出したガメラがめちゃくちゃ格好良いです。綾奈ちゃんに向けるガメラの優しい眼差しも良き。ガメラを憎むあまり、綾奈ちゃん自身もイリスと共に無関係な人達を巻き込んでしまったことを涙ながらに謝罪するシーンはジーンときます。憎まれてても助けられる人を全力で救う姿、満身創痍でも独りギャオスの大群に立ち向かう姿が好きです。何度傷ついても立ち上がるヒーローガメラに哀愁も感じます。(仮面ライダーとかもそうなんですけど)欠点や弱点もあるヒーローが懸命に戦う姿に惹かれるんですよね。それと私個人的に(カップリングとかではなく)人外+少女の組み合わせが本気で刺さります。何でだろう(笑)